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【人生充実】リタイア親父にとってバンドをやり続けるメリット6選!


バンド再開のキッカケ

最初になぜ筆者が60半ばを過ぎて、いまだにバンドを組んでライブ活動(ほぼ月1-2回ペース)を続けているのかについて簡単に経緯を紹介します。

学生時代はトリオバンドでロックにのめり込んでいたものの、就職してからは長らく30年以上音楽(バンド)から遠ざかっていました。

しかし54歳の時にステージ4の前立腺ガンが分かって、それまでのやや退屈で平凡な日常が、突然”死を意識”せざるを得ない状況に激変しました。

正直、告知からしばらくの間は自暴自棄になりましたが、それでも家族や友人の支えもあり、何とか気持ちを奮い立たせて癌と戦うことを決意。

同時に命の危機を感じた時に「今こそ昔持っていた夢を追いかける時」と感じ、改めてもう一回バンドを始めようと心に決めました。

そして55歳から再開したバンド活動も、現在65歳になり気が付けばもう10年になりました。

現在は4つのバンドで活動中、年間20~30回程度のライブを行っています。


バンドをやり続けるメリットについて


全員が前期高齢者のトリオバンド

筆者のように60歳を過ぎてバンド活動を続けている方は、そんなに多くはないかもしれません。
しかし、肌感覚ではシニアで音楽を始めたり、バンド活動を再開したりする方の数は年々増えているように感じます。

そうした背景には、バンド活動の持つ魅力があるはずです。

筆者もそんな魅力に魅了されてここまで音楽を続けてきました。
そんな筆者だからこそ、話せる魅力があると思います。


もしあなたが少しでも音楽(楽器演奏)に興味があるならバンドを始めてみることをお勧めします!


「歳を取り過ぎている」、「仲間がいない」、「経験がない」、「自信がない」、「恥ずかしい」・・・等々ためらう理由は色々あるでしょうが、それでも臆せずやってみるべきです。


では、そこまでお勧めする理由ですが、以下六つを挙げてみました。


Ⅰ.家にこもらず外に出ていくキッカケになる

Ⅱ.生きる目標や欲が出てきて行動や発想が積極的になる

Ⅲ.スポーツや運動と違い体力的に楽なので長続きできる

Ⅳ.五感をフルに使うので確実に老化&ボケ防止が期待できる

Ⅴ.共通の趣味や価値観を持った仲間ができる

Ⅵ.バンド継続の意欲が新たな刺激と興味を生む好循環


もう少し詳しく説明します。

Ⅰ.家にこもらず外に出ていくキッカケになる

別に引きこもるつもりはなくてもリタイアすると出不精になります。

出不精は不健康に繋がります。

歩かない、話さない、考えない・・・のないない尽くしになりがちです。

しかし、バンドを始めると必然的にスタジオ練習やライブに出かけることになります。

自分一人では「面倒だから今日は行くのはやめとこ!」もできますがバンドとなるとメンバーに迷惑が掛かりますから、自分勝手はできません。

必ず出かけることになるので、強制的に自分を動かす動機付けになります。


因みに筆者自身の2023年のバンド活動状況は以下の通り。(12月30日現在)

平均すると月2回のライブと月4回弱のスタジオ練習ですね。
少なくとも週1回以上は、筆者の住む奈良の片田舎から往復4時間かけて主に大阪までギターなど楽器を抱えて出向いたことになります。

我ながら60代半ばの親父にしては、なかなか多忙なスケジュールだと自負しております(笑)

これが仕事だと嫌々になりがちなんですが、やはり好きなことは”楽しくて面白い”!


Ⅱ.生きる目標や欲が出てきて行動や発想が積極的になる

目的のあるなしは生き方(人生)そのものの質を左右すると確信します。
大病を経験したからこそ、余計にそう感じるようになりました。

やはり目標があると毎日が充実し、時間を持て余すことも減ってきます。

それがひいては積極的で前向きな生き方に繋がります。

もし癌にならなかったら、どちらかと言えば「モノグサ人間」で「事なかれ主義」だった自分が、自分から進んでセッションに出かけたり、メンバーを探してをバンドを再開するという思い切ったことはできなかったかもしれません。


Ⅲ.スポーツや運動と違い体力的に楽なので長続きできる

楽器を演奏することは、指や腕を使うことで脳の活性化に効果的。
これは色んなところで紹介されていますね。

そして、筆者のような運動嫌いや運動音痴にはもってこいの趣味ではないでしょうか。

さらにリズムを刻むことや楽譜や歌詞を覚えることで記憶力や集中力が向上し脳の若返りにつながります。

また、ライブは緊張感・高揚感を高めアドレナリンもMAXに!。これ以上ないストレス解消にもなります。


Ⅳ.五感をフルに使うので確実に老化&ボケ防止が期待できる

脳の活性化は「老化&ボケ防止」にも効果的(・・・だと信じている!)

リズムを刻むことや楽譜や歌詞を覚えることで、記憶力や集中力が向上し脳の若返りにつながると感じています。

正直、歌詞(特に英語!)を覚えるのは至難の業(;^_^A。
ほんとうに頭に入らないのですが、とにかく悪戦苦闘することで脳を使っています。


Ⅴ.共通の趣味や価値感を持った仲間ができる

いくつになっても(というか年配になればなるほど)気の合う友人の存在は重要で貴重なものになります。

ここで大切なのは、”気の合う仲間”であること。義理や忖度の相手では決してないということです。

趣味や嗜好が似通っていて気の合う人間とだけ付き合えば良いと思います。

べったりではなく程よい距離感を保てればなお良いですね。

バンドはそういった意味では非常に有益なコミュニティだと思います。


Ⅵ.バンド継続の意欲が新たな刺激と興味を生む好循環

ライブを始めてから自分の記録として映像編集を始めました。

理由は、

・自分の音楽史を映像で残そうと思った

・自分とバンドメンバーのモチベーションを上げたいと思った

・自宅でPCを使ってやれる趣味が欲しかった

映像編集・YouTubeへの動画アップを始めてから約8年になり、アップロードした動画も数百本になります。

なかには1000回以上再生されているもの(※自慢するほどの数ではないですが・・・)、演奏に対する評価やコメントをもらったものなど、少なからず手ごたえを感じることができています。


SNSの効用の大きなポイントとして、投稿者と見知らぬ視聴者が双方向で繋がることができて、忌憚のない意見や嬉しいコメント、感謝の言葉などを交換できることだと思います。


50代後半から始めた映像(動画)編集ですが、それに付随してSNSやこのnoteを始めるきっかけにもなりました。

思わぬところで新しい趣味や熱中できる目標が生まれる効果や影響があると思います。


バンド活動のデメリット

良いことばかりを書いてもどうかと思いますので、デメリットについても書きます。


Ⅰ.それなりの出費を伴う

・楽器及びそれに付随する機材一般

・移動するための交通費とライブ関連費用

  すくなくともこれらは最低限見積もっておく必要があります。


Ⅱ.ある程度の気遣いは必要

複数の人間が集まるバンドでは、やはりメンバー間の協調が必要です。

しかし、時として自分の思い通りにならないことや衝突が全くないわけではありません。・・・というか結構意見の相違は出てくるものです。

そう言ったことが厄介で嫌だという方にはお勧めできませんが、ものは考えようです。

リタイアするとコミュニケーション不足になることが多い中で、適度な人間関係を保つための練習だと思えばいいのではないでしょうか。

ちょっとした意見の相違や行き違いがあっても、練習やライブの後の反省会?と銘打った飲み会で一気に打ち解け合えるのがまた楽しいのです!。

いわばこれもバンドの効用の一つです。


リタイアしたらやりたいことだけやる

そしてこれが最大のメリットかもしれませんが、

どうしても嫌なら辞めればいいや!・・・と割り切って考えるようになったことです。

改めてリタイアしてから何かを始めることに不安がある方にアドバイスです。

リタイアすることのメリットとして、

・自由であることの大切さと一方で不自由さも意識できる貴重な経験である

・何をいつから始めても良いし、いやなら辞めても誰にも怒られない

・自分が嫌だな、面倒な人だなと思う人とは無理に付き合わなくていい

他人とのかかわり合いが全くない世界で生きてはいけないのが人生ですが、リタイアすると唯一というか初めて自分で付き合う人間を選べるようになります。

このことこそ会社員時代、常に上司や同僚との人間関係に悩み疲れ果てていた私が、リタイアしたことで得られた一番嬉しかったことかもしれません。


最後に

65歳の親父ロッカーとして、バンドを再開することで得られるメリット(デメリット)について紹介しました。

バンド活動を通じて、常に心に音楽のリズムを刻んでいきたいと思います。

皆さんも是非、自分の夢に向かって一歩踏み出してみてください!

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