ふつおた供養(ジハ)

文田さん、根建さん、宮川大輔さん、こんばんは。

先日、学校の球技大会に参加した日のことです。
バスケをして、熱くなった相手から
肩をぶつけられ、僕は吹き飛ばされました。

そいつは、僕に手を貸しながら
「この程度で吹き飛ぶとは思わなかったわ」
と僕に言いました。

そう、喧嘩を売ってきたのです。
僕は、試合中でしたが、
急いで荷物から財布を取り出し、
「いくらだ?いくらなんだ?」と
そいつの売った喧嘩を買おうと考えました。
現金で払おうと思いましたが、
友達は現金を受け取ろうとしませんでした。

「そうか、今の時代、キャッシュレスだから」

僕はそう思い、PayPayで
支払いをしようとバーコードを見せましたが
彼は受け取ろうとしませんでした。
交通系ICにも全く反応しません。

なんでだろう、と思い、
体育館の入り口に目を向けると、
そこには券売機が。

どうやら、そいつは
先に食券を買って、厨房に渡す
松屋と同じシステムだったようです。

近づいて、券売機を見てみると
「喧嘩 680円」と書いてありました。
680円!大塚愛価格!!
と嬉しくなり、
「喧嘩 10回分」を押し、
回数券が出てきました。
10枚綴りで1回分無料です。

トッピングに味玉も追加し、
いざ、彼に1回分の喧嘩と
味玉トッピング券を渡すと、
味玉を握りしめた彼が殴りかかってきました。

殴る!蹴る!の応酬の末、
僕は彼にマウントを取り、
勝利かと思われたその時、
彼が僕の顔に「ハァー」っと息を吹きかけ、
あまりの激臭に
僕がひるんだところ、
彼から反撃を喰らってしまいました。

どうやら、僕が喧嘩の食券に
「にんにくマシマシ」と◯をつけたことで
彼が大量のニンニクを食べた後だという
オプションが加わってしまったようです。

喧嘩に負け、空を仰いで寝そべる僕に、
そいつは手を差し伸べてきました。
「お前、いいパンチ持ってんじゃねえか」
「そっちこそ」
僕らの間に固い友情、
いや、バリカタな友情が芽生えました。

帰りに2人でラーメンを食べて帰りました。

文田さん、根建さんは
九州言ったらうまかっちゃんですか?

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