衆議院島補欠選挙 東京第15区・島根県第1区・長崎第3区

東京第15区

東京15区(東京都江東区全域)

令和6年4月28日 執行   男   女    計
選挙当日有権者数(人)209,778 220,507 430,285
投票者数(人)      86,937   88,171 175,108
投票率(%)      41.44  39.99  40.7
前回投票率(%)    58.5    58.96  58.73
(注) 前回投票率は、令和3年10月31日執行衆議院(小選挙区選出)議員選挙の投票率

23時10分 確定 第15区定数 1人
 候補者名   所属         得票
1 酒井なつみ  立憲民主党      49,476 当選
2 須藤元気   無所属新人      29,669
3 金澤ゆい   日本維新の会     28,461
4 飯山あかり  保守党        24,264
5 乙武ひろただ 国民民主、ファ会推薦 19,655
6 吉川りな   参政党          8,639
7 あきもと司  無所属・元        8,061
8 福永かつや  N党            1,410
9 根本りょうすけ つばさの党       1,110
合計                 170,745
開票率(%)100

島根第1区

島根1区(島根県松江市・出雲市1区・安来市・雲南市1区、仁多郡奥出雲町、隠岐郡海士町・西ノ島町・知夫村・隠岐の島町)

令和6年4月28日 執行  男   女   計
選挙当日の有権者数 124,752 136,438 261,190
投票者数        69,217   73,456 142,673
投票率(%)     55.48  53.84  54.62
前回投票率(%)   61.98  60.55  61.23

22時46分 現在 第1区定数 1人
 候補者名     所属     得票
1 亀井 亜紀子    立憲民主党  82,691 当選
2 にしこり のりまさ 自由民主党  57,897
合計              140,588
開票率: 100.00 %

長崎第3区

長崎3区(長崎県佐世保市、平戸市、松浦市、五島市、西海市、東彼杵町、川棚町、波佐見町、小値賀町、佐々町、新上五島町)

令和6年4月28日 執行    男   女    計
選挙当日有権者数(人) 109,716 122,031 231,747
投票者数(人)       39,289   42,865   82,154
棄権者数(人)       70,427   79,166 149,593
投票率(%)       35.81  35.13  35.45
前回投票率(%)     61.37  60.53  60.93

23時03分 発表 第3区定数 1人
 候補者名   所属    得票
1 山田勝彦  立憲民主党  53,381 当選
2 井上翔一朗 日本維新の会 24,709
合計            78,090
開票率: 100.00 %

全ての選挙区で立憲民主党の勝利。票差も万単位で圧勝、野党第一党の貫録を見せた。

東京第15区は柿沢前議員の辞職に伴う選挙で、自民の公認・推薦候補は無し。前回、柿沢前議員が獲得した76,261票は、前回投票者数259千人→今回175千人の差異74千票に近く、全てでは無いにしても支持者は棄権を選択した可能性が高い。
当選した酒井氏の49,476票は、前回の立憲候補井戸氏の58,978票に及ばず、立憲の基礎票4万(前回の比例得票)に共産党の支援票を受けての勝利。
日本維新の会は前回44,882票を獲得した金澤候補が28,461票しかとれずに3位。これは2位の無所属の須藤候補と4位の保守党の飯山候補に票を吸われたと考えられるが、同時に維新の力はまだ全国区ではないとも考えられる。

島根第1区は立憲民主党の亀井氏が、細田前議員の前回の得票9万に迫る82,691票を得て勝利。2位のにしこり候補が57,897票で、投票率が6.5ポイント下がっての票数のため、無党派層だけでなく自民党支持者の票が流れた可能性がある。
 候補者名  所属    前回得票 前々回得票
1 細田 博之  自民党    90,638  95,513
2 亀井 亜紀子 立憲民主党  66,847  65,285
今回の選挙は、勝ち負け以上に負け方(得票数)が自民党にとってダメージになっていると考えられる。

長崎第3区は前回は谷川前議員と山田氏の得票差が2千票で、今回の自民党の擁立辞退で立憲確定かと考えられたが、日本維新の会が参戦しての一騎討ちとなる。結果は共産党の支援もあり立憲民主党の圧勝、維新は近畿以外の選挙区の戦いかたが今度の課題となった。
なお投票率は35.45%と前回から25ポイントも下がる異例の事態。自民不参戦で盛り上がりに欠けたか、立憲の勝利が規定路線となったため他党支持者が棄権した可能性が高い。


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