「置いてけ墓地」


子供の頃のお盆の時期に従兄弟が祖父母の家に泊まりにきていた。
そんなある夏、孫大好き祖父がとんでもないことを思いついてしまった。
それは、、、

「お墓まで肝試し大会開催٩(๑❛ᴗ❛๑)۶」

お墓があるのは、お寺の墓地。
しかも、井戸が二つもあるなかなかの昔ながらのお寺。
大人の今ならば、「じいちゃん!むり!」
と声を大にして言える!だかまだ小学生低学年〜中学年ばかりだったこともあり、ある意味怖いもの知らずな私たち孫一団は、
「面白ろそう!やる!」
と提案をゴッくり飲んでしまった_:(´ཀ`」 ∠):

そして、やってきました肝試し大会!
「お寺の入り口からお墓まで行って置いてある旗を取って帰ればミッション成功!」という言葉を残し何故か去っていった祖父。

お寺の入り口に取り残された私達は、恐る恐る真っ暗な境内に。
自分達の歩く音にビビリながら境内を通り墓地の入り口に入り、ご先祖様のお墓まで残り少し!

猿団子状態でさらに進んで行っていたそのとき
「もうむり!」といの一番に私が戦線離脱!
すると、次々と戦線離脱!
そして、全員ダッシュで祖父母宅にきたーく!
しかし私達は、忘れていた、、、。
祖父を墓地においてけぼりにしてしまったことを、、、。

祖父は、私達が来たら驚かそうと真夏の夜の墓地でひとり、まんじりともせずかなりの時間待っていたというのを知ったのは大人になってからだった。

すまぬ!じいちゃん!

まさかのサポート!今後の活動に使わせていただきます(´∀`)