雑記:高専生のレポート作成環境のすすめ

なぜ書くに至ったのか

 弊学電気科は二年生からレポートをパソコンで提出する機会が非常に多いです(2週間に一回ペース)。ですから、なるべく手軽に高いクオリティのレポートを書きたいわけです。そこで、私が使っている環境を紹介して皆さんに布教しようとこの記事を書いています。

LaTeXをつかえ!!

 理系以外だとあんまりなじみがないかもしれません、このLaTexというツール。ちなみにラテフと読みます。弊学電気科学生は1年生で習うのですが、非常に優秀なツールで、以下のような特徴があります。
- GUI(マウス操作)が必要ない
- ソースコードを記述することで紙面が完成する
- labelで図番号や式番号を管理できる
- 数式がきれいに書ける
                   and more…
 GUIの操作がない、つまりキーボードのタイピングだけで完結するので図を入れたりする時のストレスが少ないです。ソースコードの記法は慣れが必要なので慣れるまでは大変だと思いますが慣れたらこっちのほうが速いです。labelは非常に恩恵を感じる場面が多くて、例えば後から図の順番を変えるときや訂正が帰ってきて図を追加・削除しないといけないときなどに、図番号・式番号を書き直す作業がいらないので非常にストレスフリーです。
また、高専生が授業で提出するレポートには数式がたくさん出てくるので数式がきれいに記述できるとレポート全体の見栄えもぐっと上がります。
 なのでMicroSoft製の某ソフトを使うよりもLaTeXで書いたほうが高専生はお得だよってわけですね。

VSCodeをつかえ!!

 さっきMicroSoftを下げましたがVSCodeはMicroSoft製です。決して私はアンチMicroSoftではないです。世の中にはそういう人もいるらしいですが私はWindowsを使いますし、VSCodeも使います。MicroSoft最高!!!
 VSCodeに関しても使わない分野の人は全く知らないでしょうが、MicroSoft謹製のつよつよエディタです。まじでエディタに関しては今はVSCode一強って感じで、VSCode以外のエディタはエディタにあらずなんて言う人もいるぐらいです。VSCodeの強みはやはり豊富な拡張機能の数々です。エディタなのにほんとに何でもできます。
 環境構築は少し難しいですがTeXStudioなどの統合開発環境を使うよりもこちらのほうが楽なので参考資料をこちらに貼っておきます。

VSCodeのおすすめ拡張機能

 LaTeXでレポートを作成する際のおすすめ拡張機能を紹介します。基本は使って自分の便利だと思ったものを残していけばいいと思いますが、世界が変わるぐらいよかった拡張機能を書いていきます。

Drow.io Integration

 Drow.ioという図を描くWebアプリがVSCodeで使える拡張機能です。図の作成・管理とレポートの記述、出来上がったレポートのPDFが一つのワークスペースに収まるので作業がめちゃくちゃ楽になります。

CSV2LaTeX

 ExcelのデータをコピペするとLaTeXコードの形式に直してくれる拡張機能です。データを区切る線などは後で追加する必要がありますがそれでもめちゃくちゃ楽です。

Excel Viewer

 ExcelのデータをCSVファイルのようなカンマで区切った形式ではなくテーブルのような見た目で見れる拡張機能です。あると便利程度のものですが、VSCodeのウィンドウのまま作業ができるので便利な機能です。

Open

 デフォルトのアプリでファイルを開けるようにする拡張機能です。例えばxlsxファイルをExcelで開くことができます。ワークスペースにデータをまとめたxlsxファイルを置いておいてグラフが欲しくなったら右クリックで開いてExcelで図を作る、みたいに作業できるので便利だと思います。

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