家のハムスターの態度がでかすぎるけど、なんだかんだと助けてくれるからしょうがない?37
第十二話 何かにはまる奥様 4
「はい。直接お話したいことがあるので、よろしければ奥様もご一緒していただけますか?」
俺はそう言って電話を切る。
合法的にあの冊子を手に入れる方法を思いついたのだ。
なんてことはない。依頼人の奥様が持っているのは知っているのだから、それを譲ってもらえばいいだけの話しだ。
後はその中身を精査して、警察に突き出せば無事解決という算段だ。
「すみません、池内です」
数時間後、依頼人である池内さんとその奥様がやって来た。
「奥