♀豚奴隷になるまで【官能小説】

 自分の生き方を捻じ曲げられる出来事に遭遇してから、も
 う6年も経ちました…いえ、過去形で言うのは間違っていま
 すね...それは、今でも続いているのですから…
  当時のわたしは12歳...地元の市立小学校に通うごく普通
 の小学校六年生でした...わたしには、この時大学3年になる
 兄がいるのですが、年が離れている割には仲よしでした...ど
 ちらかというとわたしが一方的に甘えてわがままに振舞って
 いた、という方が正しかったですけど...

  その年、A大学の教養学部を春に修了して本校に通う様に
 なった兄は、松岡(仮名)という経済学教授のゼミを選択し、
 程なく松岡ゼミの友達を家に連れてくるようになりました...
 人見知りをしない方だったわたしは、すぐにその人たちとな
 かよくなり、まるでわたし自身が松岡ゼミの一員である様な
 顔をして輪の中に入る様になりました...A大学の経済学部の
 男女比率は五十対一くらいで、松岡ゼミのゼミ生も全員男の
 人でしたが、それだけにわたしは何だか王女様のような気分
 になっていて、彼らにチヤホヤされる事に有頂天になってい
 たのだと思います...
  夏休みも近づいたある日、そのうちの一人から、大学が夏
 期休暇に入るとすぐに松岡ゼミの合宿があり日本アルプスに
 あるT高原の貸し別荘で一週間、勉強会をすると聞かされま
 した...
  T高原といえば有名な観光地で、わたしは以前から行って
 みたいな、と思っていたので、聞いてすぐ、自分も合宿に連
 れて行け、と兄に言いました...
 「おい、無理言うなM...遊びじゃないんだぞ」
  日頃はわたしに甘い兄も、流石に首を縦にはふりませんで
 したが、意地になったわたしは、なんとしても行きたくなっ
 て、その後に家に来た人たちにも頼み込みました...日頃はわ
 たしと仲が良かったゼミの人たちも、あきらかに迷惑そうな
 様子でしたが、意外にも、そんなに口を利くほうじゃなかっ
 た人たちが賛成してくれたのです...
 「いいじゃないか...別に邪魔をする訳じゃないし...Mち
 ゃんがいた方が楽しいよ」
  それは兄の先輩にあたる四年生の三人で、松岡ゼミの幹部
 にあたる人たちでした...発言力のある三人が賛成した事で他
 の人たちも反対しなくなりました...数日後、兄から松岡先生
 も参加していいよ、と言ったと聞かされ、わたしは大喜びで
 した...

ここから先は

7,952字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?