【OW】ビギナーを教えるために必要なこと

はじめに

 祝OW2発表!!いや本当に嬉しい、PV見て泣きましたし高揚感に溢れました。OW2発表後、OW2がでるなら復帰しようかなと言って行動し始める人や、OW募集のハッシュタグで復帰勢ですと言う人を幾人見かけました。また先月発売したSwitch版オーバーウォッチも予想以上に売れてるようで可愛い初心者を多数試合で見かけます。
 しかしこのOWというゲームはチュートリアルがとても不親切。初心者はどう立ち回るのが最適化わかりませんし、復帰したての人は環境が変わりすぎてて何もわかりません。さぁそこで現役OWプレイヤーの方々,力の見せ所ですよ。今まで人に教えてもらったりしていたあなた達が今度は人を教える立場になるのです。 今回の記事は、そんなこと言っても自分は教えるの下手だしどうやって教えたらいいのかわからない!って人のために初心者が起こしやすい知識不足と技量不足のエラーを説明しつつ、それに対しての対策を軸に初心者育成のコツを解説していきたいと思います。

知識不足のエラー

 味方がグラビトンサージを持っており、合わせればカウンターウルトのない相手は簡単に倒せるはずだったのに、初心者が自分の判断で勝手にドラゴンストライクを使った結果、逆に集団戦に負けた。こんな時ハンゾーを責めても何も意味はありません。普通ウルトを合わせるって発想になるでしょとか思うかも知れませんが、全員が全員そのような発想をできるとは限りません。特にOWはコミックやアニメーションから入った、あまりFPSやチームゲームをしたことがない層もいることを忘れてはいけません。この時、根本的な問題はキャラクターに対して要求されるスキルや知識を正しく定義し、教えなかった側に問題があります。
 ではこのような知識不足のエラーに対する対策はなにか?それは以下の2点となります
①「知らないことはしない」「知らないことは聞く」の徹底
②”Why”を教える知識教育

それでは順を追って説明していきましょう

①「知らないことはしない」「知らないことは聞く」の徹底

 「知らないことはしない」「自信のないことは聞く」これをまず徹底させることが重要です。いやでもそんな何回も聞くのって申し訳ないと思われるのではってなるかも知れないですけど、オーバーウォッチって誰かに聞かないとわからないこと腐るほどあるじゃないですか。例えば構成の組み方、効果的なカウンターピック、アルティメットの組み合わせ等。調べたらいい話かもしれないですけど試合中にいちいち調べてたら間に合わないし、OWはかなり個人によって考え方が変わるので、調べて一つのサイトで解決するより様々な人に聞いて考え方を深めるのは重要です。ロールごとに見てる世界も違いますからね。
 あともう一つ気をつけていただきたいのは「~だろうプレイ」をさせないこと。このキャラクターの立ち回りはこんな感じだろう。誰にも聞かずにそんな生半可な理解でプレイされては一生上達しませんよね。ただし初心者は何が正解で何が間違いかわからないことが多いので、定期的に上級者が立ち回りをチェックしてあげたり口頭による確認などをしてあげるのがよいでしょう。

②”Why”を教える知識教育

 知識不足のエラーを防ぐためには適切な知識を教えるか、常に適切な知識を持った人がPTを組んであげたりするのが良い策とされています。知識を教える点で最も重要のは、ノウハウ(Know How)を教えるだけでなく、ノウホワイ(Know Why)も教えることが重要です。
「ん~、きついなぁゼニヤッタ変えたほうが良いよ」
きっと上級者にそう言われた初心者はゼニヤッタを特に反抗することなく変えるでしょう。しかしそれでは進歩しません。
「相手にリーパーやドゥームフィストのような急襲キャラが多いから、移動が遅くて、自衛能力の低いゼニヤッタはあまり動けなくてヒーラーとして機能を果たせないから変えたほうが良いよ」
このように言ってあげるとわかりやすいでしょう。まどろっこしいかもしれませんが一つ一つそのような点から教えて育てあげることが大事です。

技術不足のヒューマンエラー

 相手がファラをカウンターピックでだしたから、あまり使ったことがないが初心者DPSプレイヤーはヒットスキャンをカウンターピックでだした。しかし全くファラを狙うことが出来ず、結局試合は負けてしまった。単純にこれはエイムが悪い、あるいは立ち回りがわかっていない。それか敵が異常に強いの三択になりますが大抵は前者2つでしょう。もちろん彼が悪いわけではありません。わざとでもないです、彼は彼なりに自分のできることを一生懸命しました。しかし効果的ではなかった、これは求められる技量を持たないままプレイしたがために引き起こされた典型的な初心者型エラーとなります。
 技量不足のヒューマンエラーも実質的な対策は知識不足の面と同じです。つまり
①それぞれのロールに要求されるスキルを持ってる人とPTを組む ex)初心者と上級者でDPSのデュオを組み、対策の難しいヒーローは上級者にやってもらう
②「出来ないことはしない」、「させない」ようにする
 しかし、お気づきの方はいるかもしれませんがこれでは全くを持って成長いたしません。初心者はいつまでたっても対空を覚えないですし、自己判断が出来ません。
 そこで必要になるのが、訓練です。指導計画を立てて、段階を踏んで行くのが良いでしょう。訓練の方法はOJT(On the Job Training OWで言うならクイックやライバルのような実戦で練習すること)OFF-JT(OFF the Job Training OWで言うならワークショップや練習場での練習)の2つがありますが、私はOFF-JTでの練習をおすすめします。例えばマクリーを練習するにしても、実戦では毎回マクリーが刺さる試合になるとは限りませんし、アンチが多ければマクリーをまともに運用することなくただ戦犯をして終わるだけになってしまいます。しかしワークショップやカスタムならば思うように段階練習が可能です(例えばヘッドショット訓練→ファラ追い返す→ファラマ追い返す→ファラキル→ファラマキル等)OFF-JTは教習場での訓練と同じです。教習場という公道ではない場所で、段階を踏んで学習していき、脱輪やポールにぶつけたら何故そうなったかを車両の寸法や位置関係をもとに考えさせる。このような教育の仕方がスキル習得への近道だと言われています。

最後に

 これに関しては私の持論です。ヒューマンエラーに基づいた考えかたはしてません、全て私の経験から得た持論です。私は今まで何人ものプレイヤーをこのゲームに誘い、教育してきました。初心者やあまりレートが高くない方を対象にアカデミーを開いたこともあります。そんな私が個人的に一番大事だなと感じたのは「貴方と一緒にプレイしていて楽しい」ということをみせることだなと思います。OWは普通のFPSじゃありません、エイムがどんなに良くてもそれだけじゃ足りません。だから初心者は様々なポイントで躓き悩むでしょう。そんなときにひっぱていく立場の我々がうまくいかない度にため息や舌打ちなんかしてたら初心者にとっては自分が足を引っ張っている、自分はこのゲームに向いていないと負い目感じてしまいこのゲームを楽しめなくなってしまうかもしれません。
 だから私は初心者と遊ぶときはバリバリ楽しみながらプレイします。テンション上げて、このゲームを心から楽しみます。散々初心者エラーの対策はあーだこーだと言ってきましたが、我々のできることは環境を整えることだけです。自転車で例えるなら、私達は自転車の運転の仕方を教えたり、最適な練習場所を確保してあげるなどしか出来ません。肝心の自転車をこぐ、そしてこぎ続けるかどうかは初心者に託されています。だから初心者が「もっと自転車こぎたい」そう思ってもらうために、オーバーウォッチにしろ自転車にしろそのコンテンツが楽しい!面白い!と楽しんでいる様子を初心者に見せることがまず一番に大切なんじゃないかなと思います。初心者がハマったらその時こそ上記のエラー対策を有効に活用して育てあげてあげましょう。

閲覧ありがとうございました。次回記事は未定です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?