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シャドウバースが神キャンペーン中なので新規・復帰勢向けにデッキを紹介する

キャンペーン内容

オフラインイベント自粛の流れに伴い、シャドウバースもオフライン大会である「地方大会」の3月分の開催を自粛する事になり、
その補填として運営が用意したのはなんと

ローテーションカードプール全カード無償配布(2週間限定)

DTCGとしては異例の神キャンペーンであり、この期間は全てのカードを使って遊ぶ事が出来るため、レッドエーテル(カード交換用通貨)が全然無い初心者とか最近は追って無いよって人も今なら全カード使いたい放題。

とは言えやっぱりカードゲームたるもの、思う事と言えば

「どんなデッキを組めば良いんだろう?」

初心者は勿論の事、
海底都市王・乙姫や次元の魔女・ドロシー、昏き底より出でる者や原初の竜使い等、
歴戦の記憶を持って復帰した人も今は何使えば良いのか気になるはず。

という事で今回は2週間限定の神キャンペーンを逃さぬよう、
ローテーション環境で使用出来る新規・復帰勢にオススメのデッキを紹介するお話となります。


オススメ度

2020年3月現在のローテーション環境は、カードゲームには珍しく
多くのTop Tier(簡単に言うと強いデッキ)が存在し、
クラス順に

アマツエルフ(アグロ&コンボ)
リノセウスエルフ(コントロール)

リオードロイヤル(アグロ&コンボ)
進化ロイヤル(ミッドレンジ)

式神ウィッチ(コンボ)

自然ドラゴン(ミッドレンジ)

妖怪ネクロマンサー(ミッドレンジ)

の7種類。

ローテーション環境は昔のアンリミテッドとの区分けが無い時期と比べて
1枚1枚のカードパワーが抑えられており、かなりプレイが難しかったりするのですが、
今回は時間効率や思考量も踏まえてオススメ度を付けていくと、

S 自然ドラゴン

A 式神ウィッチ

B 進化ロイヤル・妖怪ネクロマンサー

C アマツエルフ・リオードロイヤル

D リノセウスエルフ

とこんな感じ。

次の章からはオススメのデッキについてカードリスト含む個別解説をしていきます。


オススメ度 S 自然ドラゴン

シャドウバースのローテーション環境史上トップレベルにプレイが簡単でしかも高勝率が期待出来るデッキ。


一弾前の「森羅咆哮」から登場したアーキタイプで、
キーカードの「呪われし影・ヴァイディ」がファンファーレで手札に加える「影の侵食」による定数ダメージを軸にしたデッキ。

影の侵食の効果を付与して、

ナテラの大樹を破壊するとカウントが溜まり、

ターン終了時にカウントの数だけ相手のライフにダメージを与える事が出来る。

ナテラの大樹を破壊すれば破壊する程定数ダメージが増えていき、耐えていられない超強打点になる事も。


ドラゴンクラス固有(例外を除く)の能力、PPブーストが勝負の鍵。

ゲーム序盤にPPを増やし、相手より先に高コストの強力なカードをプレイして対戦を有利に進めていく。
これらのカードはゲーム序盤に使用しておきたい為積極的にキープしよう。

2ターン目にPPを増やすと、

3ターン目に4/4/4の呪われし影・ヴァイディ、

4ターン目には覇道の龍人・ガリュウから覇道の金龍を召喚。
2/2+4/5守護を4ターン目に呼び出せている。
相手にEP(進化権)が無いレベルのゲーム序盤にこれだけの強い動きが出来てしまう。

さらに9PPも溜まれば覇道の龍人・ガリュウの2ndエンハンス能力が発動する…!


【マリガン&プレイ指針】

自然ドラゴンは、影の侵食のプレイを中心に、PPを増やし、増やしたPPでナテラの大樹を破壊したり、攻防で強力なカードをプレイしてゲームを優勢に進めていく事が基本コンセプト。

影の侵食はポケモンでいう「どくどく」。
ターン進行がかさむとどんどんダメージが増えていき、回復が無いデッキなら勿論の事、
回復に長けたデッキでも生き続けるのは非常に困難。

「荒野の休息」「覇道の金龍」等は所謂「じこさいせい」枠だったり、
「覇道の金龍」の"守護"は実質「まもる・みがわり」でもある。

防御面だけでなく攻撃面も優秀。
強過ぎるが故にデメリット効果を持つが、たった3コストで4点もの疾走打点になる「ダークジェイルドラゴン」も内蔵している。


手札交換では、序盤にプレイしたいPPブーストカードとキーカードである「呪われし影・ヴァイディ」、
それともう1枚、

2/2/2の標準的な2ターン目にプレイ出来るフォロワーで、且つナテラの大樹を盤面に落としてくれる「荒野の案内人」も序盤にプレイしたいので持っておこう。

※「荒野の案内人」には女の子verも存在する!詳しくは第7弾構築済みデッキの特典確認欄をチェック!


旋風のプテラノドンは3ターン目のPPブースト効果発揮に2ターン目までのナテラの大樹設置を要求してくるので、
2コストで能動的には手からナテラの大樹を置ける「ワイルド・マナ」、「荒野の休息」、
受動的にはなるものの2ターン目に2/2のフォロワーをプレイ出来て隙を作りにくい「荒野の案内人」は、
旋風のプテラノドンとセットでキープしよう。


【入れ替えカード候補】

自然ドラゴンの欠点として、除去が乏しい事と、PPブーストや手札の枚数が安定しない事が挙げられるため、
それらを改善するためにカードを入れ替えてみても良い。
一般的な候補を提示しておくため是非この機会に色々試してみよう。


【強豪プレイヤーのデッキリスト】


【自然ドラゴンに詳しいプレイヤー】

自然ドラゴンでの研鑽をしているプロプレイヤーをぺたり。

やかましいが細かく喋ってくれるG×G|リグゼ選手には配信で直接聞くのが吉。
SHG|たばた選手は更新頻度の高いnoteを投稿済み。
是非確認してみよう。


オススメ度 A 式神ウィッチ

スペルを多用し大きなコストのカードを"スペルブースト"によりコストダウン、
下がったコストで1ターンに凄まじい展開力を発揮し相手を圧倒するスペルコンボデッキ。


このデッキのキーカード、「陰陽の開祖・クオン」は引いた瞬間は15コスト。
どうやってもプレイ出来ないが…?

元コスト5のカオスウィザードがコスト3に、
元コスト7のクラシカルソーサラーがコスト1になっている。
ここでカオスウィザードを進化すると、

進化時の"スペルブースト"効果でクラシカルソーサラーは0コストに。
3コストで2枚ドローに3体のフォロワーを召喚出来た。

さらにこれでは終わらない。

そう、いつの間にか15コストのあんなに重かった「陰陽の開祖・クオン」も、

先攻6ターン目に着地!

環境最強レベルの超強力な盤面形成能力と疾走打点を持ち、
破壊時にさらに"スペルブースト"を進め後続も繋げやすくなる"ラストワード"を式神達が内包している。


【マリガン&プレイ指針】

式神ウィッチは、「スペルブーストする&スペルブーストを受ける」を同時に行うバランスが重要。

軸となる「スペルブーストするカード」と「スペルブーストを受けるカード」達。

これらは偏ってキープしてしまうと
「スペルブーストは出来ているのにコストダウン出来るカードが無い」
「コストダウン出来るカードはあるのにスペルブースト出来なくてコストが重たいままでプレイ出来ない」

といった状況に陥りがち。

バランスを重視し、する・受けるの2枚組でキープ出来ると嬉しい。


これら3種は手札を減らさず(増やしながら)スペルブーストを進める事が出来る序盤に大事なカード。

未知の求道者・クラークは2コストスペルを2回プレイと1ドローが保証されている3打点。
とにかく便利で先攻時一番欲しいカード。

ウィズダム・コアはフォロワーの進化を必要とするものの、2PP回復して知恵の光を2枚くれる。
3コストで2枚ドロー2回スペルブースト。
ゲーム序盤に置くのが簡単なのでマリガンで来たら持っておきたい。

カオスウィザードは受ける側のカードでありながら、進化時スペルブースト出来るカード。
0コストで手札を増やし、そのまま進化してスペルブースト出来る。
一応属性は受けるカードとして持ち、5ターン目には0コスト2ドロー1ブーストのハイスペックカードとしてプレイしたい。


【入れ替えカード候補】

スペルブーストを"する"側の不足を感じやすいデッキのため、低コストスペルを追加する事が多い。
環境によって「マナリアの偉大なる研究」で増やせる強力な環境デッキ対策フォロワーを採用したりもする。


【強豪プレイヤーのデッキリスト】


【式神ウィッチに詳しいプレイヤー】

競技プレイヤーは皆飽きる程触ったデッキなのでそこら辺のプロプレイヤーなら誰でも答えられると思うんですけど
丁度良いので「次元の超越者」ことOJA|マサヤ選手のリンクでも置いておきます



その他のデッキ

進化ロイヤル

ゴールド、レジェンドのカード比率が高い高級デッキなもののテンポラリー期間なら問題無し!
自動進化効果を豊富に持ち、盤面に強力な中型フォロワーを並べて押し込んでいくミッドレンジデッキ。

明確なライフ奪取方法が無く、勝率を見込むには少しプレイが難しいので上2つに飽きたら。



妖怪ネクロマンサー

「酒呑童子」によるほとんどのフォロワーの疾走化、
「永遠の花嫁・セレス」によるほとんどのカードのコストダウン、
その他単体で強いカードを集め、
5面展開・8点回復・最大9点疾走打点を持つ「大妖狐・ギンセツ」という最強フィニッシャーで圧倒するミッドレンジデッキ。

性質は進化ロイヤルに似ており、ネクロマンスやハンド管理が難しいためこちらも上2つに飽きたら。


アマツエルフ

「フェアリーブレイダー・アマツ」、「神鉄圧錬法」の2種類のカードで手札のフェアリー達を疾走させるアグロ(速攻)デッキ。

フェアリーコンボデッキとして使うアマツエルフは勝率に限界があり、
きちんと勝つには非常に難しいプレイを見付けなければならないためオススメしにくいものの、
対戦時間が短いのでそういった用途に。


リオードロイヤル

「月の刃・リオード」を強化し続け、進化時効果で加わる「アサシン」によって再潜伏させる事で、
相手のライフ20点のほとんどを「月の刃・リオード」で奪取するコンボアグロデッキ。

決着ターンが6~7と早く、
1ターンに取れる選択肢が多過ぎる事からミスを生みやすく、
またそのワンミスで気付かぬ内に勝率をがっつり落とす見た目に反して非常に難解なデッキのためオススメ出来ない。

「二刀流」によるOTKは楽しいためその用途で。


コントロールエルフ

初見で使用するのはまず不可能なので詳しくはWebで。




終わりに

配信していたら
「全カード使えると聞いてインストールしたのですがオススメのデッキありますか?」
とコメントが来たため、
ランクマッチをマッハでリタイアし爆速で組み上げた自然ドラゴンを紹介していたら、ちらほら復帰勢や新規勢等が居た為、
まとめて回答出来るように簡単に作成しました。

マリガンとかは有識者からすれば「もっとあるだろ」とか思うかもしれませんがあくまで初心者用なので詳細には書かず大まかな分別に留めておきました。

3/2~3/16の2週間だけの限定イベントで、
オンライン大会JCGでは「参加者の条件を等しくする」要素を満たしたため、景品表示法をかわして構築に金銭関連である「RAGEシード権」の付与に成功し、
時期的にも春休みで外出を控えている若い学生をがっつり取り込む可能性が高まり凄く上手いキャンペーンだなぁと思いましたね。

復帰勢が増える事も古参の筆者からすると感慨深いものがあります。
是非目新しいカードを楽しんで下さいませ。

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