宅内ネットワークのハイブリッド化--不安定なWifiを有線で補完

以前の記事で書いたようにわたしの自宅のネットワーク環境はイマイチだった。NURO光自体のインターネット通信はそれなりに良好な帯域を確保しているが、宅内WiFiが不安定。特に私の部屋がONU+ルーター(F660A)の設置場所の2階の対角線にある1階ということで非常に不安定。

キチンと接続できている時はそれなりの速度が出るが、ネットワークに輻輳が生じてなのか、遅くなるとルーターを再起動するまでまともにインターネットに繋がらない状態になる。

パソコン(マッキントッシュ)の方は、常時起動しているからなのか比較的安定しており、5.0Ghz をちゃんと摑んでいるが、iPhoneがだめ。5.0Ghzを摑んでもすぐロストしてしまって2.4Ghzになる。そして最後は、上記の様なことになってしまう。

ちなみにこの記事を書いている現在の通信速度
2020/10/11 17:20
           登り   下り
 iMac2020 5.0Ghz  190Mbps 200Mbps
 iPhoneX  2.4Ghz  14Mbps 26Mbps
 
今回、これを改善すべく下記を検討した。
●WiFi中継器の設置:試してみたが速度の改善は見られなかった。TP-LINK RE200
●メッシュWifi:効果がありそうだがそれなりにコストがかかるため100%の成功が保証されていないので不安

結局、今回トライした方法は以下。
●ルーターにEthernetによる有線LANを増設する。
 ・具体的には、ルーターのLANポートにCAT6aのEthernetケーブルを刺して、2Fから1F自室まで主に屋外にケーブル敷設(屋外の方が楽そうだったから)
 ・自室では、スイッチングハブを経由させPC(iMacなど)は有線で繋ぐ
 ・スマホ、スマートスピーカー(HomePod)はWiFi中継器(TP-LINK RE200)のブリッジモードを利用してWiFiで繋ぐ。

[ケーブルの選定]
今回ケーブルは、カテゴリー6a(最大速度10Gbps)とした。一番コストパフォーマンスが良さそうなことと、配線で窓サッシを通過(2箇所)させるのには、薄いケーブルが必須。窓枠専用のフィルム状の中継器も検討したが、どれもがCAT5までの対応になっている。ここがボトルネックで十分な速度が出ないと思われるので、専用中継器ではなく薄型タイプのケーブルを窓枠を通せないか検討した。手元にサンワサプライの厚さ1.4mmのCAT6のものがあったので、テストしてみたところなんとかなりそうだ。ネット購入だとどの程度の薄さやしなやかさかは確認できないので、このサンワサプライのCAT6Aを窓枠通過には使用することにした。

▼このタイプは採用せず。

画像1

おそらくこの窓枠部分は、いずれ断線する可能性があるので、ここだけ取り替えられる様にこの部分を中継器で繋ぐこととした。

ONU兼ルータF660A--LAN1ポート--ケーブル2m--(←屋内2F・屋外→)--中継器--ケーブル20m--中継器--(←屋外1F・屋内→)--ケーブル2m--
スイッチングハブ--ケーブル3m--iMac
        --TP-LINKRE200(ブリッジモード)--WiFi--iPhone

画像4

画像2

画像3

作業は、いずれケーブルが紫外線などでダメになりそうなので、ほどほどの精度で実施、1時間ほどで完了。

結果は大満足の数字になりました。

2020/10/11 17:20
       登り        下り
 iMac2020  750Mbps(約4倍!)  640Mbps(約3倍!)
 iPhoneX   79Mbps(約5倍!)  79Mbps(約4倍!)

参考になった記事
https://sp1.jp/lancable/

購入したもの
スイッチングハブ
●BUFFALO LSW6-GT-8NS/NWH

LANケーブル(全てCAT6A)
●ミヨシ フラット20M TWU-6A20WH 
●エレコム スーパーフラット2m×2、3m×1 LD-GFAT/WH30
●エレコム 中継器 LD-RJ45JJ6AY2

配線材料
●TERAOKA 気密防水用粘着テープ NO.418
●ニトムズ ビニールテープS J2575
●3M スコッチ 車輛用 両面テープ PCA-05

合計で約1万円の投資でした。


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