ふつおた供養①

文田さん、根建さん、アルフィーのみなさん、こんばんは。

僕は、3人組のバンドを組んで活動しているのですが、先日、解散の危機に陥りました。

理由はもちろん、「方向性の違い」です。

ボーカルの僕は、音楽活動メインで行いたいと思っていたのですが、ギターのメンバーは、トークや幕間企画など、笑いの要素を入れ、じきにバラエティに引っ張りだこになりたいと言いだし、ドラムのメンバーは、ビジュアル系のような見た目の奇抜さで引きつけたいというコンセプトがぶつかりあっていました。

こうして、方向性の違いによって、

僕らの矢印は3つのそれぞれ違う方向へといったのですが、ここで奇跡が起こりました。

なんと、この3つの矢印が
3方向へと引っ張り合い、
3つの力がつり合ったのです。

僕とギターのメンバーが進んだことで生じた合力と
ドラムのやつが進んだ力の向きが真反対だったことで生じた奇跡です。

なので僕らは「方向性の違うバンド」として活動し、その“絶妙なバランスの関係性“が
世間から受け入れられ、
メディアへの露出が増えました。

僕はギターのメンバーのおかげで、
バラエティ番組への出演が増えていくと徐々に
「音楽活動もいいけど、バラエティとかに出て、
トークとかで笑いを取るのも悪くないかも」と
思い始めたところで問題が発生。

どうやら、僕の方向性が、
ギターのメンバーの矢印に
寄り添おうとしたことで、
力のつり合いが崩れてしまいました。

ギターのメンバーに、
再び力はつり合うように、
軌道修正を頼みましたが、無理でした。

なぜなら彼も、1人だけビジュアル系な見た目ということで、バラエティでいじられることに
味を占めてしまったようです。

力のつり合いが保てない今、
解散するしかないと思ったその時、
あることに気がつきました。

僕も、ギターも、ドラムも、
「バラエティにもっと出たい」という
同じ方向を向いていたのです。

「方向性の違うバンド」という
肩書きは消えましたが、
前よりも、控え室の空気が明るくなったようで
よかったかなと思いました。

文田さん、根建さん、内部のことはよくわかりませんが、見た目の方向性はまるで違うアルフィーのみなさんは、出演したいバラエティ番組はありますか?

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