医療脱毛・ヒゲ脱毛

男性が脱毛する部位といえばヒゲが代表的です。現代ではヒゲを蓄えるわけにはいかない職業が多く、こざっぱりとした清潔感のある顔のほうが女性の好感が得られます。ヒゲが濃いと毎日剃るのが大変ですし、剃ってもすぐに「青ヒゲ」状態になってしまうこと悩んでいる方も多いでしょう。一方、中にはヒゲをデザインするために脱毛する男性もいます。
エステサロンなどと違い、クリニックでは医療用レーザーを使って「永久脱毛」の施術を行うことが可能です。このページではヒゲの脱毛を考えている男性に向けて、施術を受ける際に知っておくと役に立つ医療用レーザー脱毛の基礎知識をまとめて紹介します。

医療用レーザー脱毛の仕組み
医療用レーザー脱毛は毛の根元にある毛包(もうほう)という部分を損傷する施術です。毛は毛包にあるさまざまな細胞の働きで成長します。毛包を損傷することで永続的な脱毛(いわゆる「永久脱毛」)が行えます。

医療用レーザー脱毛の原理
医療法レーザーを毛に浴びせると毛の中にあるメラニンが反応して熱を発生させます。この熱が毛包を攻撃する力です。レーザーを照射された毛はいわば導火線となって熱を毛包まで運び、毛包の細胞を損傷します。これにより毛の生え替わりが抑えられ、長期的な脱毛状態が得られます(※1)。
医療用レーザーに比べエステサロンの脱毛機や家庭用脱毛器はエネルギー出力が低く、毛包を損傷する力がないため、効果はあくまで一時的なものです。

医療用レーザー脱毛の痛み・副作用
毛には痛覚がないので燃えても痛くありませんが、毛包には多少の痛みが出ます。さらに、レーザーは毛周辺の皮膚の中にあるメラニンにも熱を生じさせるため、皮膚に鋭い痛みが走ります。皮膚が過度に加熱されてやけどをするリスクもあります。
一般的に、肌の色が濃い(色黒だったり色素沈着があったりする)ほどメラニンが多いため痛みが強く、やけどしやすくなります。

ヒゲには長波長のレーザーを使う
ヒゲは体毛の中でもとりわけ根が長く、皮膚表面の1センチメートル下あたりに根元があります。現在日本で脱毛のために用いられているレーザーは波長が短いアレキサンドライト、中くらいのダイオード、長いYAGの3種類で、ヒゲの脱毛では皮膚の深部までエネルギーが届きやすい長波長のYAGレーザーが主に用いられます。

ヒゲの脱毛はどれくらい痛い?
あごひげ

ヒゲは根が深く、密集して生えているため、レーザー脱毛による痛みが生じやすい部位です。
ヒゲの脱毛に使う長波長レーザーは根が深い毛に効果的で、肌の色が濃かったり色素沈着があったりしてもやけしにくいという利点があるのですが、痛みが生じやすいという難点もあります。また、毛が密集していると一度に多数の毛が熱せられるため痛みが強くなりがちです。
レーザー照射時には、皮膚を冷却したり特別な照射装置を用いたりすることで痛み軽減とやけど予防が図られます。痛みが強くて我慢できなかったり、痛みに強い不安があったりする場合は、麻酔をして痛みを感じにくくさせることも可能です。

参考URL:mcc-lazer-hr.com

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