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難しい継承語教育

わが家も継承語教育として日本語を子どもたちに使っています。
私といるとき=100%日本語
旦那といるとき=100%韓国語
家族みんなでいるとき=韓国語だけど、私とは日本語

というスタンスをとっていたおかげもあり、子どもたちは私に対して
日本語を使っています。
次男は韓国語がやや遅れており、多文化センターの언어지도(言語指導)の
授業を毎週受けています。
本当に不思議なことなのですが、次男はコロナ渦で生まれ
2歳を過ぎるまで日本へ行ったこともなく、1歳5カ月のときに
私が働き始めたのでどちらかというと韓国語のシャワーの方が
たくさん浴びているはずなのに日本語の方が上達しました。
おそらく、長男がすごくおしゃべりなのでそれが影響したのかなと
思います。
ただ、何事もバランスが大切です。
旦那にも協力してもらい、韓国語の絵本の読み聞かせは欠かさず
やってもらうよう促しています。
でも、仕事で疲れているときはなかなか難しいですねㅠㅠ

韓国で子育てしている日本人の先輩ママたちからよく聞く話。
「小学校になったらどんどん日本語が衰退していくよ。」
具体的には、お母さんが日本語で話しかけても韓国語で返答する
ということが起きやすくなるみたいです。
「9歳の壁」という言葉もあり、小学生になるとどうしても
お友達との関係が重要になりますよね。
また、自分と他のお友達がどこか違うのも恥ずかしかったり、
嫌になる時期でもあります。
そんな感じで中学生になっても日本語を使っている子は
天然記念物と言われたりもします(笑)

ただ、私の中で疑問が1つありました。
それは小学校でも勉強する英語だけは持続可能なのではないか、
ということです。
韓国では英語を本当に重視しています。
特に最近、英語教育に力を入れている家庭が多く、英語幼稚園に入れたり
英語の多読が流行っています。
周りも使おうとしている英語であれば、小学生になっても衰退しないのでは
ないか
と思っていました。

韓国のバラエティ番組で「물 건너온 아빠들」という番組があります。
国へ来たアッパ(お父さん)たちが韓国社会で子育てに奮闘しながら    頑張っている内容です。
その中で紹介されたイギリスから来たアッパのお話。

アッパは、家庭の中でずっと英語で話しかけていたみたいです。
でも、アッパが英語で話しかけても子どもたちは韓国語で返答しています。
特に娘ちゃん。
この動画を見て、「あ、英語も同じなんだ」と感じました。
答えるのは韓国語ですが、アッパが話す英語はちゃんと理解している様子。
わが家も旦那が日本語話せないので、小学生なったらこんな感じになるの かなとある程度、覚悟はしています。
ただ、これをどう捉えるのかが重要だと思います。
寂しい、悲しい、残念、失敗と思うのではなく、自然なこと、子どもに  とって楽な言語、リスニングはできていると肯定的に思える自分でいたい です。

それでもやっぱりずっと自分とは日本語を使ってほしいと思うのが
親心。
今できることは、「話しかけ」「話しあう」「読み聞かせ」をすること。
海外で日本語の継承語をしているパパやママ、
今日も頑張りましょう!!






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