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AOM-AV1とSVT-AV1の違いと特徴。

AOM-AV1とSVT-AV1は、どちらもオープンソースのAV1ビデオコーデックですが、いくつかの違いがあるとのこと。

備忘録として、簡単に調べてみたものをここに残す。
また、誰かの役に立つなら嬉しい。

AOM-AV1は、

Alliance for Open Mediaによって開発されたAV1のリファレンス実装です。このエンコーダーは、AV1ビデオコーデックの標準を設定するために使用され、高い圧縮効率を持っていますが、エンコード速度は比較的遅い傾向にあります

一方で、

SVT-AV1は、

Intelが主導するOpen Visual Cloudプロジェクトの一環として開発されました。このエンコーダーは、特に高速なエンコードを目的としており、マルチコアCPUを活用してリアルタイムエンコーディングに適しています。SVT-AV1は、特にサーバーやクラウドベースのアプリケーションでの使用を想定して設計されています

両者の主な違いは、AOM-AV1が品質を重視し、SVT-AV1が速度とスケーラビリティを重視している点です。実際の使用シナリオに応じて、どちらのエンコーダーを使用するかを選択することができます。

例えば、

高品質なオフラインエンコーディングが必要な場合は「AOM-AV1」

を、

リアルタイム配信や大量のビデオを迅速に処理する必要がある場合は「SVT-AV1」

を選ぶと良いでしょう。

今回はここまで。
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