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ネオ・ビジュアライズ・イベント

※7/17にDEEP VISUALIZATION NIGHTというイベントをやります。これはその背景を説明した記事です。

多くの勉強会やセミナー、トレーニングの「意味」や「価値」を変えたいと思っていた。多くのそれらは、入った瞬間から出るまでの時間、楽しさやワクワク感をキープするようにデザインされておらず、そこでのアジェンダやノウハウだけに焦点が集まりがちだ。しかし、参加者の体験を起点に設計すれば、生み出される価値の次元が爆発的に変わるのではないだろうかと感じていたのだ。

そう考えていた時、ありがたいことにGRIさん私の会社とのセミナー共催のお誘いを頂いた。こちらの企画にあたり、私の一件奇抜なアイデアを常に深く斟酌してくれ、そして私が考える参加者の「エクスペリエンス」の考えや私のわがままを聞いてくださった古幡さんには感謝しかない。

この体験の設計を考えるにあたり、とても注意したことがある。行うことやテーマに合わせて全てを設計するのだ。つまり、アラインメント(テーマとの統一性、一体性)がとれていなければ、参加者のエンゲージメントは一気に下がるからだ。

例えば、ディスプレイの数や大きさだ。ビジュアライゼーションやデータアナリティクスのイベントで、後ろの人が見えない、ということは結構頻繁に起きている。ディスプレイの数の少なさや小ささが起因となる参加者のエンゲージメントの低下は一番に避けなければいけない。だから、超大型ディスプレイが贅沢にあるTUNNEL TOKYOで行う。こちらはVJイベントでよく使われており、データビジュアライゼーションやデータアナリティクスのイベントで使うのはおそらく初だと思う。

また、名刺交換の際にできてしまう行列であったり、無駄に待たせない、待たせる時間があるなら楽しくする、出されるフードの質や種類に至ってもそうだ。できる限り参加者のエンゲージメントの低下にケアをし、空間を作ろうとした。

同じ「場」にいる限り、参加者全員がその場の質を創りあげている。だからこそ参加者のエネルギーは大切にすべきだし、そしてその爆発力を信じたいと思う。高いエネルギーの参加者同士が知り合えば、チャンスが莫大に広がると思うのだ。

時間の価値が高まっている今だからこそ、ヒトの可処分時間に対してセンシティブになり、密度の高い「体験」を目指していくことこそが重要だと思うのだ。





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