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日本人だとシブがき隊が好き(フックン派)

白夜行

TVerで配信されているドラマ『白夜行』(2006年、綾瀬はるか・山田孝之主演)が面白いので、原作の東野圭吾『白夜行』(集英社文庫)を読んだ。面白くて寝るの忘れて1日で一気に読んじゃった。

ドラマは幼少期の事件を起こすところから描き、2人の関係性や葛藤を丁寧に追っているけど、原作では彼らの周りの人物にピントが当てられている。

本文中で2人の心情や関係は完全に伏せられていて、周囲の人物が語る事件や不可解な出来事の脇役に彼らの名前が出てくるのみ。2人の内面は不気味なほど排除され、無感情に淡々と人を殺したりレイプしたりしていて、ドラマとは違う面白さが楽しめた。

タイトルが「極夜」ではなくて「白夜」である理由を考えながら今日は眠ります。

音楽

三島由紀夫は『音楽』の中で、不感症のことを「音楽が聞けない体質」と喩えていたけど、それはそれとして僕は音楽が聞けない。

聴力的に本当に聞けないわけではないけど、NO MUSIC, NO LIFE. と思ったことがない。音楽が嫌いというわけではなく、聴覚の感度が低すぎる気がする。ドラマでも字幕をつけないと(視覚に頼らないと)、耳で聞くセリフは頭に入ってこない。

職場に「大和(だいわ)さん」から上司宛てに電話がかかり、それを取って上司に渡すときに「やまとさんからです」と伝えてしまったことがある。
「だいわ」という聴覚情報を一回頭に「大和」とメモし、それを「やまと」と読んだから間違えてしまった。

以上、僕の聴覚が当てにならないエピソード(あるいは視覚に頼りすぎているエピソード)でした。

そんな音楽が聞けない僕が好きな音楽を紹介します。

台湾のMC熱狗「厭世吉娃娃」。
この世を憎むチワワ(吉娃娃)の歌。多分違う。歌詞が分からないので中国語の勉強を頑張る。歌詞の翻訳を来夏の自由研究にする。キムバニさんみたいな独特の言葉で表現できるようにもなりたい。
「ウォーキングデッド」のところの振り付けが好き。歌詞で好きなところは「天空都是黑色的烏鴉」(空には黒いカラスがいっぱい)。
この曲が一番好きで、40分の散歩中ずっとこれを聞くこともあった。

五条人「地球仪」。
国名が歌詞に散りばめられている歌詞(多分)。中国のSNSの「今何聞いてますか」のインタビュー動画でこれを聞いている人がいて、ワンフレーズ流れただけで魅力されてしまい、五条人のことも好きになった。
どの曲も哀愁が感じられて(音楽を知らないので、それが歌詞なのかテンポなのか楽器なのか何によるものなのかは分からない)、土曜日の昼下がりに親の運転する車に乗って、遠くから野焼きの匂いがするみたいな気持ちになる。
野焼きの匂いが分からない都会育ちの人は、『千と千尋の神隠し』(DVD版)の冒頭、後部座席でダルそうにしているオレンジかかった千尋を思い浮かべてください。

同じ五条人の「越南」。真ん中の女の人の踊りが妙に心地よい。夏の夜に川沿いで生ぬるい風を浴びているみたいな気分になる曲。
五条人はどの曲も素敵。もし心に刺さった同輩がいたら他の曲も聞かれよ。

頑童MJ116「生煎包」。
中国語も分からなければ音楽業界のことも分からないので、頑童MJ116の名前のどこで区切るのか、どこまでが名前かも分からない。頑童はわんぱく小僧みたいな意味(多分)。
歌詞は餃子をテイクアウトする意味(多分違う)。

DJ MR.GIN「ANIKI」。
これは台湾語(多分)の歌詞だから、歌詞を調べても何を言っているのか全く分からない。でもやっぱり兄貴の歌だと思う(多分)。
しかし分からなさを上回る歌の中毒性により、気が付けば「アニキステハ」「カッゼマオイシー」と口ずさんでいる。

自分が普段聞いている音楽の話を人にすることないし、しろと言われてもするべき話もないので、こうしてタラタラズラズラ書けるのは………楽しい!
上の音楽から「こいつ、これ好きなんじゃないかな」という曲が導かれれば教えてください。日本人だとシブがき隊が好きです(特にトラトラトラ)。

毒にも薬にもならない、ただのYouTubeのリンクを貼ってるだけのこのページをここまで読んでくれた人はありがとうございます。さようなら。

おまけ

画像を整理してたら、去年の夕方の情報番組を咄嗟に撮影したのが出てきた
フックンとfuckの落書き

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