暗闇を考えたことはあるか

ここで何をすればいいんだろう。何やっても意味なんてないと思ってしまう。でも日々みんなと関わっていたら分かることもある。
暇、暇がとにかく嫌らしい。たしかにな、暇は嫌だな。家を楽しいと思える場所にするために色々工夫するべきか?
でも色々な機会を提供するより、楽しみは自分たちで見つけてこそ楽しみだと思うし、物事の考え方を伝えた方がいいのかなとも思う。

1学期はできるだけ自分が緊張感を出さないように心がけてきた。2学期は緊張感を出すように心がけてきた。3学期は見て見ぬ振りが増えている。
生徒同士が誰かの悪口を言っているところ、ヤンキーを見た目で判断しないでほしいと語っているところ、いろんな場面を見るわけですが、そりゃ人間だから色々言うので、見て見ぬ振りをしています。あまりいい気分ではないけど、嫌なら聞かなければいいし、でも少し把握しておくことは大事なことだったりする。多分、教室に先生がずっといると状況がわかりやすくなるのと同じ理由かなぁ。

少年院の更生と生徒の意思を尊重する教育が一つになってる場所とかあるのかな…寮生を出す方向で考えたらいいのか、出さずにここで立ち直らせる人は私であるべきか分からない。自分のできる、できない、やらないといけない、やりたいが混在。
結局、性善説か性悪説かみたいな。押さえつけないと静まらないのか、生徒の理由を必ず聞き話し合えばわかると思うのか。話し合ったところで直らないし調子に乗ってもっと荒れるのではないか、と思うときもあるし、彼らを窮屈にするとさらに加速するのではないかと思うときもある。もし警察にお世話になるような人が目の前にいたらどうする?

不登校・不良行為少年・高卒で働く予定の生徒・大学進学を目指す生徒がいて、一つの共通目的もない環境で過ごしている、なぜ、この人にこれをしてもらいたいと思うのかが明確でないと伝わらない。君たちがしないといけないのか?体験学習で命の大切さを知りましょうとして、鳥を捕まえて殺すなどをするのがあるが、そこには必然性がないと言う話に近いかも。

逃げ切れないよな、逃げたいと思ってどこ行っても追いかけてくる。自力で逃げ切るというのは難しい。新しい場所に行ってやり直すときには、その人だけの問題じゃないこともあるんだな。家族とか今までの友人関係とか、ずっとずっとついてくることを想像しないと分からない。新しい人になるには今から信頼関係を築いて、今までの話より今の話を聞いてくれる人に出会わないといけないんだな。不安定な状況であることを忘れたらいけん。人間関係を選べるってすごいことなのかも。はめられて、犯罪者にでっちあげられて、弁護士もお金がないと十分にたてれんし、という連鎖があったとしたら、どうやって逃げ出せばいいんだろう。

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