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【エフフォーリアよ!大丈夫なのか!】緊急検証 エピファネイアの早熟性を解き明かす!

こーんにーちわー!🙌
めーっちゃ久しぶりの更新になっちゃいましたね(^o^)

急に思い立って、note書きたいなと思いました!
きっかけは先輩とのLINEです。

これはエフフォーリアが4歳初戦の大阪杯で大敗した時のやり取りです。単勝オッズ1.5倍だったこともあり、やはりその敗戦は衝撃的でした。

この敗戦の理由は、まだ明確にわかっていないです。顔をゲートにぶつけたためとも言われていますし、初の関西遠征や増えていた馬体重、横山武史騎手のメンタル面など、いろいろなことがファンの中で議論されています。

今回はその中でも、以前よりうっすらと囁かれていた「エピファネイア産駒は早熟」なのではないかという説に絞って、検証をしていきたいと思います!

後半ではエフフォーリアのこれからについても書いているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね♪


1.なぜエピファネイア産駒は早熟と言われだしたのか?

エピファネイア産駒が早熟だと言われだしたのには、やはり理由があります。まずは、すごーく簡単にエピファネイア自身について見ていきたいと思います。

※今回の検証では、馬の能力のピークを「早熟・普通・晩成」の3段階に分けて見ていきます。


エピファネイアという馬は、2013年の3歳世代です。同期にはキズナやロゴタイプがいますね。

エピファネイアの競走成績

2歳で重賞を制覇、3歳時には三冠競走をすべて連対するなど、早くから飛び抜けた活躍をしていますね。

その一方、古馬になってからは6戦して1勝のみ。負けたレースではすべて人気よりも下の着順になっており、世間の評価に応えられないことが多くありました。

この馬に関しては、ハッキリと早熟だったといえるでしょう。


それでは続いて、産駒のピーク傾向についても見ていきましょう。

エピファネイア産駒は、今年でまだ4年目だというのに、各所で目覚ましい活躍をしていますよね♪

その筆頭格は、デアリングタクトです。

デアリングタクトの競走成績

まだ現役馬ですし、古馬になって3戦しかしていないので断言するべきではないのですが、現状の成績を見た段階では早熟傾向にあるんじゃないかと考えられると思います。

もちろん、こっから盛り返す馬だって過去にはいましたし、まだ引退しないのであれば本当にガンバってもらいたいと思ってます!!o(^o^)o


他のエピファネイア産駒で主なところは、アリストテレス、オーソクレース、クラヴェル辺りがいます。

アリストテレスの競走成績

アリストテレスの戦績を見ると、条件戦連勝・菊花賞2着・AJCC優勝の頃が一番充実していたように感じます。現状ではありますが、早熟に近いのではないかと考えてよさそうです。

オーソクレースの競走成績

オーソクレースについて語るのはまだ全然早すぎますが、古馬初戦のAJCCを1番人気で敗戦しており、もしかしたら早熟の傾向があるのかもしれません。個人的にはスゴく期待している馬なのですが、、、(´;ω;`)

クラヴェルの競走成績は割愛しますが、この馬がエピファネイア産駒の中では一番古馬になっても活躍していると言えそうです。典さんとのコンビでこれからも頑張ってほしいですね♪

※この4頭はまだ現役馬であるため、早熟だと断言しきることはできません。年を重ねてもう一伸びする馬もいるので!現時点での傾向予測となります。


他のエピファネイア産駒を見ても、古馬になってから以前ほど活躍できていない馬がそこそこ見かけられ、産駒の傾向としては早熟なんじゃないかと思いました!

では、その早熟という血統的背景はどこにあるのか?
紐解いていきたいと思います( *'ω'*)/


2.エピファネイアの早熟は、どこから来ているのだろうか?

ボクはこういうとき、その血統の特徴はどこから来ているんだろう?🤔
って考えちゃうんですよねぇ。

エピファネイアの周りの馬をみて探っていきましょ~!


まずはお父さんからです。
エピファネイアのお父さんシンボリクリスエスの産駒には、サンカルロ、サクセスブロッケン、ダノンカモン、ランフォルセ、ストロングリターン、ミトラ、ソロルなどがいます。

ストロングリターンは6歳で初G1制覇していますし、他の馬も5歳,6歳で活躍している馬がたくさんいます。エピファネイア産駒の特徴とはかなり違う印象を受けますね。

早熟はお父さんから来たものではないみたいです( ・ω・)


じゃあ、エピファネイアのお母さんを見てみます。

お母さんのシーザリオは超名牝。
ジャッパニィィィィィズ!!!! スーパースタァァァァァ!!!! でおなじみですね♪

シーザリオは3歳の7月というメチャメチャ早い時期に引退してしまったので、古馬になって走ったときの成績は不明です。なので、その子供であるエピファネイアの兄弟を見てみましょう。

エピファネイアの兄弟には、リオンディーズやサートゥルナーリアといったG1馬がいます。

リオンディーズの競走成績

リオンディーズは、ボクの名付け馬ショウナンライズが出ていた朝日杯フューチュリティステークス(G1)の勝ち馬ということもあり、とてもよく知っている馬です(#^.^#)

戦績を見ても分かりますが、2歳にピークが来て、明らかに3歳以降はパフォーマンスが落ちました。間違いなく早熟だったと言えるでしょう。


サートゥルナーリアの競走成績

サートゥルナーリアはもう語る必要がないですよね😁
2歳~3歳の時はホントに強いお馬さんでした。その分、3歳の暮れ以降は伸び悩んでしまい、古馬G1は取れずに引退となりました。

他にもルペルカーリアなどが兄弟としていますが、どうやらこのシーザリオの系統に早熟の因子があるようです。


シーザリオの父は、スペシャルウィーク。こちらも超名馬ですね。スペシャルウィークを紐解いていくと、また面白い特徴がありました。

スペシャルウィーク自身は生涯を通じて安定した成績を残しているのですが、産駒のブエナビスタやローマンレジェンド、インティライミ、リーチザクラウン、トーホウジャッカルなど、だんだんと能力的に右肩下がりになっていく馬がとても多くいました。

ただ、前に上げた馬たちとは少し違う点もあって、4歳時点ではまだ成績が落ちない馬が多いという点です。エピファネイア産駒やシーザリオの子供は、3歳を過ぎるとガクッと成績が悪くなるのに対し、スペシャルウィーク産駒は緩やかな下降をしているように見受けられるのです。同じ早熟の傾向ですが、こういった違いもあるんですね♪


さて、エピファネイアの早熟傾向は、母シーザリオから来ていて、そのシーザリオは父のスペシャルウィークから来ていました。では、スペシャルウィークの早熟はどこから来ているのでしょう?

・・・と行きたいところですが、さすがにキリがなくなってしまうので止めておきます(;^^)

でも、血統を学ぶときにこういった視点はスゴく大事だとボクは感じています!

「〇〇系はパワー型」「〇〇産駒は雨に強い」という暗記だけでなく、それはどこから来ているんだろう?どういった理由でそうなっているんだろう?と考えることは、必ず予想の上達に繋がりますし、なによりとても面白いですよ!ぜひそういったことも考えてみてください♪


3.エフフォーリアは今後どうなるのか?

さて、エピファネイア産駒には早熟の傾向があると分かったところで、エフフォーリアについても話していきたいと思います。

ボクは、エフフォーリアの大阪杯での敗因が早熟であるとは思っていません!

敗因の一部に「早熟傾向が出て、能力が少し落ちた」というのは、もしかしたらあるのかもしれません。しかし、それが全てではないだろうと考えているのです。


というのも、実は「4歳初戦を取りこぼした名馬」というのは過去にけっこう存在するのです。以下に一覧で上げます。

  • マンハッタンカフェ  日経賞(単1.2倍) 6着

  • ゼンノロブロイ 日経賞(1.1倍) 2着

  • オルフェーヴル 阪神大賞典(1.1倍) 2着

  • マカヒキ 京都記念(1.7倍) 3着

  • レイデオロ 京都記念(1.6倍) 3着

  • フィエールマン AJCC(1.7倍) 2着

  • コントレイル 大阪杯(1.8倍) 3着

ぜーんぶ1番人気!
ぜーんぶ単勝1倍台です!
誰でも聞いたことある超名馬ばっかりですね💦


こっちも見てください。
先ほどと同じく4歳の初戦です。

  • シンボリクリスエス  宝塚記念(2.1倍) 5着

  • エピファネイア 産経大阪杯(1.9倍) 3着

なななんと!
エフフォーリアの祖父と父であるシンボリクリスエス・エピファネイアも4歳初戦は負けています!どちらも1番人気で!

わかりましたか?😏
だからボクは今回の敗戦を気にしなくてもいいと思っています。今回負けたのは、早熟とかそういう話ではなく、祖父や父も辿ってきたのと同じ道を歩んでるだけだと思うのです。他の名馬も4歳初戦は負けている馬がたくさんいますし、これはよくあることなのです!


もちろん、今後また結果を出せるかは、血統の現れ方とエフフォーリア自身の頑張りにかかっていますが、いち競馬ファンとしてボクはそれを応援したいと思います。

ガンバれ!エフフォーリア!o(^▽^)o


おわりに

サクサク書いていたら、意外と長編になってしまいました🤣

一つ皆さんに知っておいていただきたいのは、「早熟は決して悪いことじゃない」ということです。

”早熟”というと、やはり良くないイメージがあるのですが、現代の日本競馬で戦っていくには、ある程度の早熟性が必要なのです。むしろ、晩成タイプの馬の方が、賞金や人気的には不利になります。

今や日本競馬に欠かせないサンデーサイレンスの系統もそうですよね。全体的に3歳でピークを迎える馬が多いです。だから、早熟というのは決して悪いことだけではないのです。


じゃあ、エピファネイア産駒が早熟であることの何が問題となっているのかというと、早熟傾向があるということが知られていないことにあります。

エピファネイア産駒は基本早熟なのに、みんなはまだ早熟だと思っていません。そこに想像と現実の乖離、認識の違いが生まれているのです。

馬主も陣営も競馬ファンも、強いエピファネイアの子供に対し、大きな期待を持っています。古馬になってもそのままの能力を維持して走ってくれると夢見ています。

もし、これほどの期待がなく、みんなエピファネイア産駒は早熟傾向があると知っていれば、いろんなところで上がっている批判やバッシングは起こりません。

なので、もっと多くの人に「エピファネイア産駒は早熟なんだよ」「3歳でその花が満開になるからね」と知ってもらいたいのです♪


そして、こうも言えるでしょう。
エピファネイア産駒で好きな馬ができた皆さん、

「推しは推せる時に推せ!」


競走馬には必ずピークがあるので。
1番輝いている時をしっかり見て応援してあげてください!!

最後まで読んでくれてありがとうございました♪
\(*^∀^*)/


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