「まちの本屋」が変わる 石堂書店さん、リノベーションイベントのレポート@横浜.妙蓮寺
先日、横浜は妙蓮寺にある石堂書店さんの「まちの本屋リノベーションプロジェクト」第1弾に参加しました。
「まちの本屋リノベーションプロジェクト」は、石堂書店さんの2階と離れのスペースをリノベーションして、シェアオフィスやイベントスペースに再活用する取り組みです。
自身、横浜に住むものとして、本が好きで、本屋さんが好きなものとして、ただただ応援したい気持ちから参加させていただきました。
その当日のレポートを書きましたので共有いたします。また、写真は石堂書店さんより許可をいただき、拝借掲載しております。
石堂書店さんについて
1949年創業。東急東横線妙蓮寺駅 徒歩2分商店街の中にある書店が“これからの町の書店”を考えます。 平日・土 10:00~20:00 祝 11:00~19:30 定休日:日曜日 石堂書店さんTwitterより
石堂書店さんは、なんと昭和24年に創業されています。妙蓮寺という街の、ゆったりした雰囲気や風景をつくってきた街場の書店としていまもあり続けています。
妙蓮寺駅の改札を抜けて右手に歩く2分のところに石堂書店さんはあります。ちなみに妙蓮寺駅という名前の通り、妙蓮寺というお寺は改札左手すぐに門を構えています。
駅前からすでに商店街ははじまり、路地裏のような小路の先はすぐに曲がり角に差し掛かります。次にどんな視界が待っているのか、心地良い期待が街歩きの楽しさを思い出させてくれるころ石堂書店はみえてきます。
「まちの本屋リノベーションプロジェクト」とは
妙蓮寺のまちづくりに関わる「住まいの松栄」さんと、『本を贈る』など暮らしに関わる素敵な本を出版している菊名の「三輪舎」さんに手伝って頂きながら「まちの本屋リノベーションプロジェクト」出発します! @石堂書店さんツイートより
妙蓮寺の不動産「住まいの松栄」さんと、出版社の「三輪舎」さんと協同して、石堂書店さんの2階と離れのスペースをリノベーションして、シェアオフィスやイベントスペースに再活用する取り組みです。
街づくりのプロである不動産屋さんと、本づくりのプロである出版社さんが本屋さんと、本屋さんを暮らしの楽しめる場所としてリノベーションする。そして、その取り組み自体を地域の人と一緒に、参加型のイベントとして提案する。そんなコンセプトは、これからの時代に合った企画だなぁと感じました。
お店とお客の関係性はいまの時代ははっきりと線引きされるよりも、互いに溶け合うような、お客側とされていたひとびとにお店側として参加してもらえる余白を作るような、そんなお店側の提案や設計が増えてきていますし、求められているのかもしれません。
実際、本屋作りに参加できる、この企画は自身には強く魅力的に感じました。
今回は、第一弾として、石堂書店さんの2階を有志の方々でペンキを塗ろうというイベントでした。当日現地に行ってみると、総勢30人以上の方が集まり、賑やかにペンキ塗りを楽しむことができました。
塗る前の2階は、下記のような感じです。
みんなでペンキを塗る様子です。子供も多く参加していて、ペンキを塗りながら、微笑ましい空気が終始流れていました。
お昼は、石堂書店さんの近くにあるパン屋さん「ブーランジェリー14区」さんのケータリングです。ちょうど石堂書店さんに来る前に通りかかり寄ってみたかったパン屋さんだったので嬉しいランチとなりました。
完成風景はこんな感じです。
本屋さんはパブリックな場所
なぜいま、ここでこうしているのか、そして、それはとても楽しいものだと感じているのか、ペンキを塗りながら、みなさんと話しながら、時折に自問していた自答は「本屋さんはパブリック」な存在なんだなぁということに落ち着きました。
石堂書店さんに30人以上のひとがペンキを塗るために集まったこと。
この事実に、本屋さんの意義や価値、未来と可能性を改めて強く感じました。
二階はこんなことをするのはどうでしょう、第2弾も行きたい、今度飲み会をしましょう、あの空間の、塗りたての壁や床に響いていた声が、自分と同じように思った方、感じた方もいたのだと思わせてくれました。
参加させてくれる場所、楽しむ余白のある場所、それは公共でいう公園のような場所であり、本屋さんは楽しみを与えるだけでなく、公園のように楽しむ余白を与えてくれる場所、つまり、パブリックじゃないか、あぁ、そういえば、出版は英語でパブリッシュだ、パブリックと近いじゃないか。ペンキの匂いなのか、思考は心地よくトリップしていき、本屋さんはパブリックということに落ち着いた次第です。
今後「本」をテーマに色んな企画を展開していきながら、「暮らしの街」で「暮らしが楽しくなる」ような場所にしていきたいと思います。@石堂書店さんツイートより
暮らしが楽しくなる場所、そんな場所が街に増えることは喜ばしいことです。
そして、そんな場所を担える旗手は個人的には本屋さんしか思い浮かばないと、あの空間を共有させてもらったひとりとして感じました。
第2弾、楽しみにしております。
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