出産して2週間で子宮内除去術を受けた話



※エグい記録なので、苦手な方はご注意を

先日、2度目の出産を終えた。

今日で産後17日くらい経つが、まだ私のお産は終わっていない。

because I’m STILL on the 病院のベッドーーーーー!!

なんでやねーーん!

出産をすると、かわいい赤ちゃんの方にフォーカスがあたり(周りはもちろんのこと、産んだ自分自身も)ママの身体に起きたはずの凄まじい出来事を、振り返ったり、人に話したり、することもないのだけど、
今日は突然ひとりで病院のベッドに舞い戻って暇になったので、お産大変だった話を書き留めておこうと思う。

お産の話。

今回の出産は、5/15だったので、約2週間前。
つわりもなく、妊娠中特に問題も起きず、元気妊婦のまま出産の日まで過ごした。
前回は大学病院で産んだけど、今回は小さいクリニックで産むことにしていた。
お産自体も、48時間も陣痛に苦しんだ前回の出産とくらべて、今回の出産は本格的に痛くなってからは5時間、病院に着いてからは2時間という自分的には安産&スピード出産だった。

ただ。

お産の時に、こどもがにゅるっと出てきた後に、一緒になって出てくるはずの胎盤が出てこなかった。
この世の終わりかと思うほどの陣痛を乗り越えて赤ちゃんを出しきったのに、その直後から先生の手が子宮に入ってきて、もう片方の手で上からお腹をぐりぐり押され、胎盤をでで手で掻き出された。それがもう地獄の痛みで、ぎゃーぎゃー叫んでた。
それで胎盤は出てきたけど、何かがまだ出てきてないらしく、今度は金属の長い機械を入れられ、グリグリ。これまた死が頭をよぎる痛さ。
先生に「卵膜がボロボロだ。残っちゃったかもな」と言われ、その時は処置終了。

その言葉がひっかかって、自分の身になんか起きてるのか?その卵膜とやらが残ってたらどうなるん?と気になりつつ、一旦お産終了〜という感じで、病室に戻った。

その後、退院するときに内診とエコーして、やっぱり卵膜かなにかが子宮内に残ってて、血もたくさん溜まってるらしかった。
家に帰って大量に出血するリスクがある。だけど、エコーで見る限りその残り物に血流があるらしく、今掻き出すのも大量出血のリスクが高いから危険、と言われ、とりあえず2週間後にまた診察しよう、ということになり帰宅した。

大量出血するかもと言われて帰宅するのは正直不安で、せっかく赤ちゃんと退院するのになんかスッキリしないな〜と思っていた。
きっと旦那も、実家の両親も心配だっただろう。帰宅後はなるべく無理はしないように、恐る恐る生活していた。

大量出血はあかんけど、溜まってるものは出したほうがいい、という状況。

そしたら退院後3回くらいドバッと結構一気に来る系の出血して、1回はドロっとでっかい卵膜らしい組織状のものも出てきたから、あーこれで子宮の中もきれいになったのかな!と結構明るい気分で2週間検診に行ってきた、というのが今日までの流れ。(長っ)

そして、こっから今日の話。


子宮もきれいになってるだろうと思ってたし、2週間ぶりに外に出るのもあって、明るい気持ちで先日出産したクリニックに行った。

で診察してもらうと、「うーん、まだあるなぁ…」と先生。「一回このまま鉗子で掻き出してみますね、痛いと思います。」
痛いでしょーね!容易に想像つきます!って感じだけど、ほんとーにめっちゃめっちゃ痛かった。2週間前に大怪我して治りかけて最中の傷をまた金具でほじられてる気分。
でもまだ取り切れないらしく、もしかしたらこれは卵膜じゃなくて胎盤が残ってるかも、そして若干抵抗があるからもしかしたら癒着してるかもしれないし、そしたら大出血するリスクもあるから、手術して今日取りましょう。とのこと。

午後全身麻酔して手術する、と言われて、部屋を移動した。すると、なんかお股が違和感で血がダバダバ出てきている感覚が。
そしてフラフラ気持ちが悪くなってくる。
それを伝えると、これは手術中に大量出血する可能性も出てきたから、いまから救急車で大学病院に搬送します、と言われ、看護師さんたちがバタバタし始めた。


救急車にのせられ、15分ほどで大学病院に到着。ずっとストレッチャーに寝かせられたまま、産婦人科の病棟まで運ばれる。着くといきなり、両腕に点滴をぶっさされ、鼻からPCR検査をされ、地味に痛くてテンションげき落ち。

子宮の検査をしますと4人くらい先生と、4人くらい看護師さんが入ってきた。子宮のエコーして、そのあとは子宮の中に水を入れてまたエコー検査。水いれるとか怖すぎる。もう朝からかき回され続けていて、痛い痛い。そしたら、やはり胎盤が残っているし、大量の血も溜まってるから、手術しましょう、ということで、手術が決定する。

胎盤が癒着していれば、大量出血する可能性もあるしその場合は輸血する、子宮に穴があけば開腹手術の可能性もある、などと説明され、あー朝はあんなにいい気分だったのに、と深刻さに若干落ち込む。

で、おしっこの管を入れられたり、酸素マスクされたりしつつ、オペ室に連れて行かれる。完全にドラマでみるやつ。全身麻酔で意識が無くなる瞬間を見届けようと思った瞬間、気がついたら終わってて、名前を呼ばれた瞬間に吐き気がして嘔吐した。

最初のクリニックでは5分くらいで終わる手術、って言われたのに、結局かかった時間は1時間半。そんなに長い時間何してたの!?って感じだが、想像してた軽いやつではなく、普通にがっつり手術だったということなんだろう。
無事に遺残物は取り除けたらしい。だけど結構出血したらしく、子宮の中にバルーンを入れて止血しているから、今日は起き上がったりも禁止、退院は早くて2日後、と言われる。

特に説明もせずパパとおばあちゃんに預けてきた子どもたちのことがとても心配になる。
特に上の子は、出産の5日間の入院からやっと帰ってきたと思ったのに、また突然会えなくなって悲しいだろう。
下の子は大好きなおっぱいが飲めなくて悲しいだろう。

…というのが今日のできごと。(長すぎる)

で、いま。

子宮とお股がいたい。昨日の夜から何も食べてないまま、絶食なのもつらい。薬の副作用なのか貧血なのかわからないが頭が痛くて気持ちが悪いのもつらい。おしっこの管が刺さってるのも地味に痛い。おっぱいが張ってるのも痛い。

何が一番つらいって、出産の時はこの痛みを乗り越えたら可愛い子に会える!っていうモチベーションがあるし、それで少しアドレナリンも出てハイになってるから乗り越えられる部分もあるんだけど、
もうそれを2週間前に終えてて、ズタボロになってる抜け殻みたいな身体に、モチベ0でまた痛すぎることされるのがほんとにしんどかった。

お産ってほんとに大変なこと。
産むのももちろん大変だけど、その後にこんな延長戦が待ってることもある。

よく頑張ったなじぶん。
そして、よく頑張った、世のお母さんたち。

まだ今後の経過はどうなるかわからないけど、無事に元気に退院できますように。
そしてはやく回復して、元の生活に戻れますように。

旦那さんには、こんなに痛い思いして命削って、あんなに可愛いこどもを2人も産んだ私を一生大切にして欲しいね。
そして今年は星野リゾート宮古島に連れてってほしい(笑)



#子宮復古不全 #胎盤遺残#子宮内除去手術#産褥期#出産

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