見出し画像

子供にNOの選択肢を与えない虐待

どんな毒親だって親なので、他人と違って密接な関係にあたる人であるが故に縁を切ることは出来ない・・・。

私の場合は姉妹差別をされていたため、妹とも距離を置く感じになっていることから、兄弟姉妹も親と同様簡単に縁を切ることが出来ないため厄介さが増している(-o-)

でもとりあえず親だけをスポットに当てて考えていきます。

誰だって生まれる時に親が決定されているので、子供の方から親を選ぶことが出来ません。

他人なら職場を変えるとかプライベートで関わらないようにするなど出来ますが、残念ながら親は出来ない・・・。

つまり親って、スタート時点では選べなかったが、途中で嫌だなと思っても変更のために他の誰かに選択し直すことはできないのである。

何より厄介なのは、変更する能力や意志が子供には無いことです。

まず、仮に親に見切りをつけようと思っても、親に見切りをつけた後の人生を子供の能力では歩むことが出来ない。

次に、親っていうのは当たり前に親であるという意識が備わっているため、「変更する」という意志すら初めから湧いてこない。

変更に対する能力や意志に欠けているのは本人のせいではない。

赤ちゃんだったり、幼い子供だったりするので当たり前ですよね。

だから子供に選択肢はないのです。

ちなみに私の親は毒親で、虐待傾向にあったため、私は親の理不尽な対応に対しても怖くて

「嫌だ」

と拒否することが出来なかった。

拒否して親を怒らせたら、ひどい目に遭わされて怖い思いをするから。

そのためおのずと「拒否する」という選択肢が頭によぎらなくなった。

これは一種の思考停止だろう・・・。

代わりに以下のような思考が働く。

怒られないようにこなすためには、どのような方法を取るのかを真っ先に考える。

まだまだ心身共に無力で微力な子供を恐怖で支配するということは、

怖い思いをさせるだけでなく、次の行動の選択肢を狭めるということになる。

しかも、よりによって「拒否する(嫌だ)」という選択肢を奪われるという・・・。

これってものすごく質の悪い恐怖政治だと思う!

嫌なことを嫌と言うことを許されず、理不尽なことにも従ってくれる奴隷やサンドバックの役割を子供にやらせるわけだから。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?