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『おっちゃん』感想とメタ思考

これは、男性ブランコのフアンの、ただの感想である。

配信延長、おめでとうございます。
重版出来に、似てますね、配信延長。

男性ブランコのコントライブ
"やってみたいことがあるのだけれど"
内の
1コント『おっちゃん』(コントタイトルは小生が誠に勝手ながらつけました)

小生はこのコントを観た時、
『"かっちゃん"って、小生も言いたい!』
と思った。

"おっちゃんの告白ってのがそもそもあんまりないねん"

いくつになっても素敵な人と出会えるのは
いいことだ。

小生は、喫茶店の中でかったいプリンとにっがいコーヒーを飲みながらこの光景を観ていたい。

"かっちゃん!かっちゃん!"
"無理や!無理や!"

かっちゃんはブルゾン
せいちゃんは釣りベスト
着替えるとあの頃に戻れる。

いつだって、せいちゃんを助けてくれてたかっちゃん。どこかキザなかっちゃん。
かっちゃんの優しさにすこし甘えん坊なせいちゃん。

晴れてわたこさんとお付き合いできたかっちゃん。よかったね…

真実を知ったとき、切なさと、読書の足りないかっちゃんをすこし恨んだりした。あの状況をも疑わないピュアさは羨ましさすらある。

あの頃のかっちゃんせいちゃんとおっちゃんのかっちゃんせいちゃんは、リバーシブル。
時代とともに裏返った関係。
もう、片方の面を着ることは一生ないのかもしれないけど。

かっちゃん、わたこさんと、幸せにな…!

#やてみた

ここからはメタ思考。
というかこのネタは感想にメタを入れなきゃ話せない見せ方に特徴のあるネタですが。
メタメタなネタの根を掘り出します。
完全なる小生の妄想畑です。
苦手な方はお引き取りくださいませ。



まずはじめに余談になるが、小生が一番好きな男性ブランコのコントは
"シロツメクサの冠"なので、こうゆうコントはたまらないのである。

ありそうで、なさそうで、
でも絶対地球のどこかでは起こっているであろうシチュエーション。
そこに目を向ける平井さんは"日常の豊かさ"にちゃんと気付ける人だよな、とつくづく思う。

バチバチな関西弁もまた、関西出身の二人だから成し得る技で、聞いてるだけでほくほく、笑いが込み上げた。

このコントを話す上で絶対欠かせないのは
"服を着替えると時代が変わる"
という点だ。
小生は京都でこのシーンを観た時、
鳥肌が立ったのをはっきりと覚えている。
特に浦井さんの声のトーンのグラデーションに。

感想でも書いたが、
"リバーシブル"という点が
かっちゃんせいちゃんの関係性が時代を経て逆になったことに掛かっていて、これがまあみごとに綺麗なネタだなあと思った。
これは、服好きで言葉遊び好きな平井さんの良いところが存分にじゅわんじゅわんに滲み出た結果だろうな。

また、告白成功時のせいちゃんの喜び方が、シロツメクサの冠のおとうちゃんそのまんますぎて、もしかして…と小生は考え込んでしまう。
みいちゃんのおとうちゃんおばけがこのコントに遊びに来てたらいいな。

これは、男性ブランコのフアンの、ただの感想である。


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