赤黒バイク構築・採用カード解説【アドバンス構築】
まず始めに
こちらの記事をお読みいただきありがとうございます。
筆者について少し自己紹介をさせていただきます。
ハンドルネームを「ダビデ」と言います。
主に関東を中心にデュエル・マスターズにて活動しており、目立った成績は以下。
CS優勝🏅×6
準優勝🥈×1
3位🥉×1
GP9th ベスト128
今回は筆者が最近非常に気に入っている【赤黒バイク】というデッキをご紹介いたします。
このデッキのコンセプトは2つ。
1.侵略ギミックを使って早期に相手のシールドを削り、ダイレクトアタックによってゲームを決める。
2.禁断解放による盤面リセットやカウンターによって、最終的な押し込みを行う。
やることはシンプルながらも、ビートプランが多彩で、なおかつ禁断の使い方によって勝率が大きく変わる、アドバンス特有の面白さを秘めたデッキとなっています。
それではデッキリストおよび採用カードを見ていきましょう。
デッキリスト
採用カード
《カンゴク入道》
赤単速攻や赤黒邪王門でお馴染みのリソースオバケ。
バイクデッキは、侵略元と侵略先の2種類のカードを引き込むことで初めて最大火力を発揮します。リソース確保と打点という2つの役割を持つこのカードはこのデッキの縁の下の力持ちです。
《スプーン=ンプス》
役割はカンゴク入道と同じく、2ターン目のハンド確保かつ打点。
このデッキの貴重な黒単色であり、アビスラッシュ持ちのため、封印から落ちた際に後続の打点にもなってくれるスゴイやつ。
《影速 ザ・トリッパー》
令和のトリッパーは、SAとコマンドを持っている。
先攻で出すと実質EXターンを取れる最強カードです。
2コス帯のクリーチャーと合わせて、3ターン目に相手のシールドを削っておくことでキルプランが増加するので、ハンドと相談して押し引きを決めましょう。
《轟速 ザ・レッド / 超次元キル・ホール》
キル・ホールがコマンド持ちのツインパクトになりました!
実は前回のEXパックであるデュエキングMAX2022で収録されていたのですが、筆者は完全に忘れていました←
カード検索でキル・ホールを調べたら出てきてビックリ!
実質的な3コストバイクが8枚搭載出来るうえ、超次元ゾーンのおかげで多くの選択肢が取れる便利カードです。
とこしえの超人やオニカマスなどのメタクリがいる場合や、ガイアッシュをケアしたい場合は上側のザ・レッドとして使うことも良くあります。
《絶速 ザ・ヒート》
新カードその1。
登場時、封印込みで公開領域を4枚広げることができ、さらに好きなクリーチャーを墓地から回収可能。
レッドゾーンFやバルチュリスなどの手札に抱えなければいけないフィニッシャーを持ってきたり、一王二命三眼槍を拾ってカウンターに備えたりと、1枚プレイ出来ると出力が大幅に上昇します。
先攻カンゴク→トリッパー→ザ・ヒートはこのデッキの黄金ルート!
《ドキンダムの禁炎霊》
新カードその2。
ソニック・コマンド持ちのSTタマシードであり、このデッキのカウンタープランの要です。
このカードの強みは何といっても、タマシードゆえケアされづらいこと!
「相手のシールドを0にしたけど、打点が止まってしまった。返しのターンに殴られたら負けだ…」
そんな時でも、このカードが1枚トリガーするだけで禁断によるカウンターが可能!
ソウルからソウルを釣り上げることが出来るため、最大5枚まで封印を削ることが出来ます。
禁断というアドバンスゆえの強みを最大限活かしているカードです。
《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》
アタック中、相手はGSを使用出来ない、実質JO退化の禁断のモモキングダムです。
レッドゾーンF+3点バイク+バルチュリスはこのデッキの必勝パターン!
またそれだけではなく、最低でも単体で3打点まで生成可能なので、先に小型で刻んでおき、次のターンにジャスキル以上を狙うといった択もあることを覚えておきましょう。
《禁断の轟速 ブラックゾーン》
新カードその3。
このカードが収録したからこのデッキを作ったといっても過言ではありません!
手札と墓地のどちらからでも侵略可能な3点バイク!
さらに封印付与によって相手のボードにも干渉出来るイカれたスペック!
封印からポロリと落ちた瞬間、いきなり3kill出来るようになることも。
盤面処理、手札の節約、打点と弱い部分が一切なく、このデッキの核を担うカードです。
あと、何といってもイラストがめちゃめちゃいい!
《龍装者 バルチュリス》
フィニッシャー枠。
STやGSをケアして最後の押し込みを行うことができ、侵略先のバイクが1種類しかなくともキルまでの到達を可能にします。
詰めの際に1枚あればいいので、2,3枚が適正枚数。
《一王ニ命三眼槍》
対アポロ用受けカード。
赤青アポロのダイレクトアタックを交わしつつ、返しでカウンターを狙います。
カンゴクやスプーンの盾回収がある関係で、ハンドに抱えられる受け札が望ましいと判断してこのカードの採用となりました。
比較的自由枠ですので、環境に合わせて後述する採用候補と入れ替えても良いと思います。
《轟く侵略 レッドゾーン》
3点バイクの傘増しです。
ブラックゾーンと合わせて使うと大体の盤面が消し飛びます。
ブラックゾーンと違って、手札に抱えなければいけないため枚数は控えめに。
《熱き侵略 レッドゾーンZ》
シールド焼却により、ケア出来ないはずのSTをケア出来るようになる(ことがある)カードです。
カツキングが入っている対面に、Z→フォーミュラで侵略すると、カツキングが有効STになってしまうので、必ずフォーミュラ単体で2点を入れ、その後に侵略するようにしましょう。
《伝説の禁断 ドキンダムX》
このデッキの核。
カウンターによる盤面リセットや追加打点として利用します。封印から欲しいカードがポロリすることも多々。
また、忘れがちですがコスト4以下の呪文に選ばれない効果も強力です。
負け筋にもなりますので、封印を剥がす処理は強制であることを忘れず、コマンドの出し過ぎにはご注意ください。
《STARSCREM》
ほぼキル・ホールから出すのはコイツ。
3ターン目に出せるコマンドであり、不確定ではありますがガチンコジャッジに勝利すると2打点になります。
※注意
出たターン攻撃して、裏返っても覚醒したわけではありません。レッドゾーンFでアンタップしても、BOT MODEの召喚酔いは無くなっておらず、SAでもないので要注意!
参考のよくある質問
《他サイキッククリーチャーについて》
使いそうなところを投入していますが、使う場面にあまり遭遇していないので好みで適切にいじってみてください。
採用候補カード(2023.3.4現在)
《Re:奪取 トップギア》
コスト軽減によるザ・ヒートの早出しやマナ置きを1ターンサボりながらトリッパーを出すことができます。
3ターン目の最大値は大きいのですが、除去された際にテンポロスしてしまう点と、キル・ホールと合わせて引いている時に恩恵が薄かったので不採用となりました。
《うしおこまる》
カンゴク、スプーンの3種目。
登場時に自盾1枚焼却、1ドローと、スプーンと比べて1枚分多く公開領域を広げられます。
しかし、多色である点と、攻撃後の自壊効果のせいで刻むプレイが取りにくくなるので優先度は低め。
ブロッカーに意味がある環境になったら検討するかも。
《星空に浮かぶニンギョ》
ドラグナー系統やコントロール対面に出すとかなり時間をもらえます。
しかし、先手で出さないと間に合っていない場面が多く、ハンドも減ってしまい、打点が細くなる点が気になりました。
刺さらない対面には全く刺さらないため、ドラグナー系統が減ってきている現在は採用を見送っています。
《マグナム・ルピア / クリムゾン・チャージャー》
オービーメーカーに先出しするとほぼ勝ちになります。
ターン制限がないため、盾のロージアや、踏み倒しに反応したガイアッシュなども破壊可能。
下面の呪文もミクセルやキャディなどのメタクリ除去に使用できます。
《U・S・A・BRELLA》
対青黒サガ殲滅カード。
サガ目線ではゼロバースで取れないためループに入るためにはオブザから除去しなければいけません。
こちらもターン制限が無いため、相手の盾の迷いはないをケアすることが出来ます。
動きを優先したいので今回は見送り。
《単騎連射 マグナム》
最強のSTケア。
対面によってはこれを添えて殴るだけで確定勝利になります。
枠さえあれば一番積みたいカードです。
《暴走 ザバイク / ブンブン・バースト》
低コスト除去呪文付きバイク。
とこしえの超人にも触れることが出来る点が非常に優秀。
ザ・ヒートから拾える点も評価が高いです。
《S級不死 デッドゾーン》
墓地から侵略可能な3点バイクであり、ザーディクリカや最終モルトも除去可能です。
レッドゾーンFと一緒に侵略が出来ないため、ブロッカーを乗り越えることができない場合があるので採用は見送りに。
黒単色が貴重なので十分採用圏内。
《撃髄医 スパイナー》
オービーメイカーやアポロに対して踏ませたいカード。
赤単が増加するなど、環境に応じて採用を検討したいカード。
《ヴィオラの黒像》
ほぼケア不可能のタマシードST。
確定除去+蘇生により禁断カウンターでの勝ちに貢献します。
地味にシンカライズ持ちのため、大型クリーチャーを破壊すると墓地のブラックゾーンが乗ります。
《アンヤク夜叉》
侵略宣言と同時にメタクリ除去が出来ます。
アドバンスでよく見かけるメタクリのパワーラインが軒並み高いので、現在は採用見送り。
《終断χ ベガスランチャー》
低コストニンジャストライク持ちのコマンドです。
相手の打点の計算がズレたり、盾0からでも禁断カウンターを狙うことが出来ます。
今回の構築だと手から出せる受けの評価が高いので採用候補。
《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》
新弾で追加された赤黒のコマンド。
デッキの特性上、ブロッカーなどは封印して対処可能なため優先度は低めですが、ニンジャストライクと違い同時に複数枚の宣言が可能なため、一気に封印を削ることが可能です。
積むなら3枚以上積みたいカード。
GP前採用候補(2023.4.10現在)
北関東では定期的に希少なアドバンスフォーマットのCSが開催されているのですが、そこでも赤黒バイクはかなり人気のアーキタイプになっていて、毎度そこそこの母数がいます。
結果もかなり出ているようで、GPで赤黒バイクを使用する場合、ミラーを意識したプレイや構築も必要になるんだろうなー、と思案しています。
そんなわけで、GP前に採用候補カードを更新します。すでに他の方が採用しているようなカードも改めて紹介しますので、何かしらの参考になれば幸いです。
《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》
サガ、同型戦でのメタカードになります。
バトル中にパワーが4000になるので、同型戦での殴り合いになった時、下バイでは相打ちしか取ることが出来ません。
警官に戻されたり、先2で出すとハンドが細くなって色事故に遭遇することがあるのが悩ましい点。
《停滞の影タイム・トリッパー》
元祖トリッパー。
先攻勝率が高いデッキなのですが、それを支えるのがザ・トリッパー。その5枚目以降になります。
不足しがちな黒単色であるのも嬉しい点。
コマンドでは無いので封印は剥がれません。ご注意を。
《コッコ・武・ルピア》
サガ、同型戦のメタであり、とこしえ除去カード。
サガへのメタとしては言わずもがな、とこしえを採用している対面が、大体墓地に何かしらのカードを落としているので、簡単にとこしえを除去することができます。
同型戦では、相手のブラックゾーンを山下に戻して打点計算を狂わせることも。
《ドラグ変怪》
サガ、マグナへのメタカード。
こいつがいる状態でサガをグルグルすると山切れでサガ側が負けます。メカーネンなどのcipで LOを狙う型への対策にもなっていますが、ぐるぐる中に何かしら除去をもらうと普通にそのまま負けます。
マグナはすごい速度で山が減ります。
《DG-パルテノン 〜龍の作り出される地〜》
サガ、マグナ、オービーへのメタ。
手札を減らさず、除去されにくいメタカードは非常に貴重です。
色があまりにも弱いことと、バイク+フォーミュラ+3点バイク+バルチュリスの黄金ルートを1ターンで形成出来ないことがデメリット。
《シラズ死鬼の封》
以前紹介していたヴィオラに近しい枠です。
受け札としての性能はイマイチですが、概ね封印が一枚外せるのと、ヴィオラと違って手打ちする線も残る点がいいですね。黒単色なのもGOOD。
《ジ・エンド・オブ・エックス》
封印による実質的な確定除去、および封印を1枚確定で外すことが出来ます。
昔はチェンジザから使って、ジョラゴン封印してました。
《九番目の旧王》
同型で踏ませて強く、アナカラージャオウガやオービーの小型を一掃できます。
環境を見て、ヴィオラなどと選択する枠かと思います。
終わりに
以下がだったでしょうか?
対面や手札、先手後手で取るプランやキルパターンが異なるので、今回はその点は割愛させていただきました。
少しでも皆さんに興味持っていただければ幸いです。
新弾により大幅に強化をもらったバイクで、あなたも一緒にアドバンス環境を駆け抜けてみませんか?
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