[政治・経済]バイデン政権、大統領はマッカーシー債務上限協定に拒否権を発動すると発言

ライアン・モーガン著
2023年4月25日 更新：2023年4月25日
エポックタイムズ/TheEpochTimes
https://www.theepochtimes.com/biden-admin-says-hell-veto-mccarthy-debt-limit-deal_5220907.html
バイデン大統領は、ケビン・マッカーシー下院議長（カリフォルニア州選出）が支持する、歳出削減と連邦債務の上限引き上げをセットにした法案に拒否権を発動することがすでに決まっています。

先週、下院共和党は債務上限引き上げのための計画-2023年制限・節約・成長法-を発表しました。共和党の法案は、2024年3月31日まで、米国が最大1.5兆ドルの債務を追加することを認めるものである。その代わり、共和党はこの法案によって米国の納税者に4.5兆ドル以上の節約をもたらすと述べている。

火曜日、ホワイトハウスの行政管理予算局（OMB）は行政政策声明を発表し、法案を拒否し、法案が共和党が多数を占める下院と民主党が多数を占める上院の両方で通過した場合、大統領府が拒否権を発動することを約束しました。バイデン政権は、米国が約30.5兆ドルの負債を抱えながらも、支出削減や政府プログラムの改革案を拒否し、「クリーンな」債務上限引き上げを繰り返し主張してきた。

OMBの声明では、債務交渉を人質事件に例え、「大統領は、このような人質事件の試みを受け入れないと明言している」とした。

「下院共和党は、前政権時代に議会が3度行ったように、債務不履行をテーブルから外し、要求や条件なしに債務制限に対処しなければならない」と声明は付け加えています。

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共和党の提案は、バイデンの優先予算から資金を削減することで、歳出削減の大部分を達成する。法案は特に、年間の裁量支出を2022年度の水準に設定し、今後10年間の裁量支出の伸びを毎年1%に規制するものである。法案はまた、未使用のパンデミック時代の救済資金を取り消し、学生ローンをキャンセルするためにバイデンが取った行政措置を禁止する。

バイデン氏が支持する2022年インフレ抑制法（IRA）におけるクリーンエネルギー税額控除の拡大もなくなる。共和党の法案では、内国歳入庁（IRS）の資金増額も取り消される。

OMBは、共和党の債務案は、「勤勉なアメリカ人、中産階級、高齢者、子ども、障害者に壊滅的な削減の負担を求める一方で、富裕層や大企業が公平に負担することを保証することは何もしない。実際、議会予算局の試算によると、この法案は、富裕層や大企業が今後10年間で1000億ドル以上の税金をごまかすことを可能にする」と述べた。

OMBの声明はまた、共和党の法案が米国の債務不履行を招く危険性があると主張した。マッカーシーのチャド・ギルマーティン報道官はこの主張に反論し、バイデンは「デフォルトを回避する唯一の計画」に拒否権を発動するとツイッターで書いている。

【バイデンが交渉すべきと言う民主党議員もいる】
民主党は、連邦政府の支出を改革する共和党の提案を支持しない一方で、連邦債務上限を無条件で引き上げるというバイデンの立場を否定する意見もあるようです。

マッカーシーの事務所は月曜日に声明を発表し、少なくとも11人の民主党議員がバイデンとマッカーシーが座って債務についてある程度交渉することを支持する声を上げていると述べた。

ジョー・マンチン上院議員（民主党）は、マッカーシーの事務所が挙げた例の1つで、「私たちに選ばれた指導者たちは、政治的な駆け引きをやめ、協力して妥協案を交渉しなければならない。
それどころか、バイデン大統領が最後にマッカーシー議長と会ってから78日以上経っている。これはリーダーシップの欠如を示すものであり、変えなければなりません」と述べた。

マッカーシーの事務所は、週末に行われたCNNのインタビューで、エイミー・クロブチャー上院議員（ミネソタ州選出）が債務に関する交渉のために「もちろんバイデン大統領はマッカーシー議長と座るべきだ」と述べたことに言及した。

「『私はホワイトハウスの立場を尊重するが、永続的なものではない』なぜなら、交渉というのは、この制度全体が目指すものだからです」と、ディーン・フィリップス議員（ミネソタ州選出）は、最近のアクシオスのインタビューで語っている。

OMBがバイデンの拒否権行使の立場を発表した火曜日、マッカーシーはツイッターで、「上院議員だったバイデンは、支出改革に付随する債務上限引き上げに複数回投票した。何が変わったのでしょうか、大統領？」

すべての共和党員がマッカーシーに賛同しているわけではない。
下院では共和党が過半数を占めているが、マッカーシー氏の支持するプランが、僅差の下院で可決に必要な218票を集められるかどうかは未知数である。

「簡単にはいきません」と、ラルフ・ノーマン議員（サウスカロライナ州選出）は4月18日、NTDのインタビューに答えました。

木曜日、NBCニュースは、選挙区を代表するトニー・ゴンザレス議員（テキサス州選出）が「未定」であると報じました。

同じくスイングディストリクトの共和党議員であるナンシー・メイス議員（サウスカロライナ州選出）は、予算が均衡しないため、法案に反対する意向を示した。また、エネルギー税控除を削減する法案に懸念を示している。

「サウスカロライナ州には、多くの太陽光発電所、ソーラーパネル、民生用、商業用があります。そして、それは何をするのでしょうか？」と、メイスはNBCの取材に答えています。
「そのパッケージの政策は、サウスカロライナ州に悪影響を及ぼすのでしょうか？」

NTDニュースより　https://www.ntd.com/biden-admin-says-president-will-veto-mccarthy-debt-limit-deal_915424.html


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