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お嬢様だったことを思い出した日

ついに今日、私はお嬢様だったことを思い出したのである!


執事の舘というのを知っているでしょうか?完全会員制、完全予約性で主の手帳を持たなければどこにあるかわからない、超ハイパーお嬢様(お坊ちゃま)になれる奇跡のサービスなのですが、ついに私も帰宅することが出来、感涙だったのでマジで感想を綴らせて欲しい、マジで。ですわ。(偽物お嬢様)

まず、こちらの手違いで遅刻してしまいパニック状態で指定された場所へ「帰宅」したのですが、怒られる!出禁になる!ヤバい!と焦っていた私にニッコリとお待ちしておりました、と声をかけてくれたロン毛にスーツのイケメン、もうこの時点で執事が出迎えてくれる、最高…めちゃくちゃ優しい、イケメンの執事がお嬢様大丈夫でしたか?寒くありませんか?と気遣ってくれる。天国か?仕事だったらぶん殴られてた

そして、そのまま舘の中へ案内してもらうと、執事の皆さんからお帰りなさいませ、と挨拶を貰うのだが、ここの辺りで「私はもしかしてお嬢様だったのでは……?」という錯覚に陥る、そして撮影等が完全に禁止なので、執事にここでコートや携帯などを預かって貰い、今回はティータイムの予約だったので.*・゚ティーパーティー .゚・*.が開催されることになる。キッシュやマジでなんて言ってるかわからないけどマジで美味しい料理やお菓子、ケーキ等を上手いですわ!上手いですわ!(偽物お嬢様)と優雅に嗜んでいると、お付の執事(最高)やばあやが様子をちょくちょく見に来てお話してくれたり、服やらネイルやらアクセサリー、全部何から何まで褒めてくれるので、もう食事中は自分の事をお嬢様と信じて疑わなかった。確実にあの時間、縦ロールツインテールの傲慢貴族お嬢様だった。私は。
お父様もお母様も貴族でペットの黒猫を兄弟で可愛がっていて、お庭には花畑が広がっている光景が、見えた。


帰り際も遅れてすいません;;の意を伝えたのだが、お嬢様、またいらして下さいね、また会いとうございます。と執事とばあやに言われて感涙 私はお嬢様やったんや…


舘を出ると、お出迎えしてくれたイケメン執事が寒いですから、とカイロを渡してくれてキュンとした。お母様!私この執事の給料を倍にしたいわ! そこで予め呼んでもらっていたタクシーに乗り込み、いってらしゃいませ、と送り出して貰ったわたくし……最高過ぎてまた帰宅するのを決意。


家帰ってタバコ吸いながら、お嬢様成分が抜けていくのを悲しみながら書いてます。はあ、主の手帳があると友人を招待することもできるので、今度はフォロワーと行きたい、完全お嬢様(お坊ちゃま)コーデで皆の者ごきげんよう🎶って言いながらご帰宅したい…ッ!!!

フォロワー、俺と、お嬢様/お坊ちゃまだったことを思い出そう。あとイケメン執事にまた会いたい。[完]

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