目を覚ます時
朝になると目が覚める。
それは、朝日が部屋を照らすからである。
2020年初頭から、日本も世界も偽りの中で闇に包まれている。
この闇の中で人々は圧迫され、その世界に「飼い慣らされて」いる。
しかし、どんなに暗い闇であっても、ろうそく一本の灯の放つ光に勝つことはできない。全体像を照らすまでの力はないかもしれないが、闇は光に打ち勝つことはできない。そして、その小さな灯が連結され増えてゆくなら、部屋全体を照らし、やがて灯台のような強力な光にもなることができる。
闇に慣れた目は、光を恐れるかもしれない。
闇に慣れてしまった心は、闇の中で自分が鎖につながれていることさえにも気が付かなくなる。
ゆえに、今は目を覚ます時である。
朝日を見ても、布団の中に体を丸め、頭を覆う人もいる。
そのような人は、早朝の凛とした空気のすがすがしさを知らない。
今は、布団をはねのけ、一気に外に出る時である。
なぜなら、そのように始める一日こそが、本当の人生であるから。
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