詰みの夜

深夜に漫然と死にたくなったので吐く。


自分はいつもどこかでボタンを掛け違えていると感じる。誰かと繋がりたいような、誰とも近づかずに独りでいたいような、もっと色々頑張りたいような、なんかもう全部面倒くさいような、そんな矛盾を抱えている。皆が当たり前に出来ていることができなくて、それを悟られないように必死に壁作って取り繕って。こんな日々もううんざりだ。

自分ばかりが上手くいかないと感じてしまうのは何故だろう。授業終わりに仲良さげに〇〇行く?〇〇いいね!などと楽しげに会話を交わす奴らが羨ましい。ハキハキと自らの意見を臆せずに表出して、周囲から一目おかれるあの人が眩しい。自分の興味を素直に追い続けた末に仲間や恋人見つけてマイペースに楽しんでいるあの子が妬ましい。皆それなりに上手いことやって器用に生きているなあと思うたび、自分のどうしようもなさに嫌気がさす。どう打破したら良いか分からないこの漫然とした日々をどう生き残っていけばいいだろう。

知り合いに、20代前半で精神を病み、狂い、社会人になることも叶わず、いわゆる子供部屋おじさんとして生をまっとうすることとなった人がいる。その親戚が病んだ年齢に刻一刻と近づいているわけだが、今なら何故その親戚が人生を棒に振ってしまったかが分かる。親元を離れて視野が広がって自分が背負ったどうしようもないハンデに気づいて絶望して、さあここから何を始めようかと思うも、手元は空っぽなもんだから路頭に迷う。あの人も若かりし頃にこんな絶望を感じたのではないだろうかとふと思う。

自分は物理的には満足の与えられる環境に置かせてもらっていたけれど、精神的に満たされたことはあまりなかったなと思う。テストで満点取ったって「それくらい当たり前でしょ」とあしらわれてほとんど褒めてはもらえなかったし、ゲームやテレビを制限されてそこに逆らおうとすると自分の存在全てを否定されて罵倒された。汚くて散らかった部屋がどうしても嫌で掃除しようとしたら勝手に物の場所をずらすなと理不尽に怒られ殴られた。自分がその日にあった楽しかったこと嬉しかったことを話そうとしたら今話しかけないでと心底どうでもいいわと言わんばかりにあしらわれた。そんな環境下に置かれてガチガチに固められて生きてきたから今更自由に自信持ってひとりで立ってられない。苦しい。


普段は健常者を装っていられるが、油断するとすぐに際限無くダメな人間になってしまう。自分の指向を認識できず、誰かを愛することもできず、この世の摂理を認められず、ただただ悲観的な感傷に浸ることしかできない愚かな生き物が自分の本質だ。


自分はこれからどう生き永らえていけば良いのだろうか。

もっと何か想いを馳せて深く彷徨って考えているはずなのに、文字に起こしたらたったの1000字と少しにしかならない自分の浅さにも腹が立ってきた。ここらで終わりにする。

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