イヤイヤ期攻略法がわかった気がする

最近、子育ての一つの壁を乗り越えられた気がするので、記録しておく。またなんか困った時に見返せるように(笑)

いま2歳4か月になる我が家のかわいいジジ(娘)ちゃん。

もともと活発な性格で、小さいことにもこだわるタイプなんだけど、2歳を迎える直前くらいから、より頑固さに磨きがかかって、プラス理不尽なこと、脈絡ないことにもキーキー怒ることも増えて、いわゆる魔の2歳、イヤイヤ期に突入していた気がする。

特に最近は、これがイヤイヤ期の真骨頂か!と思うことも多く、ふとしたきっかけで「イヤーーーーー!!ママダメーーーー!!!!」って大泣き、座り込んでジタバタ、発狂されることが多くなってた。

泣いてない普通のときでさえ、口癖は「ダメーー」。

「公園行く?」って聞けば「公園いかなーい」
「じゃあお家で遊ぶ?」って聞けば「あそばなーい」そんな会話の繰り返し。

余裕がある時はスルーできるけど、余裕がないときはこちらもイライラしてきて「もうダメダメ言うのやめようよ」「じゃあなにしたいの?」「じゃあもうママも勝手に遊んでるわぁ」とか言って、じわじわ疲労が溜まってきてた。

そう、「2歳はいわゆるイヤイヤ期だから、イヤイヤされるのは当たり前だし、こちらの忍耐力をもってスルーするべきこと」だと思っていた。
だからこちら側がいつでも忍耐できるだけの心の余裕を持てるかの勝負だと思っていた。

最近、とある晩、その考え方を見直すきっかけになった事件(?)があった。

ジジちゃんは2歳過ぎてもいまだに夜中2回くらい泣く日がある。だいたいが、寝かしつけの時に隣にいたはずのママが夜中隣にいない!っていうのが原因なんだけど、「うぇぇーーーーーーん、ままーーーーー」って泣き声が聞こえて、私が駆け付けるルーティーン。

その日も、寝かしつけした後、仕事がたんまり溜まっていたから、ベッドを抜け出してリビングで仕事をしていたら、「ママ〜〜〜」って泣いた。ベッドに戻って30分くらいかけてなんとか寝かしつけたけど、また仕事に戻ろうとすると、「ママ〜〜〜〜!!!!」と今度は狂ったように泣いた。
寝かしつけ自体は9時くらいに済んでいたけど、ベッドとリビングの行ったり来たりで、この時点で深夜1時くらい。
あーー全然仕事できないじゃん…提出明日までなのに…もういいからとっとと寝ろよ…とイライラ。

ジジちゃんも、ママすぐいなくなるし信用ならん!って感じで、「もう寝ない!」「下(リビング)いく!」「外いく!」と言い出し、寝室の電気も全部つけて、しまいにはおもちゃを抱えて持って来て、グズグズしながら遊び出そうとしてきた。

電気をつけられたから、寝ようとしていたパパもイライラ、「電気消してよ!」と電気を消すと、ジジは発狂したようにイヤーーーーー!!と泣きながら電気を付ける。パパが怒って電球ごと外すと、今度はギャンギャン泣きながら「ママーーーーー!!でんきーーーー!」と大暴れ。
わたしの願いはただ一つ、早く寝ろ、早く仕事させてくれ、なのに、気がついたら寝ないどころか、大戦争が起きたかのように荒れ狂った寝室…

気がついたらプツンと怒りのスイッチが入ってしまった。もう寝ないならママ外で仕事する、と言って、階段を降り、コートと車の鍵を手に取り、玄関に向かってしまった。
頭の中で、(あ〜〜〜だめだよ〜そんなにキレていいことないよ〜かわいそうだよ〜)ってもう1人の自分の声が聞こえてたのに、体が止まらなかった。

案の定号泣しながら玄関まで着いてきたジジちゃん。泣きながら「ママ、もう泣かないね、もうわがまましないね、ジジも外一緒に行くから」と必死に言われ、ハッとして、
あーーーーー2歳児にこんな真夜中にこんなに不安にさせて、必死に懇願させるなんて、なんてダメな母親なんだと、情けなさに襲われた。

その後は一緒にベッドに戻り、2人で泣きながら抱き合って、ジジは気がついたら眠りについた。
怒ってごめんね、大好きだよ、って言いたかったけど、言う資格ないなと思うくらい、情けなかった。
眠りについたジジの隣で泣いてるわたしの背中をパパも半分寝ながらよしよししてくれてたな。笑
(今でもこの夜のことを思い出すと泣けちゃう)

長くなってしまったが、
この夜、眠れずに考えていたこと。

ジジちゃんは、ただイヤイヤしてるんじゃなくて、その本質には「ママともっと一緒にいたい」「ママにもっと構ってほしい」「もっと自分のやりたいようにやらせてほしい」とかとか、その時々の切実な願いが言葉にならなくて、イヤイヤ〜っていう言葉に集約されてるのかも。

だからこそ、イヤイヤ期はスルー過ごしてると、子どもにとってはママが自分の話を聞き入れてくれない存在になるし、そのストレスがどんどんママと子の溝を生むんだ、と思った。

もはや、イヤイヤ期だって片付けるのも違う、2歳といえどちゃんと考えや感情がもうあるから、スルーせず、きちんとそこと向き合わないといけない、と強く感じたのであった。

その夜中のうちに、Amazonで手当たり次第に育児本を買って、次の日から毎日一冊ずつ読んだ(笑)恥ずかしいけど。

そして、出来そうな小さいことから実践。

特に気をつけるようにしたことは

①自分でやりたいことはなるべく自分でやらせる。時間がかかっても見守る。「靴履きなさい!」などと命令するのではなく「ママは靴はいたよ〜、ジジは〜?」などと声をかけて、後は待つ。服も自分で選ばせる。そのために出かける支度の時間とかも、今までより長めに見積もる。自分でやることで達成感アップ作戦。

なかなか行動してくれない時も、「じゃあご飯食べれないよ〜」とか「ママ先行っちゃうよ〜」とか脅さないこと。ネガティブなことを言う代わりに、「ジジちゃんも来てくれたら嬉しいな!」など、ポジティブな言葉に変える。

③スキンシップの時間を多くする。
1日に何度も「ママにぎゅ〜してくれる?」とか、「ジジのことぎゅ〜していい?」などとこちらからお願いして、ハグしては大好きだよ〜と伝えて、ママが全部受け止めてくれてるという、安心感アップ作戦。

他にも色々あるけど、とくに意識するようにしたのはこの辺。

そしたらこれだけのことで、みるみるコミュニケーションが潤滑になって、ほんとーーーーーに信じられないくらい、3日くらいであれだけキーキーしていたジジちゃんが、穏やかになった。

そして私も穏やかでいられるようになった。
もちろん、イヤ〜とかいう時もあるけど、「じゃあどうしよっか〜?」って声をかけると、「う〜ん、そっか〜」とか言って、落ち着いて話ができる様になった。

たった1週間くらいだけど、ジジちゃんの心が満たされてること、そして親子の信頼関係が向上したのを本当に実感した。一日中2人共、にこにこ過ごせるようになって、本当によかった。

やっぱり小さいながらに、何かストレスがあったり、満たされない気持ちがあったんだな。

イヤイヤ期とかいって片付けようとしててごめんね。だけど、早めに気が付けてほんとによかったよ。

ママ業って常に修行だし、学びの連続だけど、今回もほんとに一つ成長できた。

子どもの心を満たしてあげること、これがどれだけ大事なことかっていうことを学んだ。それは自律欲だったり、達成欲だったり、愛されたい欲だったり色々あるから、そのために親はいろんなアプローチを試してみた方がいいし、それが子育ての面白いところでもあるなと思った。

うーん、子育ては奥深い🧐

今日は寝る前に、「ジジの恋人は、ママとパパなんだよ!ママとパパだーいすきなの!しあわせなの」って言ってくれたのがほんとーーーーーに嬉しかったよ。魔の2歳児どころか、2歳児サイコーじゃないか。。。。

思わず長くなってしまった。
お休みなさい。
明日も穏やかに、ハッピーに過ごせますように。

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