iMac2020導入!性能のほどはいかに?

ステイホームで家のiMacを使うことが増えて、どんどんテレワークと動画制作環境が充実の一途をたどっていた。そしてついにとどめの一発が入った。iMac2020の購入だ。

動画制作でもしない限りは2年前に購入したiMac2017で全く不足はないのが、動画編集やテレビ会議などを考えるとスペックは高ければ高いほどいい。そして今回発売されたiMac2020はなかなかのコストパフォーマンスだという。

ということで数週間悩んだあげくにポチってしまった。いつもなら最低レベルのCPUにストレージだけは多めにという方針でAppleサイトでBTOするのだが、今回は動画制作も念頭に入れて、CPUは10コアの最上位、描画用チップGPUは中位、メモリは40GB、ストレージはSSDの4TBとかなり奢った仕様となった。

27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデル
 ・3.6GHz 10コア第10世代Intel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大5.0GHz)
 ・40GB 2,666MHz DDR4メモリ(サードパーティ32GBメモリを増設)
 ・4TB SSDストレージ
 ・Radeon Pro 5700(8GB GDDR6メモリ搭載)

2020年9月6日に到着。早速セットアップにかかる。セットアップはMac標準の移行アシスタントを使う。クリーンインストールはできないが、幾多のソフトウエアやデータをいちいちコピーしていては、1週間くらいはかかってしまいそうだ。

iMac2017とThunderbolt3で繋いで、データ移行を行う。全部で2.5TBほどのデータをコピーする。一体何時間かかるのか。15時間以上かかったという情報もある。結果的には、6時間36分でコピーが完了した。但しインジケータが示す残り時間は、4時間-2時間くらいを行ったり来たりで全く正確ではなかった。

移行が終わり各種設定をしているところで気が付いた。Appleのディスク暗号化技術File Vaultをセットしてしまったので、ログインパスワードが必須となってしまった。私しかこのMacは使わないので、いちいち面倒だ。そこでFile Vaultを後からオフにしたところ、問題が発生。Macが起動しなくなってしまった。アップルマークがでて最後のインジケータの辺りで止まってしまって、数時間経ってもそのまま。セーフモード(起動+Shift)で起動してみてもダメ。

次の手段としてリカバリーモード(起動+command+R)を試す。するといくつかの選択枝や設定項目が出てきた。OSの再インストールを試そうとするが、ネット接続が必要。wifi接続が出来ていないのでこれはできない。ディスクユーティリティは関係なさそう。最後に残ったのがtimemachineからの復元。まさかこの短期間の内にバックアップは取れてないだろうと思ったら、あった!この奇跡のバックアップを使ってなんとか復活した。

そんなこんなでセットアップが完了。旧iMacとのベンチマークの比較を行った。

起動
           iMac2017 iMac2020 
 リンゴマークまで   14秒   6秒
 デスクトップまで   37秒   17秒
 ファイル表示まで   44秒   26秒

●さすが4TBのSSD。なかなか早い。iMac2017も512GBのSSDがあるのだが、この速さは嬉しい。

CPU速度(Cinebench)

         iMac2017 iMac2020 
 シングルコア   426pts  483pts
 マルチコア    1546pts 5315pts

●CPU性能は、およそ3.5倍。4コアと10コアだからこれは好成績。インテルCPUの世代が第7世代と第10世代の違いによる。

動画生成能力(FinalcutProX、フルHD動画書き出し)
         iMac2017 iMac2020 
 約4分動画   1分41秒   1分35秒

●なんとたったの6秒しか違わなかった。これは残念だ。ちょっと信じられないが、これが事実だ。ここに一番期待していたのに!

ファイルコピー(USB3.0外付けディスクからコピー)
         iMac2017 iMac2020 
 7GBファイル  13分47秒  7分41秒

●これは望外の速さ。USBの速度がネックでほとんど変わらないのではと思ったら、ディスクへの書き込みはそれなりに時間がかかるのね。SSD凄い。

体感性能

●実のところほとんど感じない。iMac2017と変わらない。動画制作をすれば違うのかもしれない。今後の状況は、ここに追記することにする。



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