10/1 ブルーホースCS(オリジナル4.8倍)
オリジナルのモチベが低めなアドバンス専業だったが、参加表明が1番で通り参加費500円になったため参加
大会全て通してなかなかに自分にとって刺激的な1日だったためノリと勢いでの執筆へ。
※所々下手なプレイがあるかもですが、目を瞑っていただけると幸いです。
使用山・赤単我我我
理由・ちゃんと回せるオリジナル山がこれと鬼羅しか手元に無かったため、しっかり魔道具やサムライを狩りに行ける赤単を使うことに
1回戦・赤白アーマード 先手⭕️
先1ブレイズした返しに相手がヴァルボルシャックを埋めたため、赤白メクレイドor成長チェンジ系のデッキと予想しテスタを立てながら1点刻んだらピース盾ルピアをトリガー。
ブレイズが消えることは確定したものの、そこから2ターンかけてリーサル+1まで盤面を作り上げて貫通。
2回戦・赤白サムライ 後手⭕️
相手が武偉埋めてタキオンを出したため概ね次のターンに武偉が出てくることは確定だが、何もしようがないので自分は順当にカンゴクを出して終わり。
次のターン、3枚目の武偉埋めてのタキオンからの武偉召喚だったため(さてはクロスギア無いか…?)って思ってたら何もジェネレートせず1面処理してエンド。
その隙に走り抜けて勝ち。
3回戦・青魔道具 先手⭕️
初手が大型まみれで唯一の1コスがブレイズなため次小型引かなかった時の1点からエアヴォ等を踏んだら全てが崩壊するためあえて罰怒埋め1パス、次のターンに轟轟轟を引いたため1コスorダチッコを祈りながら嵩張ってた我我我を置いてブレイズキャストエンド。相手は新世壊の設置に成功。
3ターン目トップクミタテで1コス我我我轟轟轟、無論勝利。
4回戦・青魔道具(にわかさん) 後手✖️
後手にも関わらず1コス欠損で1パス、相手は新世壊埋め新世壊設置エンド。
2ターン目カンゴク出してエンド、次のターン相手はゾメンザンゴンパドゥ。
初手の1コス欠損により返しの後手3でリーサルが組めないため2.1で盤面作ってエンド。
その返しに先4起動、出てきたのはゼニス1枚。
「よし、まだ耐えてる…」
EXターン、単色チャージ5マナVTで破滅。
(終わった後、にわかさんが大会中に友達のテンションで話しかけてくれたのは普通に嬉しかった)
5回戦・アナカラーグラスパー 後手⭕️
相手が2ターン目ブーストしなかったため、1体目の我我我が仮に止まっても1ターンは貰える状況に。
3ターン目1コス我我我で1点GSを踏むも、カンゴクから得たリソースを糧に次のターンには2体目の我我我を作り、残り盾2枚でゼナークハンド+GS要求にして貫通させて勝利。
6回戦・アナジウォッチ 後手⭕️
1t1コス2t1コス2体撒き3tダチッコ我我我の後手最大打点で相手に多面除去トリガー要求を押し付けてそのまま貫通。
7回戦・黒緑アビス 先手⭕️
気合いで先攻をもぎ取るも手札が細く相手が2ターン目ブーストしたため、気合いの1.1.罰怒リーサル特攻でノートリ貫通勝利。
(多分後手だったら死んでた)
そんなこんなで6-1、11位上がり
アナジャと受け山を気合いでかわし、その上でしっかり熟考した結果の予選上がりで4.8倍ということもあって個人的にめちゃくちゃ嬉しかった。
その後の本戦はいつもなら緊張感を持ちながら臨んでいたものだが、その日は何故かめちゃくちゃ楽しんでいた。
ポイントというしがらみもなく、自分がどこまで勝つのかを知るために何も恐れずただただ突き進むフロムゲーの主人公の気分だった。
本戦1回戦・赤白サムライ 先手⭕️
後手2ターン目で相手がめちゃくちゃ悩みながらもチャラルピアを召喚。
筆者はダチッコソンクンキープしてたため、待ってましたと言わんばかりにチャラを飛ばしながらひたすらに盾を詰め、そして相手は投了。
ラジオ獲得。
本戦2回戦・アナジャオウガ 先手⭕️
気合いでジャンケンを制し、クミタテカンゴクダチッコ我我我という理想ムーブをいとも簡単にできるくらい手札が整っており、予定通り最強の3キルルートを貫通させて勝利、ベスト4へ。
2回戦を終えた後、後ろの卓での試合を観戦していた。
次の対面がその試合の勝者であるため、しっかり観察する必要があったのだ。
その試合は下手くそな自分にとっても見応えのあるものだった。
マジック側の細くも丁寧な詰めやVTにファイアを絡めた猛攻をアナジャ側は次々とあの手この手で乗り越え、盤面を支配していく。
最後はマジック側のリソースが底を尽き、アナジャ側が多くのブロッカー・VT・同期の妖精を横に揃え、手元に茶を添えながら、CRYMAXジャオウガでこの試合を締めたのである。
そのアナジャオウガ使いこそが、そう。
ZweiLanceである。
準決勝 対面アナジャオウガ(Zweiさん)
1本目後手✖️
先手後手で勝敗が決まりかねないこの試合のジャンケンは、すぐにZweiさんに先手が掴み取られてしまう。
しかし、Zweiさんは2パスする。
こちらはクミタテ、カンゴクの盤面を作り着実にリソースを確保していく。
次のターンにはメイデンが着地、ブランド1枚でのリーサルを塞ぎにかかる。
そして自分の3ターン目、展開は1コス我我我。
リーサルは無いものの、後続の打点を通させるために盾の枚数を削りにかかる。
盤面の総数が減った時に殴りづらくなるクミタテから攻撃を宣言する。
「すみません、ここ少し時間もらいます。」
Zweiさんは、このプレイに対してひたすらに熟慮する。通して何も踏まなかった場合、踏んだ場合、メイデンで止めた場合、この簡単な3つのケースだけではとても収まるとは思えないほど先を見据えた長考。
ここで何分使っただろうか、そんなことはもはやどうでもいいくらいにこの勝負にお互い真剣なのだ。
長考の末、クミタテの攻撃が通る。
ド浮きの動悸、この盤面にとっては手痛いトリガーである。Zweiさんは少考し、残すと後の展開の面倒になるカンゴクをバウンスする。
そして我我我の2点が通り、残ったのは小型2体。ブロッカーがいてかつ盾が2枚の状況で詰める理由も無いためターンを返す。
しかしこのような展開になった場合、概ね何でも解答になってしまうのがこの対面の後手を取ってはいけない理由である。
ボンキゴ、アーテルゴルギーニ、VT、ラジオ
これら全てが有効札だ。
この試合も、それらでひたすら遅延されてジャオウガまで繋げられてこのラウンドはZweiさんが一本取ることになった。
2本目先手⭕️
せっかくの負け先だが、1コス欠損で1パス。
これによって3キルがだいぶ難しくなってしまう。
しかし、(ボンキゴを今出してたら負け)という盤面を作り出すためにコダマンマとダチッコ我我我の5打点で盾を割り切る。
次のターンで形成逆転のためにラジオを撃つも、ブロッカーが広がらずどうしても筆者の場に1面残ってしまい、先攻の利を活かした筆者が一本取り返す展開となった。
しかし3本目も負け先なため、後手を捲らなければならないというなかなかにしんどい展開である。なのに、筆者は心の奥底から全力でその場を楽しんでいた。
下火寄りのデッキで準決勝まで来れたこと、その準決勝の相手が憧れのZweiさんだったこと、そのZweiさんとの真剣勝負に筆者が少しでも抗えていること、全てが本当に楽しくてならなかった。
そう思いながら、お互いに緊張感を持ちつつ3本目に臨むのである。
3本目後手✖️
こちら後手1ブレイズ、2ターン目にはコダマンマするも、問題は前のターンにZweiさんは幻緑の双月でブーストしてるため次のターンに何が出てくるかで話がだいぶ変わってしまう。ブロッカーか、デドダムか、ボンキゴか、はたまたラジオか、このCSで一番お祈りしたところである。
(ブロッカーはまだ良い、ボンキゴはやめてくれ…)
先攻3ターン目、Zweiさんが少考の末に手をかけたものは…
祈りも虚しく、ボンキゴマイムである。
ブランドがそのターン盾を詰める行為そのものを封じてしまった。
(まあ、そうなるよな…)
筆者の手札にはソンクンと罰怒を抱えていたため、ダチッコさえツモればボンキゴを破壊できる。しかし、都合よくカードは引けない。
次のターンにダチッコを引いた時のためにチャージエンドを宣言。
しかし、ZweiLanceはその怪しげな行動を一切見逃さない。ボンキゴの隣にソンクンの受け皿を作るための同期の妖精を置いてきたのだ。
(ああ、終わりか…)
そこからの展開は言うまでもない。ただただ盤面を支配され、ジャオウガでソンクン破壊されるも破壊効果の対象を同期の妖精に吸われるためボンキゴに触れないと思った瞬間に全てを悟った筆者は、
「ああ、ダメか…」
思わず口から溢れた、ある種の投了の合図である。
それを聞いたZweiさんは笑顔で筆者に言葉をかけた。
「勝ちました。」
赤の他人から言われたら普通に腹が立ちそうな言葉だが、
全てを悟り、全てを受け入れ、全てを楽しんでいたのだろう。
俺は、憧れの相手に笑顔で負けた。
本当に楽しかった。全てに集中して横の準決勝の卓など意識する暇も無かったくらいに。
名残惜しくなりながらも、自分は3位決定戦へ向かうことになる。
しかし、準決勝の最中にトリガー踏んで負けた的なニュアンスの言葉が聞こえた気がした。
準決勝を終えた後、少し嫌な予感がした。
(まさかな…)
3位決定戦 ミラー
1本目後手✖️
相手がブルースガーを埋めた瞬間に全てを察する。ブンブンチュリス出して終わり。
「おい、マジかよ…w」
それに対して筆者は脅威の1パス。絶対に1コスは出したい対面においてしんどい展開である。
相手はコダマンマGSをプレイし、盾と引き換えに手札を整えていく。
筆者はテスタを出してエンド。そして返しに相手は1コス我我我を決めて1.1.2で盾を詰めていき、4枚見てGSが0だったため投了。
2本目先手⭕️
筆者はブンブンチュリスを出してエンド。相手もクミタテ出しで応戦。
筆者は別の意味で手札が整っていたため、ブレイズ埋めて2パスエンド。
相手はチュチュリスを出して、クミタテ刻まずにエンド。
(お、ラッキー)
筆者は即座にトップのカードを埋め、ダチッコソンクン轟轟轟を決め、相手の盤面を一掃して可能な限り盾を詰める。
これには相手も投了。
筆者が比較的不利となる3本目へ持ち込む。
3本目後手⭕️
今回はお互いに1コス2コスで動けている。
問題は次のターン、相手はテスタからチュチュリスの軽減で1コスになった我我我に進化。
ブンブンの1点が入る…
世界最高のタイミングでのGS!
我我我の行動を止めることに成功!
相手はそのままエンド。筆者は返しにダチッコソンクンで寝てるブンブンを殴りながら隣のチュチュリスを破壊し、簡単にはリーサルを作れない状態へ。
しかし、相手のトップも強い。
意識外からの轟轟轟!トップがブランドでリーサル…
だが、ブルースガーだったのでこちらとしては一安心。
我我我でソンクンを取り、ソンクン効果で盾を1枚ブレイク。
すると相手は一瞬手が止まってそれを手札に加え、そのままエンド。
(ああ、相手も一番上GSだったんだな、怖っ)
すぐに察したことによってトリガー2枚踏みの確率が一気に下がり、安心して1.3罰怒で2トリ要求を押し付け、貫通。
4.8倍ブルーホースCS3位、1200pts
5回戦の予選ですら勝てないことが多い筆者にとって7回戦の予選を勝ち抜けたのも嬉しかったし、準決勝は勝てなかったものの環境において下火となる赤単でここまで勝ち抜けたのも個人的には満足だった。
赤単ってデッキ、馬鹿にならないなぁ。
今日の献立
朝・最寄りのコンビニで買った梅おにぎりと冷やしうどん
昼・ CS頑張ったから無し
夜・調整をしてたあんだんてさんと身内で行った家系ラーメン
今日の楽曲
大切な人との別れに悲しむ自分と、その別れを糧に前に進もうとする自分との葛藤を描いたRAP曲
「2つだけわかるのは、君がもういないってことと、俺が歩き続けてくこと」
強かった相棒がいた人、その上でこの競技で戦い続ける人にとっても刺さる曲
本当に強いデッキは今のうちに大切に使ってあげよう。
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