作業道作設
お久しぶりです。
更新遅くなり申し訳ありません💦
8月下旬から9月にかけて、東近江市の箕川という場所で作業道を作る手伝いをしていました。
その報告をさせてもらいます。
作業道とは山の中に機械や車両を入れるために作られる道です。
この道により、切り出した材を効率よく山から搬出することができます。
基本的にはバックホウを使って山を削り、盛土をして作られます。
山を削るとなると抵抗感を持たれることもあるかもしれませんが、極力山への影響を抑えた四万十式作業道と呼ばれる方法で作られています。
四万十式については、ネットでも書籍でも調べられます。ここでは割愛させていただきます。
今回私は先行伐採と呼ばれる、道を作る予定のルート上に立っている立木を倒していく作業を行いました。
靴二足分ほどの幅の道が、中央の青テープの巻かれた木の下に通っているのが分かりますか?
獣道ですね。
獣道は地盤が安定し傾斜もなだらかなことが多いので、ルートの目安にすることがよくあるそうです。
この獣道の幅を約2.5mほどに広げていくには、道の左右にある木が邪魔になってきますね。
そうした木を予め切り倒していくのが先行伐採になります。
作業道を作るにあたって、水をどうするかは大きな問題になります。
雨が降ると谷沿いに水が集まり、一夜で川ができたり。
そうした水をうまく処理しないと道が崩れたり、常にぐちょぐちょの道になって機械が通るたびに道が削られたりします。
ここはだいぶ前に作られた道で、台風の影響で増水した水が道を流れている様子です。
上手く処理できているところもありますが、水が土を削ってしまっていたところもありました。
そうした箇所は追々補修が必要になるでしょう。
道づくりの難しさを実感させられます。
道が崩れやすい場所には丸太組みをして補強する方法もあります。
山によっては丸太組みを道すべてに施工しているところもあるそうです。
すごい労力ですが、それほどする価値があるということですかね。
道付けが終われば、いよいよ材を出していけます。
この山からどんな材が出ていくのか、楽しみです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?