ネプシス⑥ トゥルー&ノーマル回収

 ネタバレするからな。いいな。

 しょーーーーーーじきまだ感情が荒れ狂っててまともな文は書けないと思います。多少の乱文はご容赦を、というやつです。
 あとなんかPSアプリとPS5が同期してくれなくてスマホにスクショ写せなかったんでスクショなしでいきます。撮りすぎたかな。


・全体について


 私が好きな作品を三つ挙げるとすると、「魔法少女まどか☆マギカ」「少女終末旅行」「終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?」の三作になると思います。
 めっっっちゃざっくり言うと、どれもどうにもならない現実の中でやるせなさを覚えながら、それでも微かな光を幸せとして握りしめるような話です。そしてまどマギはタイムリープもの、終末旅行とすかすかは方向性の違う終末もの。
 一番好き! と言っていたねぷ無印もまた、「滅びゆくゲイムギョウ界を救え」という煽り文のあるシリアスものです。ネプテューヌは最終的に親友と平和を得、女神としての力を失っています。
 お分かりですね。そもそもクオリティとかは関係なく、完全に性癖ど真ん中でした。ありがとう。ありがとう。

 私は、ハッピーエンドが得意ではありません。散々苦労したのに完璧に幸せになられると、どうにも薄っぺらいように思えてしまうからです。死人が伏線なく生き返るのが一番ダメです。
 バッドエンドはハッピーエンドより好きになりがちですが、手放しで好きではありません。普通に悲しいし、今まであんな頑張ったのに……という気持ちになるからです。
 結局、いわゆるビターエンドを好きになりがちなのです。何かを得、何かを失う。悲しくても前に進む。微かな希望は手のひらの中にある。
 ゲームはマルチエンディングができるので、完全なハッピーエンドも全然好きになれます。他にバッドエンドがあれば、幸運と覚悟の果てにそれを為し得たのだと思えるからです。それでも、ビターエンドの方が好きなのも事実です。
 ネプシスは、たとえトゥルーでも数多のものが失われています。それは例えばマジェコンヌが台頭しなければ生まれなかったシーリィであり、悲劇と共に失われた数々の優しい思い出です。
 私はネプギア・マホ・アンリの三人で博物館に行く道を辿り、ルウィーの変態紳士にキレるアンリをなだめる二人を見ました。ネプギアは覚えているでしょう。しかし恐らくマホは覚えていないし、アンリに至ってはネプギアと完全に初対面状態なはずです。時間軸が統合されたというのなら、Nギアの写真さえ残ってはいないでしょう。
 また、これから築く事はできます。それでも思い出が、絆が、覚悟が、涙が、希望が、絶望が、全て消えてしまったのも事実なのです。
 ネプギアは覚えている。それは優しい事でもあり、残酷な事でもあると思います。
 まどマギにて、数多のタイムリープを繰り返し唯一の親友を救おうとした暁美ほむらはこう言いました。「繰り返せば繰り返すほど、あなたと私が過ごした時間はずれていく。気持ちもずれて、言葉も通じなくなっていく。たぶん私は、もうとっくに迷子になっちゃってたんだと思う」。
 ネプギアは、マホにアンリ、更にユニ・ロム・ラムと沢山の感情を分かち合いました。しかし、ネプギア以外全員それを覚えてはいません。
 希望はあります。それでも、寂しい事だと思います。

・ゲハバーンについて

 基本的に、ゲームマルチエンディングは「何を選んだか」「何をやったか」で分岐していると思っています。
 ねぷ……そうですね、Re;Birth2で例えましょう。支配エンドへの条件の一つに、「魔剣の伝承を聞く」というものがあります。
 知ってしまったから選べてしまった。選べてしまったから選んでしまった。
 聖剣エンドへの分岐条件は、リリィランク……絆を高める事です。
 互いを信頼していたからこそ選ばなかった。他の結末を選べた。そういう事だと思っています。
 Re;Birth3は聖剣エンドからの続きですが、ネプシスはmk2→V→VⅡと繋がっているので、魔剣は未だあの世界にあるはずです。メガミラでも、イクスだっけ……なんかバリバリ敵っぽい奴が、メガミラ超次元のゲハバーンを回収しに来るイベントがありました。
 正直そこで私は「大丈夫なんか?」ともやっていました。何かまた世界に危機が訪れたとして、ゲハバーンを手に取ってしまうかもしれない。
 それに対する一つの答えが、グレイシスターの巡ってきた数多の時間軸の中で示されたと思います。
 トゥルーエンドでは、ゲハバーンは壊されていません。他時間軸で使ってしまった事もありました。つまり全然支配エンド的な方向に行く可能性があります。大丈夫か?
 ネプギア達の絆を信じましょう。

 また、ゲハバーンを使ってしまった他時間軸では、ユニとロムとラムがマジェコンヌに殺されていることが明言されています。ゲハバーンが喰らったのは、ノワールとブランとベールの命だけ。グレイシスターの持っていた欠片も、そこにネプギアの命が一つ加算されているだけです。
 そして、ネプギアはそのゲハバーンでマジェコンヌを倒しました。
 倒せてしまいました。
 支配エンドへの道のりの途中、ネプテューヌはゲハバーンで自分の命を奪うよう、ネプギアに言いました。

「いざ戦うときに、力が足りませんでしたー、じゃギャグにもならないんだよ。やれることはやっておかなきゃ」

 あの魔剣には、既に6人もの女神の命が宿っています。
 必要なかったんです。ネプテューヌの覚悟も。ネプギアの絶望も。
 もちろん、あのマジェコンヌは乗っ取り能力がないだけで素のスペックはネプシスコンヌより高かった、だから7人の命を喰わせないと倒せなかった、という可能性もあります。
 しかし、それもまた、推測でしかありません。

・タイムスリップに残された謎

 マホは、概ね四人います。
 「マホ」「グレイシスター」「崩壊世界のマホ」「もう一人のマホ」です。
 グレイシスターが過去をやり直している際、他のグレイシスターは出てきませんでした。その事から、彼女は同時間軸の過去に戻ったのではなく、別時間軸に渡ったのだと推測されます。
 更に、もう一人のマホは本来のあの次元のマホです。彼女の未来がグレイシスター、というわけではありません。同一時間軸の過去であるのなら、ここで矛盾が生じます。
 つまり……彼女の故郷にあたる次元が滅びたのも、ゲハバーンでネプギアが自ら命を立ったのも、他にも無数に転がる膨大な悲劇も、消滅はしていません。仮に本編の時間軸が救われても、他が救われることはなかったのではないでしょうか。この辺は、崩壊世界のいーすんも言っていましたね。付け加えると、トゥルーエンドでは時間軸が統合されているので、遍く全てが救われています。
 しかし、グレイシスターが一万年と二千年の時を超えてマホになるあの時間軸には、他のグレイシスターがいました。
 推測されるのは、シーリィでのタイムリープと時空崩壊による次元の裂け目でのタイムリープの仕様が違う、という可能性です。
 シーリィはあくまで時間軸を乗り換え、時空の裂け目は同一時間軸の過去へとグレイシスターを送り込んだのではないでしょうか?

・犯罪神マジェコンヌ

 マジェっち、昔はもっと「世界ヲ滅ボス!」みたいだったというか、多分守護女神は善性の概念による神であいつは悪性の概念による神だったのでは? と思っていました。Re;Birth2で工作とかで動いていたのはマジェコンヌ四天王でしたし。
 世界の破壊だけが存在意義で、そこに理由はない。守護女神は逆に世界の守護が存在意義で、恐らく見返りを求めてはいません。
 しかし、ネプシスのマジェコンヌはやや人間らしいというか……。理性を以て動き、わざわざいたぶったりもしています。まあRe;Birth2の頃から何故か女神を殺さず2年もえっちな感じで縛りプレイしていましたけど。
 乗っ取りをやる際、マジェコンヌは言っていました。死ぬのではない、魂が共存するだけだ、と。
 恐らくですが……ぴーしー大陸の女神の自我が混ざってしまったのではないでしょうか?
 あんま覚えてないんですが、Re;Birth2でギョウカイ墓場を器にしたマジェコンヌはなんかさらに怪物チックになってたような記憶が朧げにあります。嘘かも。
 女神の肉体を使うということは、すなわち女神の脳を使っているということです。女神には理性があります。結果、あんな感じになったのではないでしょうか?

 ここからはかなり根拠の薄い推測です。マジェコンヌの姿は、器に影響されていました。たとえばロムちゃんを乗っ取るな、殺すぞった際にはロムちゃんの姿のままでしたし、ラスボス戦もネプギアはマホの姿と戦っています。
 無印のマジェコンヌは、かつて善の女神でした。
 Re;Birth1、OVA1、V、四女神オンライン、はいすくーる辺りのマジェコンヌも、初めはどうであれ最終的に善人として落ち着いています。ぴーしー大陸の女神があの姿だとしたら、もしかすると別次元の善マジェコンヌだったのかもしれませんね。
 でもそれだとマホちゃんがマジェコンヌの妹になるな。
 嫌なので今のなしで。

・次元と時間軸について

 時間軸は次元より高位の存在であり、渡るには莫大なエネルギーと演算が必要だ、という話がありました。
 つまり、次元を渡るにも、いくらかのエネルギーと演算が必要なのでしょう。実際、神次元や零次元から超次元への帰還は大量のシェアを使っていました。いーすんが演算をやりもしていました。
 そこで、あのクッソムカつく顔をした黒いハエ虫の事を思い出してみましょう。
 次元移動の能力を持つ彼女もまたイストワール、或いはそれに酷似した存在です。エネルギー切れで次元移動ができない描写もありました。
 次元移動の能力とは、つまり次元を渡るための演算能力と、かなりの量のエネルギーを自動で回復する能力の複合だったのではないでしょうか?
 神次元イストワールと超次元イストワールで、スペックに差があります。
 それと同様、クロワールの元は更に高性能のイストワールだったのかもしれません。


 眠いのでここで終わります。
 また今度、色々ちゃんと冷静にまとめていくかもしれません。あとバッドエンドも拾わなきゃ……

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