国が言っていること

このニュース、個人的になかなか大きい話だと思ったのでノートにしてみます。

読んでいただければわかるのですが、ザックリ言いますと、確定拠出年金の枠を拡大するというお話です。

年金問題や老後2000万円問題などが世の中を騒がせていますが、国はこれに対して確定拠出年金という制度を使って運用をして老後に備えろとはっきり言っています。

安倍さんや菅さんがテレビで面と向かってはっきり言ったわけではありませんが、こういった制度ができて拡充されていくということはそういうメッセージだと受け止め利用していく必要があると思います。

少し違う話ですが、住宅ローン控除という制度があり、最近ニュースになったように少し縮小されることになりましたが、これは要するに共働きで住宅を買うとたくさん税金返してしてあげますよという制度です。

開始されたのが2007年ごろ、本格的に拡充されたのが2009年ごろですので、このころからこの制度をフルに使った方は一財産築かれているかと思います。

また投資家としても興味深く、こういったニュースが出るということは、今後確定拠出年金の制度を使う方が増えていくかと思われます。

そうなると毎月積み立て投資のお金がマーケットに流入するということは下がりにくくなる可能性があると考えられます。


追記

通常の年金は確定給付年金と言い、特徴としては国がまとめて運用して給付することと、老後世代の年金の財源は若年世代であるということです。

確定拠出年金というのは、個人で年金を運用する制度で、決まった枠内で株式投資信託や債券投資信託にお金を振り分け、それらの運用益に対しては免税してあげるから、老後の資金はそれでなんとかしなさい、運用がうまく行かなくても国は知りませんよ、という制度です。

これ以上ははググっていただければと思います。

確定給付年金から確定拠出年金への意向も、年金問題に対する一種の国のメッセージで、少子高齢化でどうしようもないから自分の分は自分で何とかしなさいと言ってるわけですよね。誰も偉い人がテレビで言ったりはしませんが、制度やニュースをまっすぐ読むとそうなりますよね。

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