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【解説】googleアナリティクス、GA4の設定がうまくできないときの複数設定方法

googleアナリティクス、GA4の設定方法がうまくできないときの複数設定方法の解説です。
WebサイトのPVなど計測した場合、Googleアナリティクスで計測測定できます。

【2023年7月にGA4へ】
2023年7月に、既存バージョン「ユニバーサルアナリティクス」から、新規バージョン「GA4」に完全移行することがGoogleで発表されました。



今回、ユニバーサルアナリティクスと並行して、「GA4」を設定する方法を解説します。


実際のサイトで、1つめの設定でうまくいかなかったので、別途、2つの方法で設定しました。


今回、エラーケースも含め、流れで解説します。
 

Web365とは
Web365は、外部Web担当者として、クライアントのWebサイトの集客力を高める施策を運用代行しています。
Web365について詳しく知りたい方は「Web365とは」ご覧ください。
 
この記事でわかること
・ユニバーサルアナリティクスが設定済み、並行してGA4を設定する方法
・既存のユニバーサルアナリティクスのプロパティから「設定アシスタント」で設定する
・GoogleタグマネージャーでGoogleアナリティクスの設定をする
・・Googleアナリティクスからの設定ではエラーな要因(仮説)
・・Googleタグマネージャーでの設定方法を確認
・・Googleタグマネージャーの設定
・・Googleタグマネージャーのアカウント作成
・・Googleタグマネージャーのコードをサイトに追記
・・新しいタグを追加(Googleアナリティクス)
・・新しいタグを追加(Googleアナリティクス_GA4)
・・Googleタグマネージャーの公開

【設定代行します】

Web担当者として、クライアントサイトで初めに設定しているフル設定を代行します。



ユニバーサルアナリティクスが設定済み、並行してGA4を設定する方法


まずは、ユニバーサルアナリティクスが設定済み、並行してGA4を設定する方法です。

 

GoogleAnalytics内の左メニュー「管理」※歯車のアイコンでアカウント、プロパティなどの設定を開く。

赤枠、プロパティで新規の「プロパティ作成」をクリック。

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プロパティ名を任意で決めます。

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プロパティの設定で、ビジネスの概要を選択していきます。任意です。

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プロパティ作成完了後、プロパティの各メニュー「データストリーム」を選択します。

今回計測対象がWebサイトなので、赤枠、「ウェブ」をクリックします。

※アプリなども計測できます。Webサイトとアプリを横串で計測できることが今回GA4の強みです。 

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設定で、Webサイト名と、ストリーム名を決めます。任意です。

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レンチのアイコンの「タグ設定事項」で、2つのパターンで設定方法が変わります。

・新しいサイトにタグを設定するか
・既存サイトに追加して設定するか(今回) 

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今回、既存サイトに追加して設定するか、ですので、

下記、一番上の赤枠「既存のページを…」をクリックします。設定方法が2つあります。

・GoogleAnalytics(今回)
・Googleタグマネージャー 

今回、GoogleAnalyticsでまず設定を試みます。

下記、2番目の赤枠、で方法が記載されています。下記引用します。

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測定 ID「G-〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」は重要です。コピペしておきます。

ページにすでに別の Google アナリティクス プロパティの gtag.js を使用している場合は、次の手順に沿ってストリームのタグ設定をオンにします。ページのコードを変更する必要はありません。
別のウィンドウで、ページ上のタグを管理している Google アナリティクス プロパティを開きます。
[管理] > [トラッキング情報] > [トラッキング コード] に移動します。
[グローバル サイトタグ(gtag.js)] の下の [接続済みのサイトタグ] をクリックします。
この測定 ID「G-〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」を接続します。

 

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今回、上記、案内にしたがって、既存のプロパティをブラウザの別タブで開きます。

下記、既存プロパティでトラッキング情報、トラッキングコードを選択します。

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トラッキングコード内の設定で、赤枠「接続済みのサイトタグ」項目をクリック。

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タグのID(測定 ID「G-〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇」の部分)と、ニックネーム(任意)で設定し、「接続」します。

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これで、先のGA4のプロパティに戻って、左メニュー、「レポート」で「リアルタイム」で計測確認をします。

うまくいくと、下記のように計測されています。

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今回事例では、実際、うまくいきませんでした。次の方法です。

既存のユニバーサルアナリティクスのプロパティから「設定アシスタント」で設定する


先の方法が、うまくできないので、既存のユニバーサルアナリティクスのプロパティから「設定アシスタント」で設定することにします。

下記、既存のユニバーサルアナリティクスのプロパティ内のメニューで「設定アシスタント」があるので、クリックします。

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「既存のGoogleアナリティクス4プロパティに接続したい」を選択し、先につくっていたGA4用のプロパティを赤枠で選択します。

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プロパティを選択したら、「プロパティをリンク」をクリック。

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下記、接続済みのプロパティ、で選択したGA4のプロパティが表示されていれば完了です。

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これで、先のGA4のプロパティに戻って、左メニュー、「レポート」で「リアルタイム」で計測確認をします。

うまくいくと、下記のように計測されています。

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今回事例では、実際、うまくいきませんでした。次の方法です。


GoogleタグマネージャーでGoogleアナリティクスの設定をする


今回事例では、GoogleタグマネージャーでGoogleアナリティクスの設定をする、で成功しました。

Googleアナリティクスからの設定ではエラーな要因(仮説)

これまでの2つでうまくいかない要因は特定できていませんが、別サイトではうまくいったこともあるので、違いをあげると、

【今回事例のエラー要因、仮説】

コンフリクト

WordPressの「Googleアナリティクスを設定できるプラグイン」などで設定していると、コンフリクトしているのかもしれません。
今回サイトは、WordPressプラグイン、「All in One SEO」でGoogleアナリティクスを設定しています。

※ちなみに、WordPressプラグイン、「All in One SEO」は、多機能で人気のプラグインですが、クライアントサイトでタイトル表示やSNSのOGPでエラーがあったり、セキュリティリスクが危惧されたりと、あまり、パフォーマンスが良くないので、当方担当のサイトでは別プラグインに、順次切り替えています。

Googleタグマネージャーでの設定方法を確認

上記の要因もあって、いっそ、Googleタグマネージャーで設定することが最適だと判断し、この方法で進めてみます。

※GA4に移行した場合、クリックイベントやコンバージョン、などカスタマイズ設定する場合もGoogleタグマネージャーから設定するとなにか運用上、効率的なので、おすすめまします。

先の手順の再掲です。

プロパティ作成完了後、プロパティの各メニュー「データストリーム」を選択します。

今回計測対象がWebサイトなので、赤枠、「ウェブ」をクリックします。

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設定で、Webサイト名と、ストリーム名を決めます。任意です。

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レンチのアイコンの「タグ設定事項」で、2つのパターンで設定方法が変わります。

・新しいサイトにタグを設定するか
・既存サイトに追加して設定するか(今回) 

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今回、既存サイトに追加して設定するか、ですので、

下記、一番上の赤枠「既存のページを…」をクリックします。設定方法が2つあります。

・GoogleAnalytics(今回)
・Googleタグマネージャー

今回、Googleタグマネージャーでまず設定を試みます。

一番下の赤枠、Googleタグマネージャーの設定の案内文を引用します。

ページに実装された Google タグ マネージャー コンテナを開きます
[タグ] > [新規] をクリックします。
[タグの設定] をクリックして [GA4 設定] を選択します。
この測定 ID「G-〇〇〇〇〇〇」を入力します。
全ページ(または測定するページのサブセット)のタグをトリガーするよう選択します。
タグ設定を保存して公開します。
 

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お手間ですが、一度Googleタグマネージャーの設定を進めます。

 

Googleタグマネージャーの設定

Googleタグマネージャーはアカウント作成等は、こちらから

それでは新規アカウントを作成していきます。


Googleタグマネージャーのアカウント作成

Googleタグマネージャーのトップページから、右上「アカウント作成」を選択します。

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アカウント名など設定していきます。

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利用規約の承諾にチェックをいれ、「はい」を選択します。

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Googleタグマネージャーのコードをサイトに追記

Googleタグマネージャーのコードをサイトに追記します。

1つ目のコードは、headというタグのはじめの方に、
2つ目のコードは、bodyというタグの直後あたりに、追記します。

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実際の今回サイトで、Googleタグマネージャーの1番目のコードをheadというタグのはじめあたりに追記した図です。

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WordPressの場合、headは、header.phpというファイルにあることが一般的です。

サイト内部からのファイルの記述は、WordPressの左メニューで外観、テーマエディター、などから選択できます。下記、header.phpを選択しています。

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次に2番目のコードを、bodyというタグの直後あたりに、追記します。

bodyもheader.phpにあることが一般的です。

下記、追記した実例です。

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新しいタグを追加(Googleアナリティクス)
Googleタグマネージャーのコードがサイトに設定できたので、次はGoogleアナリティクスの設定をします。

これらのツールの接続や、特定イベントの計測設定などの各設定は「タグ」というもので設定していきます。

それでは「新しいタグを追加」を選択します。

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タグの設定の右上、ペンマークをクリックします。

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タグタイプの選択です。Googleの他のツールとの連携は事前に一覧があります。

Googleアナリティクスの選択をします。

※今回サイトでは、Googleアナリティクス自体をGoogleタグマネージャー経由でサイトに設定していないケースです。
よって、Googleアナリティクスから設定し、次にGA4を設定します。

次に、このタグの「トリガー」を設定します、ペンマークをクリックします。

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トリガーにて、「All Pages」を選択します。

※トリガーとは「タグを配信させる条件」を設定するためのものです。
※この「All Pages」トリガーは、Googleタグマネージャーのコードが埋まっているすべてのページで配信する、という意味です。

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タグの設定が完了しました。

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保存する際に、タグ名を設定します。(任意)

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タグの設定、最後になりますが、GoogleタグマネージャーとGoogleアナリティクスの紐付けをします。

GoogleアナリティクスのトラッキングIDを下記赤枠に、追記します。

※トラッキングIDは、Googleアナリティクスのプロパティ、トラッキング情報、トラッキングコードにある、「UA・・・」というものです。

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新しいタグを追加(Googleアナリティクス_GA4)

次にGA4のタグを追加します。

Googleタグマネージャーのワークペース内、のダッシュボード、左メニュー、タグ、から「新規」を選択します。

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タグタイプを「…GA4」を選択します。

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諸々設定して、トラッキングIDを追記します。

※GoogleアナリティクスのGA4のプロパティで発行した「G…」のIDです。

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Googleタグマネージャーの公開

Googleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)、GA4のタグが設定できました。

最後に、運用開始するめの、右上にある「公開」をクリックします。

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リリースのバージョンやメモなど記載します。

※今後Googleタグマネージャーの設定を更新した場合、こちらの情報が履歴となり便利です。

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任意で入力し、「公開」をクリックします。

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リリースの情報が確認できます。

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これで、先のGA4のプロパティに戻って、左メニュー、「レポート」で「リアルタイム」で計測確認をします。

うまくいくと、下記のように計測されています。

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以上です。

ご活用ください。


設定代行もしくは手順解説しながらのサポートもいたしますので、お気軽に下記よりご相談ください。

【設定代行します】

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初期設定や、したい設定の手順を個別にレクチャーします。

下記、初期設定で頻出、おすすめ、しておきたい項目の参考一覧です。

■Googleアナリティクス(GA4)の基本設定

GA4のインストール
Googleシグナル
データ保持期間の設定
IPアドレス除外
Google Search Consoleと連携
拡張計測機能の設定
内部リンクのクリック数

※貴社ヒアリング後に設定対応
Google広告リンクの設定
参照元除外の設定
コンバージョン設定

■Googleタグマネージャー(GTM)の基本設定

GTMのインストール
コンバージョン設定
外部リンクのクリック数

※貴社ヒアリング後に設定対応
特定のボタンのクリック数
特定のURLのクリック数


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