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転職した社会人2年目

・自己紹介
初めてのnote投稿となります。どんな感じで書いたらいいか迷いながら、まずは自己紹介から。
東京都調布市生まれ、そのまま実家で大学卒業まで過ごす。その後、地方や木材業界への興味から岡山県真庭市に移住し、現在2年目です。
好きなことは、「学ぶこと」「音楽」「人の気持ちに触れること」「森」「猫」などなどいろいろです。

・岡山県真庭市のこと
自己紹介の続きとして、今回の記事では真庭市での生活と転職した話をしようと思います。まずは真庭のことから。
真庭はとても良い所です。本当に多くの人に来て欲しいと思える場所です。
なぜこんなにも真庭が好きなのかを考えるといくつかの理由が浮かびます。
①人あたりの良い人たち
②文化レベルの高さ
③自然環境がきれい

①人あたりの良い人たち
⇒まず真庭市に行ってびっくりしたこととして、新しく来た人を受け入れる雰囲気が色濃いということでした。移住者が多い地域ならあるあるなのかもしれません。ですが、真庭は地方でありながら現地出身の方々もとても話しやすい雰囲気がかなりあるのではと思います。
通りすがりのおじちゃんおばちゃん、中高生、地域で活躍する大人、どの層にもかなりの人数付き合いやすい人がいる印象があります。
さらに、こんな地方ですがなぜか「各業界でも一線級の実力を持った人たち」が集まっている印象があります。
あくまでもまだまだ社会を知らないひよっこが持った印象ですが、こんな人日本中探してもそう見つけられないだろうって思う人によく会うのはなぜなんでしょうか。。。

②文化レベルの高さ
⇒ここ最近急成長中でもある真庭市の文化レベル。個人的に歴史や芸術、哲学や教育といったことに関心があり、これからの時代とても大切になってくる感覚があるのですが、移住者を中心にどんどんレベルが上がっています。
例えば、この2年のうちにミニシアター(「VICTORY THEATER」真庭市の映画監督(山﨑樹一朗)が関わる)ができ、すてきな民芸品屋(山窩 -旅とてしごと-)ができ、まちの音楽隊(大阪音楽大学で講師をしている方がトップとなり、僕も参加)ができるなどなど、いろいろと進んでいます。
さらに教育の文脈では、こどもの「やってみたい」を大切にすべく教育長や図書館館長など市をあげて子育て環境を変えていこうという取り組みが進んでいます(https://viva.maniwa.city/)。

③自然環境がきれい
⇒これってとても重要なことです。人口が4万5千人をきってきた真庭市では車こそたくさん走っていますが、都会ほどの密集感はなく、余地がたくさんあります。その中にはすてきな河川環境、盆地ならではの山が近い風景、何より澄んだ空気と山から降りてくる良質な水があります。
科学的な根拠なんてありませんが、都会で過ごすのとこういう環境で生きるのでは明らかに身体的・精神衛生的な観点で違いが出てくるように思います。もちろん、どちらの環境が合うかどうかは人それぞれですが。

・転職の話
2年目の終盤にして最初に勤めた会社から転職しました。
転職理由としては、数多くの理由があるのですが、大きくくくれば新しいことに挑戦してみたかったからということになります。
次に行く会社は「VUILD」という会社です。Shopbotという木材加工機の販売を通して「つくる」ことを拡げていきたいと考えています。

転職理由をあえて出してみると、
①小規模分散型の経済の実現に挑戦してみたい
②木材の可能性をもっと知りたい
③「つくる」ことを身近にして、多くの人に学ぶことの楽しみを感じてほしい

①小規模分散型の経済の実現に挑戦してみたい
⇒経済合理性ばかりが追い求められてきた現在の社会において、自然環境を破壊しながらの経済活動が当たり前になってしまっています。小規模分散型の生産活動であれば自然の破壊が再生を上回ることは少なく、かつ上回らないように調整することができると考えています。
さらに、現在の林業を見ると、日本の国土に木がありすぎることで、かえって林業家の収入を下げている側面が見受けられます。行政は森林管理の名のもとに市有林を伐採し、植林することを求められています。しかし、木を伐る理由は「伐った木を販売して収益を上げること」ではなく、「定められただけ木を伐る事」です。つまり、高く木を販売するインセンティブが働きづらい状況にあります。そんな木が数多く市場に流通すればどうなるでしょうか。むしろ販売できないと困る行政は安く売るようになることすら考えられます。
そんな市場に長い年月をかけて育った木を販売してお金になるのでしょうか?
現状では残念ながら林業家の収入は十分とは言えません。
そこで、小さな経済圏で木を販売して加工して最後まで作ってみようではないかという取り組みをしてみたいと思っています。市場とは違う仕組みでの流通が叶ったならば、市場価格とは無縁に近い状態での売買が実現する可能性を秘めているのではないかと考えています。

②木材の可能性をもっと知りたい
⇒これは単純な興味から来るものです。
まだまだ集成材やCLTといった使い方くらいしか詳しく知らない自分がどんな有効利用の方法があるのか、木材の可能性を知っていきたいと思っています。

③「つくる」ことを身近にして、多くの人に学ぶことの楽しみを感じてほしい
⇒自分の抱えている社会に対する問題意識として、「もっと考えて生きる人が増えてほしい」ということがあります。鴻上尚史さんや内田樹さんからの影響もあって、社会が良くなっていく要因として、ちゃんと社会について考える人が増える必要があると思っています。
「つくる」ことはあらゆることを考えることです。サービス化が進んだ現代において、「つくる」ことが外注されすぎていると感じます。衣食住の中でも特に『住』の物の領域はほとんどが外注に頼っている状況だと思います。
これをもっと主体的に捉え直し、自分で家まで建てられるようになったら楽しく、かつあらゆる危険性から解放されるのではないでしょうか。
考えることを伴うつくる行為はめんどうなようにも感じますが、その大変さが我々を豊かにしてくれる側面があると僕は考えています。
この「つくる」ことを拡げることが可能なのがVUILDなのです。

他にもたくさんの理由がありますが、主にはこの3つでしょうか。
今後の投稿で自分の持っている自然観や社会問題に対する考え方なども紹介できればと思います。

こんなにも長くなるとは・・・。
書き始めると止まらないものですね。
第一回お付き合いありがとうございました。


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