8月21日

この度は『もちぷろ』のご酒人様とこののんこと、『雨町わたげ』と『九重このの』の半年記念ということで、二次創作に挑戦しました。

今回の作品は出来る限りご本人様たちの発言を元に作るように努力しましたが、作者の解釈の中の2人の像の元作成しましたので、解釈違い等あるかも知れませんが最後まで読んで頂けると作者が喜びます。

(※当作品はフィクショ…どーのこーの、あーだこーだ…一切関係ありません。)


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とあるレンガ造りの仄暗いバー。店内にいるのはバーの店主と2人の女性客だけ。他には客はおらず、バーの真ん中、まさしくど真ん中。女性客2人は、丸い机を挟んで向かい合っている。

『それでは!このの達の半年記念を祝って!』
『『カンパーイ!!』』

『九重このの(こののん)』の活発で元気の溢れる声に続いて、もうひとりの声と合わせて2人の声が店内に響く。

『はぁー、お酒美味しっ!わたげも飲む〜?』

そう、もう1人に見せつけるように、嫌味のように言う。

『わぁしは飲まないのー。明日の配信の時に飲むんだから。』

そう、『雨町わたげ』はおっとりとした声でこたえる。

『ほんとわたげ頑張ってるよね!初配信でウイスキーのロック飲んでた人とは別人みたい。』
『ふふん、そうでしょ、そうでしょ!ほんとは飲みたいんだけどねー、こののん達にもそうだけど、みんなにまた心配かけるといけないから…』

わたげはグラスに入った『某白色のジュース(身体にピースサインでおなじみのジュース)』に視線をおとしながら、どこか別の所、どこかの誰かをみるように言う。

『まぁ、吐血したって聞いた時はこののもめっちゃ心配したし。』
『あれはもう治ったから大丈夫だよ〜。それに、あの時はみんなにいっぱい心配かけちゃったから、反省して禁酒以外にも頑張ってるんだよ?あと、配信したくてしたくて、めっちゃうずうずして辛かったし、二度と活動休止なんてしたくないでございますよ〜…』

そんな『誰か』の話題は更に続く。

『実際さ、毎回わたげは凄い楽しそうに配信するよね。』
『もうねー、楽しゅーて、楽しゅーて、しょうがないんでございますよ!みんなのお陰で毎日がめっちゃ楽しくなったの!』
『それは、わかる!めっちゃ楽しくなった!あと、お互い配信の為に新pc買っちまいましたからな。』
『買っちゃいましたなー。新pc買った時と言えば、こののんお引越ししたんだよね?』
『そうそう、大変だったー…でも聞いて!!何が1番嫌だったってさ!復活配信の準備してたら、黒のアイツが出やがってさ!もうほんとっ!許せねぇよアイツ!!
家族も来てくれたんだけどダメで…こののは泣きながら『もう!配信間に合わない!!お前のせいだ!!ぜってぇ許さねぇっ!!!』ってパニックになって叫びながら対処したのがめっちゃ嫌だった…』
『言ってたね〜…そこにいたらわぁしが速攻で捕まえて潰したんだけどね。』
『逆にわたげはこの間の配信の時に余裕で潰してたじゃん?』
『そうなんですよー!わぁしの所も出たんですよー!配信の準備してたら見つけてさ、潰そうと頑張ってみたけど時間なくなって、『まぁ、いっか』って放置してたら配信中に出てきたもんだからぶっ潰してやりましたよ。』
『そしたら、みんなスパチャ投げてたし。』
『ほんとだよー、そんなことで投げるんじゃないって思いながらみてた〜。』

こんな話をしていては折角の飲み物が不味くなると、お互い何も言わずとも察して、話は次の話題へ。

『それにしても、もう半年だよ、半年!あっという間だったねー。』
『そうだね〜、ほんとに早かった。初配信、こののんは覚えてる?』
『こののは覚えてるよ。』
『忘れないよねー、あの時めっちゃ緊張したなぁ〜。』
『こののも配信前ドッキドキだったなー。だけど、わたげはいいじゃん。こののなんて『こののった』なんて言われてさ、Twitterにスクショまであげられたんだから。』
『ぇー、わぁしだって最初はアル中アル中って言われてましたしー。』

2人は堪えきれずに、そんな思い出に浸って笑いあった。

『でさ、このの達がデビューした当時って『あのホラーゲーム(某コンビニ店員視点ホラーゲーム)』流行ったじゃん?』
『ぁー、やったねー。最初はわぁしがプレイしたんだったよね?』
『そうそう。こののはわたげとか誰かの配信でネタバレ見ないように頑張ってたのに、わたげはたしか…テレビのとこでつまづいて、すぐ攻略wiki見てたよね。』
『だってー、怖いんだもーん。』
『早かったなー、ほとんど自分で考えようとしないの。』
『そこは知ったこっちゃないでございますよ。クリア出来ればいいんです!』


『あとはー、あれ!わたげさ、インフルエンザなったと思ったら、今度は牡蠣あたるって、大変だったよね。』
『あったねー、まだあの時は食う物とか適当で、免疫がガチ下がりだったからかなー。
あの頃って確か、『森のゲーム』(某島を開発しつつ、狸に金を返済するゲーム)が発売した時期じゃなかったっかな?』
『あったあった!おもちとかもだったけど、みんな配信してたよねー。』

もちひよこ(おもち、もちひよ):2人の3Dモデリングを担当した幼女。
もちぷろ:もちひよこが運営する個人VTuberプロダクション。

『もちひよちゃん凄かったよねー。あのゲームで『もちぷろ』のみんなの衣装作ったり!』
『再現度高くてやばかったよね!』
『流石もちひよちゃんだなーって感じだった〜。』

『あの頃なんてまだこののたちの1ヶ月記念とかやってた時だよ。ついこの間みたいな感じするのに。』
『そうだよね、ほんとびっくり。』

『で、そのすぐ後くらいからだったかな、わたげがめちゃくちゃBANされたり。』
『うーん、今でもBANされないか怖いよ〜?この間のお盆の時は配信とまったりもしたしー。』
『ぁー、2日連続で耐久配信やった時だっけ?』
『そうそう、その時。』
『あの時もおもちが気を遣ってくれたりしてね。』
『そーー!あの時、ほんっとに助かったーー!』
『おもちのこと話題にするとコメント欄にいたりさ、見守ってくれてるのありがたいよねー!』
『だよね!自分だって忙しい筈なのに、めっちゃ観てくれてるよね。』

ある意味『親』であるもちひよこの話題から、『もちぷろ』全員が出演したVTuberの24時間配信の話に。

『あとはなー、ぽんぽこ24にも出たよねー。』
『めっちゃ楽しかった〜。』
『あの時わたげめちゃくちゃ伸びたよねー!ローションの人とか言われながら。』
『ち、違います〜。炊飯器です〜!』
『こののはジェスチャーの時、機材不調だったのは惜しかったな〜。』
『あの時は、そうだったねー。』
『でも、まぁ、家電ジェスチャーだけなら『もちぷろ1周年記念配信』でリベンジしたし!』
『ありましたなー。また、みんなに『わかんない』って言われちゃったけど。』
『いや、わたげのは分かりづらいよ…』
『そんなことないもーん。もちぷろ1周年と言えば、こののんの一発芸もみんなに色々言われてたじゃーん。』
『もうねー、あれしか思いつかなかった。あとは、壁の角度の調整もいるけど、顔と胸だけ出すのも考えてた。』
『もー、こののんそんなのばっかりー!こののん、パンツにスカート入っちゃうし。』
『あれはやめて…!思い出したくないわ…今になっても恥ずかしくて恥ずかしくて…』

冗談半分、苦笑い半分くらいの複雑な表情と声でこののは言う。

『いいなぁ〜、わぁしもこののんのそういう抜けてるとこ見たかった〜。』
『見なくていいよ、そんなこのの。てか、わたげの『わたげ仙人』はめちゃくちゃうけてたよね。』
『あれね、準備中にやって遊んでただけなのに、もちひよちゃんもこののんも『やらないの?』って言うしー。』
『あれはみんなに見せなきゃ勿体なかったから。』
『まぁ、みんなめっちゃ笑ってくれたみたいで良かったな〜。』


『ぽんぽこ24の後にわたげの新衣装!!めっちゃエロいやつ!』
『ネグリジェみたいで可愛いでしょ!』
『可愛いけど、いや、めっちゃ可愛いけどさ!やっぱ、センシティブなんだよね。』
『いつかあの衣装でこののんのこと、おぎゃらせたーい。』
『ま、まぁ、そのうちね〜。ぁ、そう言えば、わたげがおもちに布面積減らしてってお願いしたんでしょ?』
『そ、そんなことないもーん!あの新衣装はもちひよちゃんがしたんだもん。それよりー、こののんの新衣装も凄いカッコ可愛いよね!!サイドテールめっちゃいい!!』
『でしょ!でしょ!!でも、最初案がまとまらなくてさ、おもちには迷惑かけたなーって思ってる…』
『結果良ければ全て良しだよ!』
『うん…そうだね!みんなもめっちゃ喜んでくれたし!』
『そうそう!あと、あの新衣装の胸のとこのレースもめっちゃ素敵な感じだし!!』
『わたげって結構胸重視だよね』
『そ、そんなことないもーん!』


『まぁでも、ここまで半年しか経ってないのに、ほんとに色々あったね。』
『半年って言うと、まだまだ新人な気もするけど、色んなこと経験させて貰ったよね。もちひよちゃんにも、みんなにも…』
『だねー。だから、みんなにちゃんとお返し出来るように、これからも頑張らないと!』
『うん、そうだね!なんたって、わぁしの目標はチャンネル登録者数100万人ですから!』

他愛のない話をしていると、こののがやや真剣な表情できりだす。

『ところでさ、ずっと思ってたんだけど、わたげよくこんないいお店貸し切りに出来たよね…?』
『ほんといいお店だよね!ここはですね〜、わぁしが配信でたまに言う、お隣のお部屋のおじいちゃんのお店なの!』
『は?嘘でしょ?』
『それがですね〜、お酒の話になってめっちゃ意気投合したんでございますよ!で、『友達と大事な記念日があるから、今度お邪魔します。』って言ったら、貸し切りにしてくれたの!』
『わたげ凄いな!ほんとにありがとう!と言うか、マスターさんありがとうございます!!!』

そう、こののが店主に言うと、店主はただ軽く笑って自分の仕事に戻った。
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎ去っていく。

『おっと、もうこんな時間だよ。』
『ぁ、ほんとだ。明日の準備しなきゃ!』
『楽しみだなー、みんな楽しんでくれるかな?』
『こののんの方は大丈夫だよ!わぁしなんて、都市伝説の話集めてそれについて喋ろうとしてるんだから。』
『こののがゲームしてる裏でロマンについて熱く語ってたんでしょ?』
『そう!めっちゃっっ!楽しくて止まらなかった〜!わぁしのこととか、監視されてることとか、政府の裏組織とか、宇宙の誕生の秘密とか!』
『で!そろそろ行かなきゃならんのです。』
『ぁー!そうです!また止まらなくなるとこでした。はい、すみませんでした〜。』
『よし、じゃー行こっか。』
『うん、行こ行こ〜!みんな楽しんでくれるといいな〜。』



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最後まで読んで頂きありがとうございます!!ということで、ご酒人様もこののんも半年記念おめでとうございます!!そして、ここまでVTuberとして活動を続けて下さってありがとうございます!!!
このような物で喜んで頂けるのかも分かりませんが、良ければ貰ってやってください。


裏話的な話をしますと…実はこの二次創作を作るにあたって、下書き段階の物を3人の方に2人の口調や癖に違和感や変な所はないか、確認をお願いしに行ったんです。そしたら皆さん、引き受けて下さってほんといい人ばっかりですよ!御三方ありがとうございました!!


以上、もちひよちゃんとご酒人様とこののんが3人で遊んだと仰っていた時からずっとやりたいと思っていた二次創作でした。
ここまで読んで下さった貴方と、ご酒人様、こののん、もちひよちゃん、わたげぼくの皆様、このふれの皆様、ひよこ組の皆様、ありとあらゆる方々に多大な感謝を述べさせて頂きます。本当にありがとうございました!!

(※解釈に対するアレやコレやは受け付けております。今回のこの作品につきましては、言って頂けるとより良い作品へと仕上がるのでお気軽にお寄せ頂けると幸いです。
しかし、いつもながらこの二次創作自体に対するクレームは受け付けておりませんので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
関係各所の皆様、ヤバかったら即座に消します。いつでもご連絡ください。)


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