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魔改造物語・超番外編『JKの前でドレミメドレーした話』

去る昨年11月。

「せんせーカラオケ行こ!」

この一言が発端となり、私はカラオケへと連行された。

コロナ禍に、密室で、歌う。君?、一体、コロナ、対策は、どうなってるんだ?

私は当初鉄の意志で拒否した。

しかし…

松永先生「えー、最近の歌わからんなあ…」

いや、行く気かい。

JK「じゃあ鳥越先生も誘っていこ!」

⭐︎用語解説

・松永先生…某都府にある有名私立大学に在籍している普通の講師。低身長がネック。自身と精神年齢が同じ男子中学生の扱いは上手い。ただし、高校生になると「知能が追いつかない」ことを理由に指導を拒否する傾向にある。高校生を中心に指導している私とは職務領域があまり被らないため、非常に仲良くしている。

・鳥越先生…某阪府にある公立大学に在籍しているイケメン講師。某GENERATI○NSのボーカルに似てる。我々と違って女性人気が高く、受け持ちの女子生徒は恐らく男性講師陣最多。いわゆるエネミー。イケメンだが、我々と仲良しなのがネック。

…というわけである休日、私は時間外出勤@どっかのカラオケ屋を強いられることになる。

この話をリア友にすれば、

「良かったやんwロリコンとしてはこれ以上ないやろwwwww」

と全く相手にされなかったのだが、どう考えても憂鬱である。

なにせ私はロリコンである以上に、ケチである。

⭐︎年齢情報
・ワイ(21)、98年生まれ
・松永先生(21)、99年生まれ
・鳥越先生(20)、99年生まれ
・JK2体+男子高校生1体(17)、03年生まれ

もしかしてだけどォ〜

もしかしてだけどォ〜?

これってオイラが…


全奢りなんじゃないの〜????????????????????????????????????????

⭐︎参考資料
ジャ○カラの料金表

道中重い足取りで、私はカラオケ屋に向かった。

ワイ「とりあえずHIASOBIとキング・グヌ〜とハゲダンでも歌っとけばええよな〜wwwww」
鳥越「それ多分高校生達に取られて終わりっすよ」
松永「とりあえず誰もわからんアニソン歌うわwwwww」
鳥越「それ誰もわからないっすよ笑」

イケメンのツッコミ、世界一つまらない。

これが顔さえ良ければ全て許されてきた人間の末路か…。そう思いながら、我々は地獄へと到達した。

地獄での手続きを終え、ルームへと入る。

にしても何を歌えば良いかわからない。最近の曲を高校生どもと鳥越の野郎が歌い、松永はわけのわからないアニソンを歌ってJKにドン引きされる構図。こうなればLLNK_1206はギャグに走るしかない。オレらの時代は嵐、AKB、ファンモン、グリーン、いきものがかり、その他諸々だ。これならまだ高校生が理解できる程度で古い。ここを攻めればちょっとしたウケは狙える。フライングゲットはキンタ○ー。のお陰で面白コンテンツだしね。

しかし、調子が出てくると急加速したくなるのが精神年齢小学生・中高男子校・女子とはバトルするものだと未だに思っている生命体の特徴である。ここは実は中高時代死ぬほど来た記憶のあるカラオケ店。当時の私は、AKB48メドレー、卒業ソングメドレー、プロ野球応援歌メドレーなど陰キャラメドレーを連発して爆笑、もとい失笑を買っていた。

そして、その頃から1ミリも進化していない私は、禁断のメドレーを思いつく。

そう、ドレミメドレーである。

⭐︎補足情報
ドレミメドレー…ドレミにまつわる歌をメドレーする

1曲目:ドレミの歌(童謡)

ドはドーテイのド!
レはレイプのレ!
ミはミミズのミ!
ファはファックのファ!

と絶叫する21歳・実質無職。コンプライアンスなんて、ここにいる時点でフルシカトである。この時点では講師は若干引いていて、高校生は大爆笑していた。この時点では。
(注:さすがにレイプは言ってなかったと思う、童貞は言った。)

2曲目:ドレミソラシド(日向坂46)

「ドレミソラシド」は、日本の女性アイドルグループ日向坂46の楽曲。秋元康が作詞、野村陽一郎が作曲した。2019年7月17日に2枚目のシングルとしてSony Recordsより発売された。楽曲のセンターポジションは小坂菜緒が務めた。
(Wikipediaより引用)

ドレミドレミドレッ♪
こんな好きになると思っていなかった♪
夢中になるなんて生まれて初めてさ♪
一日中うわの空 君を想うとなんだか切なくなる〜♪♪♪

と痛々し…もとい甘酸っぱい歌詞を熱唱する21歳男性。画面に映る小坂菜緒ちゃんと河田陽菜ちゃんをペロリンガしたくてたまらなかったが、人権喪失に繋がるのでやめておいた。遠くのJKより近くのJKって言うしね。

3曲目:おジャ魔女どれみカーニバル

『おジャ魔女どれみ』(おジャまじょどれみ)は、東映アニメーションが約15年ぶりに制作した、オリジナル魔法少女アニメ作品。版権上、原作は東堂いづみになっており、コミック・ゲームなどメディアミックス展開した。
(Wikipediaより引用)

大きな声でピリカピリララ
はしゃいで騒いで歌っちゃえ
パパ ママ せんせ ガミガミおじさん
「うるさーい」なんてね火山が大噴火

もう20を超えたおっさんが幼児アニメの主題歌を歌う。これ以上ない地獄だが、(ケチには)多額のお支払いが待っていた私にはもう失うものはなかった。というか失いたかった。どうせ払うならネタを作りたかった、さらなる爆笑が欲しかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

松永「なっつwwwwww」
鳥越「ねーちゃんが歌ってたやつwwwwww」
松永「久しぶりに聞いたわwwwwww」
鳥越「よう思い出しましたねそれwwwwww」
JK「…?」
JK「…?」
DK「…?」


わろてんの講師だけ…?


⭐︎参考情報
おジャ魔女どれみ放送期間
1999年2月7日-2003年1月26日

高校生たち
2003年生まれ


私は悟った。


若いけど、もう若くないのだ。

と…。


⭐︎参考資料
カラオケ一人あたりの値段:775円
775×6=4,650
交通費:往復560円
ロリコン授業1時間あたりの対価:13○○円〜18○○円
ロリコン授業11月分:52時間
カラオケ滞在時間:6時間
ロリコン11月分実質労働時間:58時間
ロリコン11月分賃金:だいたい52-4=48時間分くらい

結論:58時間労働で賃金は48時間分となった上、メンタル的に消耗が激しい勤務を遂行

≪おしまい≫
p.s.もちろんコンプラ的にはかなりアレな行動のため、良い子のみんなは絶対に真似しないようにしましょう

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