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洋楽80's Journey 編

青春時代を共に過ごした1980年代の洋楽達。
数々の名曲が生まれた時代に少しだけタイムスリップして、愛すべき「洋楽80's」をあくまで個人的主観で紹介していこうと思う。
若い世代にも興味を持ってもらえると嬉しい。

第2弾は、Journey

Journey...
洋楽好きで我々の世代なら、知らない人はいない程、説明不要の超有名バンド。
結成40年超えの大ベテラン、まだまだ健在。

Journeyを知るきっかけは高校生の頃。
同級生にバンドマンがいて、彼らが学園祭の後夜祭で良く演奏していたのがJourneyだった。
特に「Lights 〜 Stay awhile」は印象に残っていて、大好きな曲になった。
◎Lights - Stay awhile 

 YouTubeより
本来は別々の曲だが、曲調が似ているからか、ライブでは「Lights ~ Stay awhile」 の流れで演奏する事が多くなった。このライブアレンジは個人的に気に入っている。

写真は全盛期頃のメンバー
左から、ジョナサン・ケイン(Key)、ロス・バロリー(B)、ニール・ショーン(G)、スティーヴ・ペリー(Vo)、スティーヴ・スミス(D)

Journeyは'73年の結成からメンバーチェンジを繰り返してきたが、黄金時代を築いたのがこのメンバー。
特にスティーヴ・ペリーがボーカルとして加入した事は、バンドにとって大きなターニングポイントとなった。
今なお、Journey の「顔」といえばスティーヴ・ペリーの名が挙がるほど。
長髪の甘いマスクに伸びのある高音で、多くの女性ファンを魅了した。
あの、We are the world にもソロで参加している。

このシーンに見覚えのある方も多いのでは?
スティーヴ・ペリーはソロアルバムも発表しており、1st.シングル「Oh Sherrie」は大ヒットした。
◎Oh Sherrie
 YouTubeより
PVでは、スティーヴが当時交際していた恋人(その名も「シェリー」)本人が出演した事が話題となった。日本でも自動車のCMに使用された曲。

1981年発表のアルバム「ESCAPE」をきっかけに、Journey は黄金時代へと突入していく。
ここから黄金時代三部作を紹介していこう。

黄金時代3部作・第1弾「ESCAPE」

◎Open Arms (Live)
 YouTubeより
もはや説明はいらないほどの名曲。
Journey 最大のヒット曲。日本では一番有名な曲で知ってる方も多いだろう。
後に、マライア・キャリーがカバーして世界的に大ヒットした。
少しこの曲のエピソードを紹介しておこう。
Open Arms」はジョナサン・ケインが以前所属していたバンド時代に作った曲だったが、当時のバンドメンバーから猛反対に遭い、陽の目を見ることはなかった。
そこ後、ジョナサンは Journey に加入、満を持してリリースしたこの曲は、皆さんもご存じの通り大ヒットとなった。
ジョナサンが Journey に加入しなければ世に出る事のなかった曲。
諦めずに強い想いで生み出した曲だからこそ名曲になったのかも知れない。

◎Don't Stop Believin'

 YouTubeより
アルバム「ESCAPE」のリードトラック。
2009年に米国のテレビドラマシリーズ『glee/グリー』で使用され、多くの国でトップ5内を記録し、大ヒットした。
同じ頃、日本でも某自動車メーカーのCMでも使用された。

黄金時代3部作・第2弾「FRONTIERS」

◎Separate Ways (Worlds Apart)
 YouTubeより
「カッコいい」という言葉が良く当てはまる、本当に「カッコいい」曲。
メロディーもサウンドもボーカルも、どれを取ってもカッコいい。
最近では、TBS系列「ワールドベースボールクラシック」、「WBSCプレミア12」のテーマとしても使用された。
これほどのカッコいい曲なのに、何故、どうして、あんなPVを撮影したのか…理解に苦しむ。ニコニコ動画やYouTubeで「果てしなくダサいPV」の不名誉な称号を与えられてしまった。
ここでは、敢えて「果てしなくダサいPV」のリンクを貼っておく。
どうか目を閉じて聴いてほしい。

◎Faithfully(邦題「時への誓い」)

 YouTubeより
Journeyには数多くの素敵なバラード曲があるが、その中で一番好きな曲。
この曲も「Open Arms」同様、ジョナサン・ケインの作品だが、ジョナサンが当時の多忙な生活の中で、愛する妻に会えない辛さを綴った曲。
後に、ブライアン・アダムスはこの「Faithfully」にかなり影響を受けて、「Heaven」を書いたと語っている。そして「Heaven」もまた大ヒットを記録した。

黄金時代3部作・第3弾「Raised On Radio」

◎Be Good To Yourself
 YouTubeより
イントロを聴くと気分も上がるノリのいい曲。
おニャン子クラブのバラエティ番組「夕焼けニャンニャン」で、新メンバーを発掘するオーディションコーナー「アイドルを探せ!」で使用された曲でもある。

◎Why Can't This Night Go On Forever(邦題「永遠への想い」)

 YouTubeより
Faithfully」の流れを踏襲した名バラード。
ジョナサン・ケイン曰く、「ライブが終わった後、ファンとの別れや寂しさをイメージした曲」との事。切ないメロディーからその想いが伝わってくるし、PVからもそれを感じる。
楽しかったイベントやライブが終わったあと、余韻に浸りながら聴くとこの曲の良さが分かる。
それにしてもジョナサン、羨ましい程にいい曲を書く。

1986年にアルバム「Raised On Radio」を発表後、ライブツアー中にスティーヴ・ペリーが心労を理由に脱退した事により、Journey は活動を休止せざるを得ない状況に陥った。

しかし、その10年後、黄金時代のメンバー5人が揃って再結成し、アルバム「Trial by Fire」の発表により見事復活を遂げるのである。

写真はアルバム「Trial by Fire」のジャケットと再結成当時のメンバー
この再結成は世界中のファンが待ち望んだ事だろう。
こちらは1996年リリースなので「80's」には当てはまらないが、活動休止から10年の歳月を経て、再結成し見事復活を果たした記念すべきアルバムだから、どうしても紹介しておきたい。

◎When You Love a Woman

 YouTubeより
とにかく聴いてほしい名バラード。
10年間のブランクを微塵も感じさせないどころか、さらに深みと厚みを増したサウンドには感動した。ハスキーがかったスティーヴの声にも男の哀愁を感じる。

◎Easy To Fall

 YouTubeより
ミディアムテンポながら、ドラマチックなメロディーが耳に残る。

ところが、残念なことに、このアルバムを最後にスティーヴ・ペリーは Journey から正式に脱退する事となる。このニュースに世界中の Journey ファンは落胆したことだろう。

それでも、Journey は前へ進む。
新しいボーカルにフィリピン出身のアーネル・ピネダを迎え、新しく生まれ変わる。
フィリピンで生まれ育ったアーネルは母親の死をきっかけに生活は困窮し、一時は路上生活を余儀なくされた事もあったが、諦めずに歌い続けた。
一方、ボーカルを探していたニール・ショーンは、YouTube にアップされたアーネルの動画を見つけ、スティーブ・ペリーを彷彿させるその歌声に衝撃を受け、すぐさま彼に連絡を取りオーディションを受けさせた。
そしてアーネルは見事ジャーニーのヴォーカリストとなった。

◎アーネル・ピネダ物語  " Don't Stop Believin' "

 YouTubeより

写真は2013年当時のメンバー
左からニール・ショーン(G)、ディーン・カストロノヴォ(Ds)、アーネル・ピネダ(Vo)、ロス・バロリー(B)、ジョナサン・ケイン(Key)

そしてバンドは今なお精力的に活動している。
新生 Journey の動画はこちらのリンクをご覧頂きたい。
◎Open Arms, Festival de Vina 2008

 YouTubeより
◎Separate Ways (Live In Manila)

 YouTubeより
◎Faithfully (Live in Manila)

 YouTubeより

ここまで Journey の名曲達と共に少し「」をしてきた訳だが、いかがだったろうか。
Journey にはここでは紹介しきれない名曲達がまだまだ沢山存在するので、YouTube などでお気に入りの曲を見つけて頂けると嬉しく思う。

音楽の旅は次の世代に受け継がれ、永遠の旅へと続いていくことだろう。

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