〔軍人・退役軍人〕陸軍から追い出された日

アイマン・カフェル 記
2023年5月17日 更新：2023年5月17日

【解説】
私の中には、何があっても常に、人生で最悪の日のことを考える部分がある。確かに、IED攻撃後　https://www.dhs.gov/xlibrary/assets/prep_ied_fact_sheet.pdf　で仲間の兵士の体の一部を拾い上げるのは酷いものだった。戦争中に人類が自らに与える恐怖を目の当たりにするのは、悲惨極まりないものだ。警官であることは常に最悪だ。親に見捨てられた子どもの無残な死体も最悪だ。それでも、私の人生で最悪の日とは何だったのだろう？軍から追い出された日、まるでゴミのように除隊させられた。

2008年のことです。私が所属していた部隊は、イラクに行くために急ピッチで整備されていました。私にとって2回目の派遣となる筈でした。派遣前には必ず部隊レベルで完了させるべき要件があります。医療、管理、訓練など、さまざまな要件があります。部隊は、これらの必要なタスクをすべて完了すると、配備が可能になります。

私は2005年にイラクに派遣されました。派遣中、私のガントラックが、高速で移動する民間自動車に正面から衝突されました。その日のことはあまり覚えていません。その車が私のトラックに衝突したとき、私は氣を失いました。意識を取り戻したとき、トラックの中は煙で充満していた。爆弾にやられたのかと思い、手足があることを確認するために周りを触りました。私は 「おいおい......俺たち、IEDにやられたのか？」と叫びました。

✳️即席爆発装置（IED）とは、通常の軍事行動とは異なる方法で製造・配備される爆弾のことである。砲弾のような通常の軍用爆薬を起爆機構に取り付けたものである場合もある。IEDは一般的に道路脇の爆弾として使用されることが多い✳️


砲手が …？『いや、車だ』と叫びました。私はトラックから降り、援軍の到着を待つ間、その地域を確保した。私たちは最高の場所にいたわけではありません。結局、前方作戦基地（FOB）に戻り、衛生兵に報告した。私は頭に大きなたんこぶがあり、背中にも痛みがありました。陸軍らしく、私は鎮痛薬をもらい、『良い一日』と言われた。今にして思えば、たとえ主要な基地の病院への航空輸送が必要だと言われても、私は拒否しただろう。私は自分の分隊から離れないだろう。

✳️彼らが治療を受けることができる場所への人々（通常航空輸送による）の避難。[略]メディヴァックメディカル・エヴァケイション (medivacmedical evacuation)
：医療避難✳️

次のケガは半月板（MCL）断裂でした。これは私の責任です。バカな若い兵士だった私は、5トントラックの荷台から飛び降りたのですが、その際、すべての荷物を抱えていたため、着地したときに弾けるような感覚がありました。道具を捨ててから飛び降りるべきだった。それで、もう一度、衛生兵に報告したんです。膝をチェックされ、痛みがあり、MCLの断裂の可能性が高いと言われました。もし治療が必要なら、私は退役してドイツに行かなければならない。この下士官はどこにも行きませんでした。私の返事は「[表情表現]いや、鎮痛薬と膝掛けをくれ。」

配備を終えて帰ってきました。戦闘哨戒、任務などで4万キロを超えました。1マイルごとに感じていました。結局、膝の手術を受け、その後、背中の治療に取り組みました。背中のMRIを撮ったところ、L5椎間板がS1神経に触れていることが判明しました。非常に痛かったです。手術は避けたかったので、いくつかの治療法を検討しました。

その間に、私は警官になりました。警察学校の体力基準はクリアしました。陸軍のPT（体力テスト）は、治療しながらも難関を突破した。警察学校では、右足にヘアライン骨折をしました。ギブスをはめなければならない。1週間、毎日何マイルも走りながら、アカデミーの仲間がタバコを吸わされるのを見送った。医師の指示に反して、私はギブスを外し、アカデミーの仲間たちと5マイル走りました。卒業式で教官から言われた一言は、『あなたは私が今まで会った中で最も遣る氣のある男の一人です』でした。
私は警官になって1年ほど経っていた。2008年、州兵の部隊にイラクへの帰還命令が下りました。それで、また来た。戦争に行くためのプロセスを踏むときだった。準備期間中、私はメディカルチェックを受け、腰痛のために服用している薬のいくつかをリストアップしました。衛生兵曹は、そのうちの1つ、非常に軽い鎮痛剤についてさらに質問することにしました。下士官から下士官へと、その軍曹は、薬を飲んでいるときにどうやって武器を扱えるのか質問してきました。私は衛生兵に「大丈夫です、現役の法執行官でもあります。どの薬も私の能力を阻害するものではありませんでした。

巡査部長はそれどころではありませんでした。私はすぐに医療委員会に行くよう勧められました。私は信じられませんでした。そして、私はその手続きを経て、最終的に除隊することになりました。私は怒りと同時に傷つきました。自分の部隊と一緒に出動したかったのです。最悪だったのは、隊列を組んでいるときに、小隊が私が除隊することを既に知っていたことです。彼らからあるコメントがありました。『君は今までで最高のNCOだろう 』と。その言葉は、胸に刺さるのと同じくらい、私に誇りを与えてくれました。戦友たちと一緒に出動することはできなかった。


私は残った。


その後、私はうつ病、怒り、そしてその間にあるすべてのものに打ちのめされました。自分でも「一切合切だ」と言っていました。数年後、HQ（本社）レベルで働いていた友人たちが、「なぜ私は彼らに助けを求めなかったのだ？」と聞いてきた。彼らは、医学委員会が私を追い出すのを止められたかもしれないのに。私の答えは、すぐに放り出されるような軍隊に、なぜ留まろうとするのか、というものでした。私は戦争に行きました。もし陸軍が、私がたった一度の怪我で戻ってくることを期待していなかったとしたら、彼らは現場の兵士の現実から著しく切り離されていたことになります。

結局、私は自分が出たいと思ったわけではありません。強制的にそうさせられたのだ。私はまだ出発する準備ができていなかったのです。

私が出動したかったのは、戦争が好きだからではなく、兄弟への愛があったからです。部隊にいる新米二等兵のために出動したかったのです。彼らが、これからしなければならないことに備えて、最高の訓練を受けられるようにしたかったのです。

あれは、私の人生で最悪の日だった。陸軍から追い出された日だ。

仲間と一緒にいられなくなった日。

この記事は、『ハヴォックジャーナル / The Havok Journal　https://havokjournal.com/culture/military/the-day-i-got-kicked-out-of-the-army/　』に掲載されたものです。 

米国国防総省（DoD）の視覚情報が掲載されていますが、これはDoDの推奨を意味するものでも、保証するものでもありません。

※この記事で表明された見解は、著者の意見であり、必ずしもエポックタイムスの見解を反映するものではありません。

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🎙️😺日本国士の皆さん、こんにちは。dariruです。この記事は米国軍人・退役軍人に関する内容ですが、『アメリカで起きたことは他国でも起こります（Eriさんサブスタック是非御拝読されることをお薦め致します）』もうすぐ…

メモリアルデー 2023年5月30日🇺🇸の日
❤️敬う❤️忘れない❤️感謝する❤️MEMORIAL DAY 2023🇺🇸
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昨年は敢えて何も書かなった…のです。
保留最強の理論的思考の出来ない方々から（今、現在に至る迄も奇天烈な事を発しておりますものですから〔笑〕）
あ❣️アメブロでは記事の投稿が出来ませんでした🍿😹❣️

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