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合コンでバケモノに出会った話

男子校・ロリコン・ガイ○。クソしょうもない高校生生活を送っていた私にも、合コンの話が舞い降りてきたことが一度だけある。

「歩く爆弾」「悪の権化」「秘密のままにしておきたい最終兵器」…。そう呼ばれてきた私が友人との合コンに誘われるのはなかなかない奇跡だった。

お相手は女子校。しかもただの女子校ではなく、めちゃくちゃ偏差値高い女子校である。どんくらい高いかっていうとトマ・ムニエの身長くらい高い。

生まれてこの方賢い女の子にほぼ出会ったことがなかった私は、賢い女の子とはどんなものなのか、それだけで楽しみだった。私自身全く賢くないし、地元は荒れていたので賢い女の子との繋がりなどなかった(どのくらい荒れていたかというと未だにそこの中学生が語り継ぐレベル)。
だからこそ、出会ったことのない生物を探しに行くような気分で精神年齢小学生の私はルンルンになっていたのだ。

しかし、その先に待っていたのは現存する最新の地獄だった。

「こんちは〜」
「こんちは〜、はじめまして〜、今日はよろしくね〜」

ここで私は顔が痙攣する。久しぶりに女性と会話して緊張しすぎた?それだったらまだ良かった。

向こうの私服がダサいのだ。

「女の子なのにこんなんでええんか…」と思わず呟きかけたくらい、その私服はひどかった。簡単に言うとし○むらで買った子供服レベルである。こんなのを堂々と高校生が着てるのもすげーなと思ったものだが、そもそもこの高校は制服がものごっついダサかった。どれくらいダサいかっていうと、関西圏で知らぬ者はいないレベルでダサい。ここまで言ったらほぼ具体名になって学校側から損害賠償を請求されそうなので書かないが、関西2トップである。ダサ制服界のズラタン・イブラヒモビッチとディディエ・ドログバである。その分私服にも無頓着になるのだろう、マジで小学生だった。背伸びしすぎたファッションにありがちな着られてる感もない。マジはじめてのおつかい。普段ジャージしか着てない私を下回ってくるとは思わなかった。

既に心は自宅に向かっていたが、足は仕方なく予約していた店へと向かう。場所は○○○で鍋屋だった。何鍋だったかは忘れたが、多分モツかキムチ鍋のはずだ。お断りしておくが、これは夏の話である。

それ以降の記憶はもはや存在を否定しているが、話した内容もひどかった。お互いが陰キャなので、自己紹介とか最近学校であった出来事系しかマジで話さない。しかも、学校であった出来事なんぞ男子校と女子校なので基本ロクなネタがない。尊師、唐澤、淫夢…

しかし、この中で一つ女子高生にヒットしてしまうものがあった。淫夢だ。

いやなんでヒットするんだよ

私「あー、あっつ、これアク取らなあかんな」
友「やりますねえ!」
女達「クッ…グフフッ…」

あのさぁ…

その後も細かいネタが入るたびに爆笑が生まれ、会話は徐々に真夏の夜の淫夢そのものと化してくる。と言っても私は所詮ネットでネタを知ってる程度で、本編はあまり視聴していない。だから細かいネタはわからない。男子校ネタで一番置いてけぼりを喰らう男子校生。まさに真夏の夜の悪夢だった。

そして私は察するのだ。

コイツらに対抗するためにオレが呼ばれたってわけか…

どこからどう考えても超一線級のバケモノと合コンセッティングしたワイ友の方がよほどキチガイなのだが、この当時の私は自分のキチ度合いに絶対的自信を持っていたので、そこまでは考えが及ばなかった。世界は私が思っている以上に広かったのである。

当然、キチガイとして絶対的プライドを持つ私はここで引き下がるわけにはいかない。女子とは戦うものだと小学校で学んだ漢・LLNK_1206はオニババとの抗争に挑むーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

見た目は小学生、中身はホモガキ

交換したラインは今でも持っているが、それが意味を為したことはない。

この件以降私は当該の学校と女子校全体を嫌悪するバケモノになった。また、「賢い女子」を嫌悪するようになり、必然的に頭の弱い子が多いロリを好きになったのである。

私のロリロリロリコンには正当な理由があり、
尊重されるべき性癖

だというのがフォロワー諸君もよくわかったことであろう。

ぺろぺろ

しかし1年半後、そのイメージを覆さざるを得ない事案が起こる。

つづく

と思った?こんなもん連載してたまるかアホ!ボケ!

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