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大会企画案「Masked X -漏洩禁止-」

#スプラ非公式大会談義を受けて

ここ数日間の議論の流れに、端を発して公開したnoteが以外にも
多くの方にみていただけているようなので今の内にちゃんと「大会シーンを盛り上げる」方面でもなにか案を出してみようということで考えてみた。
それはさておき

自分からこんな発言しておきながら、本当に参加させてもらえるとは思っておらず、しっかりとした下準備もできないままで参加してしまったことを今では反省している。「あかつきさんなら!」みたいなことを思ってくださった方もいたようですが、ご期待に添えず申し訳ない気持ちである。
とはいえ私にとっては結構有意義な反応が色々伺えた場ではあった。
そんな余談はさておき本題に入ろう。

「知らない」と「即席」を逆手に取る

今回の様々な反響や大会に参加するときのチーム結成の流れを見る中で印象に残ったのが「そもそも出ているやつが誰か知らない」という視聴者サイドの意見や「だいだい同じメンツが勝ってる」(実際はそんなことないのだが)というものや、そもそも「固定チームを組む」という流れが無くなっていて「即席で出る」というのがトップ層であっても参加のスタイルになりつつあるというものだ。
即席で出る場合は当然顔見知りと組む傾向が強くなるだろうし、顔ぶれが似通ってくることも想像には難くない。
出てるプレイヤーのことを知らないというのは中々厳しい意見だが、知ってみようという興味の部分にタッチできていないのだろうからやむを得ないことかもしれない。

なら逆に全部隠してしまえばいいし、即席であることを活かせばいいのではないか

情報を敢えて「Masked(覆った)」状態にする

私が考えた企画案、仮題として大会名を「Masked X -漏洩禁止-」と名付けた。
イメージとしてはこのnoteのカバー画像と同じようなマスクマン、つまり「その正体が誰なのかわからない」ような状態でプレイヤーのに参加してもらうという試みだ。
そしてそれは味方として組むプレイヤーすら、厳密にはお互いが誰かわからないという状態でチームを組み戦って勝敗を競うことを意味する。
"X"という単語を付けたのはXが未知のものを表すことと、Maskedという単語とつなげることでプレイヤー名のような印象を与えるワードになるからだ。
じゃあ”漏洩禁止”とはどういうことだろう

「告知しない」ことを逆に是とする

トップ層のプレイヤー達が、昨今の大会に参加するときに事前に「これに出ます」みたいなポストをしないし、仮に開催目前で配信を行ったとしても途中で負けてしまったら早々に配信を切り上げてしまうみたいな状況があるというような話があったように思う。
大会運営者サイドから見てみれば、これは結構残念な状況と言える。出ていることを広めてくれるだけでもそれは宣伝の効果を生むので、意味があるからだ。
しかし、それならそれで逆に「告知を一切させない」「配信も遠慮してもらう」様にしてもらうのもありかもしれないと考えた。
漏洩禁止とはそういうことだ。つまり、この大会に出るプレイヤーは「参加することを広めてはいけない」し、「大会が終わるまで出ていることを悟られてもならない
なんなら出ることが知られてしまったら出れないという仕組みすら組み込んでもいい。
「出てるのがこいつだからどうせこいつが勝つだろう」みたいな先入観を見る側から排除し、「誰が出ているのかわからないけどもしかして…」みたいな面白さを生み出そうという意図がある

純粋にただプレイだけを見て楽しんでもらう

出ているプレイヤーが誰だからわからないならそもそも視聴者が見ないのでは?という意見もあるかもしれない。
だが、誰かわからないということは名前や過去の実績に引っ張られずに純粋にそのプレイヤーのプレイにフォーカスして見ることにつながると思っている。
もしかしたらそこに新たなスターが生まれる素養があるかもしれない。あるいは上手い選手の上手さに改めて気付けるような形になるかもしれない。
情報をそぎ落とすことで普段気づかないことに気付ける可能性が出てくるというわけだ。

それなら招待制でやったらどうか?という意見が出てきそうだが、そうなると参加者の幅が狭くなってしまう。敢えてオープンに募集することで、様々なプレイヤーが出てくる可能性が見込めるため、より面白くなるのではないかと思う。

どこまで情報をそぎ落とすのか

情報を削り過ぎてもカオスになって企画倒れになってしまう。例えば募集をかける際は以下のような情報をもらうとどうだろう
・名前
・X(TwitterID)
・最高XP
・得意なルール
・持ちブキ1
・持ちブキ2
・持ちブキ3
・レンジ
・ロール

この中で公開されるのは太字の部分のみ、それ以外は一般には公開しないものとする。
参加を表明したプレイヤーの中からXPの高い人をリーダーとして選出してもらう。もちろんこの時も誰が選出されたのかは他のリーダーや参加者にもわからない状態にする。
そしてそのリーダー達を個別にDiscordサーバーなどに集めて、ロールなどを駆使して誰がいるのかわからない状態にして、先の太字の情報だけをベースにしてドラフト形式で味方を選んでもらう。というわけだ。
なんなら、選択するときの様子は大会本編とは別枠で配信を行ってもいいと思う。テキストチャットと読み上げbotを活用して、あたかも謎のマスクマンが伏せられたプレイヤー情報の中から組みたい味方を選ぶというわけだ。

もちろん、対戦パートでも通話は禁止

誰と組んでいるかの情報は知られてしまったら意味が無い。プレイベートマッチの部屋に入るときは確実に別名設定をしてもらう必要がある。
例えば甲子園のように「ブルー1」「イエロー1」のような名前でいいだろう。
通話もつながせない。声で誰かわかってしまうし通話による連携ができてしまうからだ。
徹底して情報は伏せる必要がある。あるいはプレイからそれが誰かがにじみ手出てくるのならそれはそれで面白い。ブキの第一人者とかであればそんな予想も起こるのかもしれない。でも誰かは断定できない。だからこそ面白いのではないかと思う

実況解説陣にも情報は伏せておく

情報が開示されないのはなにもプレイヤーや視聴者だけではない。実況や解説を務めてもらう人にも「誰が出ているか」の情報はわたさない形でただ、プレイに対する実況と解説をしてもらう形を取る。
個人の情報がないから必然的にプレーそのものにフォーカスを当てての実況解説になる。ウデの見せどころでもあるし、ウデを磨く場にもなるかもしれない。

オープン募集だからこそ

情報は徹底して伏せるので、XPの高さはこの大会では関係がない。
むしろどんなプレイヤーが出てきてくれてもいい。「私のプレイを見ろ!」って自己顕示欲のある人も大歓迎だ。
XPという数値が出てこないし、誰かもわからないのだから見る側だってその人がどれぐらいの実力を秘めているのか想像しようがない。
「このぐらいのXPだから」「この人だから」これぐらいのパフォーマンスだろうみたいな予測も立たないので見る側もプレーを純粋に楽しめるのではないかと思う。

ネタバラシは勝敗が決した後で

実況解説陣にすら伏せられた中で、いったいいつ「あのマスクマンは誰だったのか」が明らかになるのか。
それは雌雄が決した時が一番だと思っている。つまるところ優勝(順位)が決定した後だ。

優勝インタビューで、初めて4人のマスクマンが誰だったのかが公開されて、チーム同士すら「え、そうだったんだ」となり、視聴者も「え、この人達だったのか」となる。もしかしたらプレーが目に焼き付いて視聴者が大会終了後にその人のファンになってくれるかもしれない。
優勝できなかったチームについても大会終了後に情報を公開する形にしてみよう。チームを組んだ味方が誰だったのか、もしかしたらこれまで知らなかったプレイヤーで、でもやってみたら動きやすかった。みたいな手ごたえを感じでそこに新たな交流やチーム結成の流れができるかもしれない。
XPではそこまで突出してないプレイヤーが、謎の活躍を果たして脚光を浴びるかもしない。
情報を隠していたからこその影響がこれだけ望める見込みがある。
そしてエンターテインメントとしても十分楽しめるのではないかと思う。

どう?見てみたくない?私は見てみたい。

課題というか開催の壁

「情報を徹底して伏せる」というコンセプトの都合上、開催するには運営側に相当な体力を要する。
また参加者が集まらないと企画倒れになってしまうので知名度も必要になる。
ドラフトや大会進行上の手続きを考えるとスタッフの人数もそれなりに必要になってしまうだろう。

タイカイサポートもプレイヤー情報を伏せる面では使いづらいように思うので、ヘヤタテを使うことになると思う。
ここまで抜き出しただけでも中々ヘビーな話だ。

少なくとも私は発案者だが、これを実行できるマンパワーや知名度を持ち合わせていない。
正直実現出来たらめちゃめちゃ面白いと思うだけに残念でもある。

というわけで、誰かこの企画やってくれません?

と、丸投げせざる得ない。これがどこかの目に留まることを願うばかりだ。

そういうわけで今回は盛り上がるような大会の企画を考えてみました。
また画期的なアイディアが思い浮かんだらシリーズ化したいと思います。
皆さんも神アイディア浮かんだらぜひ聞かせてください

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