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第一線で活躍する現役ライター直伝!「読みやすい文章」の書き方

第3回!編集ライター講座「文章の書き方」


こんにちは。本日も新米編集者じょー(仮)がお届けします。

先日行われた編集ライター講座第3回目のメイン・テーマは「文章の書き方」。
今回は特別講師に現役のライターとして第一線でご活躍されている倉田モトキさんをお迎えし、トークに参加していただきました。

倉田モトキ(くらた・もとき)
「東海ウォーカー」「東京ウォーカー」のライター、編集。 2000年頃から舞台、映画、ドラマ、声優のインタビューを中心に活動。2008年には「香港ウォーカー」の立ち上げに参画し、1年間副編集長を務める。 携わった作品に『NACS HOLIC2008-2017』、『ヒーローの声』(古谷徹さん自伝エッセイ)、『ウーマンリブ』(宮藤官九郎作・演出の舞台パンフレット)など。

今回のnoteでは、講義の入り口部分にあたる
「読みやすい文章のポイント」
についてお伝えします。

①正しい日本語で書かれている

日本語を間違えることなんてそうそうないように思えますが、実はプロであっても日々研鑽が必要。
倉田さんは正しい日本語、伝わりやすい表現を身に着けるために
・「好きなインタビュー記事を写経のように写す」
・「文章を書く前に好きなインタビュー記事を読む」
ことを実践しているのだとか!
インタビュー等を通し耳で聞いた話を書き言葉にするとニュアンスが変わってくることもあるので、この部分の感覚を身に着けるのにも役立つそうです。
勉強になります。

②誤りや”思い込み”がない

様々な情報が飛び交い、それをすぐに入手できる現代。
その分プロとしてなにかを発信する時は、その「情報ソース」を提示できるようにする=真偽を確認する必要がでてきます。
また、「これくらいはみんな知っているだろう」という”思い込み”をしないよう、自分とは全く違う立場の読者(初めてその情報に触れる読者)を想定することも求められます。

③構成が意識されている

・起承転結などの組み立てを意識し、読者へ配慮する
・リードや見出しを効果的に使う

会話をしていても、話題と話題が全くつながっていないと行き違いや混乱が生まれますよね。(私はよくやってしまいます……)
文章も同様に、ストーリーがあったり流れが途切れない構成となっていたほうが読みやすいはずです。

倉田さんは、インタビューの前に20~30もの質問を用意していくそうですが、その中でも特に聞きたいことを3つ4つ意識しておき、そこに向かってインタビュー全体でも流れを作っているとのこと。

「リード」や「見出し」もつけることによって、「このような趣旨でこのインタビューを行っています」「ここで内容が一区切りつきます」という内容の補足につながり、ストーリーをわかりやすくするのに効果的です。

④パンチラインがある

③にも通ずる部分ですが、「『ここを読ませたい!』という狙いを持っておくと、自ずと文章が整理され読みやすい文章になるのでは」(弊誌川戸)、とのこと。
確かに、淡々と同じテンションの文章が続くと重要ポイントも読み飛ばしてしまいそうですので、この打開のために効果がありそうです。③でご紹介した「リード」や「見出し」も近い使い方が出来ます。
また、この「パンチライン」は、文章だけでなくプレゼンの時などにも説得力を増すのに使えそうなテクニックですね。

いかがでしたでしょうか。
意外と忘れてしまいそうなポイントや、私としてはわかってはいてもなかなか実現できない……というポイントまで、様々だったかと思いますが
これらを心得ておけば、上手な文章の書き方にも直結しそうです。

次回は「編集者インタビュー」!
受講いただいている皆様に、実際にインタビューを行っていただく回となっております。

今後もこちらで講座内容を掻い摘んでご紹介できればと思いますので、
またぜひ覗きにきてください!

https://form.enq.kadokawa.co.jp/cre/?enq=AS6Apx2pEkI%3d

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