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アサクリ問題に思うこと


はじめまして、オットーと申します。

今回が初めての記事なので、自分達が上げている動画のことを書こうかと思いましたが、あの話題を無視できなかったので、今回はそのことについて書こうと思います。
(ちなみに夫婦でラジオ等をやってます。良かったら見てね!!)


さて本題ですが、一人のゲーム好きとして、歴史好きとして、そして何よりシリーズのファンとして、「アサクリ問題」は辛い話題でした。

※アサクリ問題
シリーズ最新作「AssassinCreed Shadows」に主人公の一人として登場する、織田信長に仕えていたと言われるアフリカ系男性「弥助」に端を発した、一連の恣意的な歴史改変や盗作疑惑のこと(と思っています)

思えば7~8年くらい前から、「日本が舞台のアサクリが出る」という噂が出てたかなと思います。その頃から

「時代はやっぱり戦国時代かな。奈良や鎌倉時代っていう噂もあるし、幕末も面白そうやな!」

「日本の忍とアサシン教団がどうやって繋がるんやろうか」

などなど、期待に胸を膨らませながら、いつか来るであろうその日を楽しみにしていました。

そんなワクワクも忘れかけていたところ、ついにシャドウズの公式トレーラーが発表されました。

ただ期待感がある一方で、一抹の不安もありました。

不安を覚えたのは言うまでもなく、昨今の、主に海外ゲームメーカーの作品に多く見られる、妙に偏った政治思想があることは言うまでもありません。


公式トレーラーを見終えた感想は、正直なところ、政治思想云々に関係なく「あまり面白くなさそう」でした。これは別に弥助がプレイアブルキャラだったからという訳ではありません。(主人公よりもストーリーの重要人物として出てきたほうが面白いのにな、とは思いました)


https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/assassins-creed/shadows  公式サイトより
弥助は何も悪くないんや…悪いのは現代のズルい大人達


全体として、違和感というか、あまり心に刺さるものがなかった、というのが理由かもしれません。

アサシンクリードと言えば、フィクションを織り交ぜつつも、その時代の文化や価値観というものを緻密に描き、その世界に没入させてくれるのが醍醐味でした。大航海時代のカリブ海、大英帝国期のロンドン、共和政ローマ期のエジプトなど、私がプレイしてきたシリーズはどれも、その世界に没入させてくれました。

もしかしたら今回のシャドウズも、実際にプレイしていくことで同じ体験ができるのかもしれませんが、今公開されている情報や、いろいろと明らかになった疑惑を見る限り、悲しいですがあまり期待はできなさそうです。

今までのシリーズには、その国のその時代の文化や価値観、当時の人々に対するリスペクトが感じられました。シャドウズには今の時点ではそれを感じられません。

あれだけ自分達が「正しい」とする価値観を押し付けに近い形で理解させようとするくせに、他の価値観に対しては無理解、あるいは自分達の都合の良いように改変しようとする姿勢には、怒りを通り越して哀しみを覚えます。



https://www.playstation.com/ja-jp/games/ghost-of-tsushima/  公式サイト
伝説の神ゲー


SNS上では度々ゴーストオブツシマと比較されていましたが、あれは間違いなく名作であり、私の中ではPS4タイトルで1、2を争う作品です。

シャドウズとゴーストオブツシマには確かに、海外ゲームメーカーが日本を舞台に武士(及び忍者、冥人)の生き様を描く、という点では共通しています。ですがこの2作品には決定的な違いがあります。
それは作品内で描きたいものに対してリスペクトがあるかどうか、平たく言うと好きかどうかだと思います。

GoTや今までのアサクリシリーズにはそれがあり、今回のアサクリにはそれが無いように感じます。

別に「もっと日本を敬え!!」と言いたいわけではありません。ただ今までのシリーズにはあったのに(最近の作品はそうでもないかも)、ずっと期待していた、しかも自分が生まれ育った国が舞台のものには、製作に携わる方々の好きが込められていないどころか、ともすればヘイトのようなものが含まれてることは、やっぱり辛いです。

シャドウズを買うか買わないかはまだ決められませんが、今後もこの問題には注視せざるを得ません。作品を待っている私達ファンに「UBIやるやん!」って思わせてほしいです。

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