魅惑の国道43号線
大阪に引っ越してきた2017年のある日。
店長「やっぱヨンサンシタは熱いですよ!」
私「・・・やっぱり!あざぁした!」
そう言って私は釣具屋を後にした。
「・・・ってかヨンサンシタってなんだよ」
私はすぐに彼女を頼った。
「Hey、Siri。ヨンサンシタって何?」
しかし、彼女が自信満々で提示する情報に「434足」という文字が見えたため、私は無表情で彼女の回答を遮るようにiphone SEのホームボタンを押した。
帰阪して3年目。今ならわかる。
ヨンサンシタとは「国道43号線の下」の俗称である。
※※以降、文面では43下と記載します。※※
43号線は阪神エリアの大動脈であり、西から順に、左門殿川→神崎川→淀川→安治川→尻無川→木津川の上を通る(六軒屋川については触れません)。
43号線はそれらの河川に対して、日中には大きな日陰を作り、夜には魅力的な明暗を作る。多くの世捨て人や釣り人が、その43下の魔力に引き寄せられるのである。
今回の記事では、各河川(淀川を除く)における43下について比較しようと思います。今後の釣行のご参考にしていただければ、これ幸いです。
※※なお、今回の記事は一般論ではなく、一個人の経験に基づくものです。※※
1.左門殿川の43下
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