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好きだったお店② H.P France/VIA BUS STOP

ソニプラが大好きだった高校生の頃を経て、大学生になった私は今度は 
アッシュぺーフランス、ビアバスストップ というセレクトショップが大好きになった。

当時はたぶん あそこまで個性的で攻めた前衛的なセレクトショップが他になく、
本当に唯一無二の存在立ったのだ。

ひとにこんなにも迎合しない商品選びってすごいな、と衝撃を受けて、とても感動したことを覚えている。人にかってもらいたいという媚びがなくデザインも驚きだし、価格も非常に高かった。
これこそ、わかるひとにだけわかってもらえばいい、という主張を勝手に感じとり
いつのまにか私は、この店でかえるような自分になりたい、と思うようになった。
回りのおしゃれな友達は大抵そこで買い物をしていたので、バイト代が入ると、その店でお買い物をする。
お店に憧れて、
<私もあの店で買い物をする自分になりたいという憧れ>。

これこそ、小売店の目指すところだなあと思ったのだ。
そこから、セレクトショップと言えばこの2つが 私のなかでは揺るぎない存在になった。
それから時間がたつと、どんどんセレクトショップが誕生していったが
こういう姿勢やバイイングが真似されて真似っこが増えていくと、なおさら 始めた先駆書の存在価値が上がって
なおのことかっこよく見えてくる。

これが、1900年代の終わりごろの話だったとおもう。



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