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尊敬する人 山田節子さん

続けて 尊敬するマダムは山田節子さん。
彼女は、私のお取引先先だった坂本乙造商店さんがきっかけ。
漆のジュエリーのブランドで、軽いけれど個性的な色とデザインで、会津塗りをジュエリーにしたブランドなので、モードっぽいイメージで展開。ヨーガンレールとか、Y’sとかのお洋服がお好きな方はたぶんお好きなテイスト。

マダムだけでなく、30代からもつけられるこのブランドは、現在理恵さんだけでなく、お嬢様の円さんとブランドを展開。
なので、ターゲットが50代以上という感じでもなく、若いかたでも取り入れられる。私もピアスを愛用していて、使いやすさは実感済み。

この坂本これくしょんのデザイナー、
坂本理恵さんご本人に アクセサリーが好きなら漆でアクセサリーをつくったらいいじゃないとアドバイスをされたのが山田さんだそうで、そこからのご縁で私は山田さんの存在を知った。
坂本理恵さんのつくる作品や完成は MOMA に作品を所蔵されているほどの方だが、その方に、身に付ける漆を提案された方はどんなかたなんだろうという興味からだった。

ご紹介くださり、お時間をいただく機会があった。
銀座松屋のリビングフロアのバイヤーで、
もともとは会社の上司のかたの催される
ホームパーティのお手伝いをお声がけされたことがきっかけだったそう。
いまでこそケータリングはホームパーティの定番だが、当時はまだそんな言葉もなかった時代だとおもうが、
お招きするお客様へ、
テーブルコーディネートなどから準備しておもてなしをされたのだという。
それがきっかけで、ライフスタイルの提案などが向いているのでは、と長きにわたり売り場を任され、いまでは 暮らしの道具展という名物のイベントを企画されたりしていらっしゃいますね。
私の知り合いの別の作家さんも、山田さんから作品を誉められただけで これからも頑張ろうと思えるくらい自信に繋がったとか、
一度作品を見て頂きたい、アドバイスを頂きたい、というかたが多くいらっしゃるような、工芸の世界ではもはや神様のような存在。作品や、これからも残る作品かを見抜く目が確かだからこそなのだろうが、そんな 神のような山田さんのように、名刺となるような名物の企画展みたいのが持てればいいなあ と遠い目をして憧れている。

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