【北海道・全市町村制覇の旅】日高町
【過去ブログより 2018年7月13日】
私は今、北海道の全179市町村制覇を目指して旅をしています。
2018年7月13日、16ヶ所目に訪れた市町村は日高(ひだか)町です。
日高(ひだか)町
日高(ひだか)町はちょっと特殊です。
上の地図をご覧になっていただければ、わかると思うのですが、2ヵ所に分かれているんです。
飛び地になっているんです。
旅の計画を立てている際に地図を見ていて、日高町が2ヵ所あったので表記ミスかなと思い、ネットで調べてみると・・・
【平成の大合併の際の大人の事情で飛び地になった】的なことが書かれていました。
飛び地になっている市町村なんて初めて見たので、面白いというか、驚きというか。
今回、私は上側の日高町から下側の日高町に向かうことにしました。
日高町のカントリーサイン
ひたすら山道を走る
毛虫も道路を利用してました。
道の駅 樹海ロード日高
平成28年8月の大雨による日勝峠の被害と復旧
お土産屋コーナーの向いにある広いスペースをいっぱいに使って、
【平成28年8月の大雨による日勝峠の被害と復旧】を紹介するパネルが展示されていました。
今から2年前の平成28年8月17日〜23日の1週間に3個の台風が北海道に上陸。
また、台風10号が北海道に接近した30日から31日の深夜にかけて、日勝峠周辺等にて局地的に猛烈な雨(観測史上1位)が降り、降り始めからの雨量は488mmを記録。
国道274号日勝峠の被害は落橋や盛土の崩壊など多数に及んだ。
進入困難な場所が多数あり、被災箇所把握のために自転車を使っての移動やラフティングによる渡河など、様々な工夫をしながら、被災状況の把握に努めた。
国道38号、274号の被害により、日本の「食」を支える道東エリアの命脈が危機状況に。
国道通行止めとなった8月31日、北海道開発局長からの要請により、NEXCO東日本は道東道の無料措置を実施。これにより、東西軸の交通を確保。
約3万4千人の人員と、1万6千台の建設機械を投入し、冬期、夜間を徹して復旧工事を推進。
平成29年10月28日、日高町〜清水町(36.1km)が通行止め解除となり、国道274号日勝峠全線が対面で通行可能になった。
↑の写真は14ヵ月にわたる通行止め解除を待ち望み、カウントダウンを待ちわびる長い車列です。
以上、簡単にですが、日勝峠の復旧物語を紹介させていただきました。
あと、パネルにあったこの写真↑、私がさっき写真を撮った場所です。
この写真です。あとで写真を見返していて、気づきました。
上下に並べてみます。
こんなことになっていたんですね。道路が濁流で丸ごと持っていかれています。だいぶ衝撃的・・・。
本格的な工事の前に工事車両のための工事用道路を作ったり、
冬期間は除雪をしてから工事を始めるなど、見えない大きすぎる努力のおかげで、今こうして普通に峠道を走ることができることを知りました。
なんかいたるところで工事しているし、道路は新品のように綺麗だし、どうしたんだろうとは思っていたのですが、
この復旧物語を何も知らずに日勝峠を通っていた自分が恥ずかしいです。
本当に感謝しかありません。道路があるって有り難すぎる。
日高山脈博物館
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