進捗など 210117
案の定手が止まっている。
前にも言ったことだが、そもそも on photography にはすでに日本語訳が出版されているし、改めて読み返してみようと思った動機も単にその役が硬くて今ひとつ読みにくいからというだけに過ぎない。
そもそも論でいうと、なぜ「訳が硬い」と感じたのかを振り返るために、最近は既存の訳書を改めて読み返したりしている。
そこで気づいたことがいくつか有る。
例えば訳書の中で規定の事項として扱われている写真史上の出来事を知らない読者にとって、訳文をそのまま読み下しただけではまったく意味が取れない表現が多々あるなと思う。
また、文体が「である」調なのも気になるところ。 on photography は論考というよりは随筆である。「である調の随筆」ってなんかしっくりこないなぁというそんな程度のことなのだけれども、"on photography" を「写真論」と題して訳したことにも通づる根本的な違和感なのだろう。
作業を楽にするためには、まずこの訳書を読み下して硬いなぁと思う部分について原著を当たり、言及されている写真史上の出来事について注釈を入れる形で読み進めていくのが良いのかなというところに今は思い至っている。
以上、作業メモあるいは覚書としてここに記す。
明日は雪だそうです
ぼんやりと暮らしています(謎)