見出し画像

右と左

 今更直接誰かに言うのも恥ずかしいし、言ったところで「だから何?」って思われるかもしれない。しかもこれまでの人生で少しの不具合で、生きてこれた。このノートにたどり着いた人だけが知れる、人生の何の役にも立たない情報を書き記しましょう。高校の時はいじってもらってたから、ほとんどの人が知ってるかなぁそして同じ症状の人が少しでも生きやすい世界になりますように。

突然なんやけど自分は右と左が良くわからない。もう一度言う。

「右と左が良くわからない。」いわゆる「左右盲」と呼ばれるやつである。

上記の表現に少し語弊があったが、右と左の定義と右手、左手、右折左折くらい余裕でわかる。なめてもらってはいけない。免許も四輪と二輪を一発でとっている。生活に何ら支障がない。

しかし、頭の中でわかっていてもとっさの判断を迫られたときかなりの時間をかかってしまう。例えば運転中に

「そこで右車線入って!」「次の信号左で!」

とかカーナビは簡単に言うけれど菊からしたらこれは結構しんどい。まあこのくらいは少し考えたら余裕だが、どうやら普通の人は右と左が感覚的にわかるらしい。時間がかからないらしい。天才かよ……数回程度高速で降り口を間違えたり曲がらないといけないところで曲がれずに行き過ぎてしまったことがあるが、運転はほとんど支障がない。

調べたところ左右盲の人は日本にまあまあの数がいる。そんな人はわかってくれると思うが私たちが超絶しんどかった質問や行事を紹介しよう。

1、視力検査

(見えてはいるがそれを右か左か判断するのに時間がかかる。穴が開いている方が絶妙にわからづらい)


2、「私から見て右に移動して」「俺からみて左の方に置いて〜」

なんなんだこのわかりづらい指令。その辺に置いておいてとかでええやん。と何度も思った。これは理解するのに2.30秒かかってしまう時がある。一旦相手の方に立ってそこからまた右左を考えなくてはいけない。自分の立ち位置からだとなにがなんだかわからなくなってミスってしまう可能性があるため、移動できたら好ましいが、そのような状況にいなければ右左ガチャが始まる。

これくらいが正直今まででキツかったがそれ以外はほとんど生活に支障がなく暮らせていけてる。しかも少し考えれば自分だって余裕で右、左の区別はつくのだ。ちなみに旗揚げゲーム(赤あげて、白あげてのやつ)はまじでできる。てか俺あれめちゃくちゃ強い。ただし右挙げて、左下げてとかになるとめちゃくちゃ弱くなる。不思議とは思うけどそんな感じ。

あと、高校の時にテニスを始めて少し不安であったが自分のところに来たボールを左右関係なく打ち返せばいいだけなので特に支障はない。



結論「左右盲」余裕で生活できる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?