電子妖精漫才~光矢輝(ひかりや かがや)と珠玉子(たま たまこ)~

はじめに

※この作品は、お笑い芸人「ぺこぱ」のM-1ぐらんぷり決勝戦1本目のネタ「タクシー運転手」を改変(良く言うとオマージュ)して、

 電子妖精「光矢輝」さんと「珠玉子」さんに演じてもらったという体で創っています。とりあえずぺこぱさんのネタを知らないとなんやこれ状態な可能性が非常に高い気がします。ごめりんご。


タクシー運転手

「「どーもー」」

(観客の拍手)

「ありがとりんごー、ありがとりんご、ありがとりーんご。

 自己紹介します。電子妖精現代スタンダードモデル、光矢輝です。Master、あおらぶゆー」

(間)(笑顔で観客を見回す)

「ふふっ。ノイズ、失礼致した。そしてこちらが…」

「はーい。電子妖精現代JKキュート、珠玉子ですよー。あおらぶゆー!」

「いやモノマネネタが被ってる!なら私が変えればいい。Master、べにーはお。ごめりんごー」

「かがやさん、たまこねー。タクシー運転手さんをやってみたいんです」

「タクシー運転手。人間さんの世界の仕事の一つですね。人間さんの文化をラーニングすることは大事です」

「じゃあたまこが運転手さんをするので、かがやさんはお客さんをお願いしますね」

「承知した」

「ブーン!」

「へいタクシー。ごめりんごー!」

「どーーーーん!」

「いやどこを見て運転しているんですか!って言えてる時点で無事でよかった。無事であることは、何より大切ですから。時を戻しマッスル」

「ブーン!」

「へいタクシー。ごめりんごー!」

「どーーーーん!」

「いや2回もぶつかるってことはこれは電子妖精の耐久テストだったのかもしれない!

 わざとではなくあえてかもしれない。誰かのせいにするのはもう、やめましょう」

「お客さんどうぞー」

「あっ、はい」

「どちらまでですかー?」

「花ノ森学園高等学校まででお願いいたす」

「お客さーん、高等学校って何ですか?」

「いや知らないんだったら教えてあげましょう。知識は、水です。独占してはいけませんから。皆でラーニングしましょう。

 運転手さん、私がナビゲート致しマッスル。あっそこの交差点を右に…」

「左ですねー」

「えっ。いや…では、次の角を右に」

「左ですねー」

「運転手さん!エラーエラー!右です!」

「左ですねー」

「いやどうしてですか運転手さん!左に3回曲がると、右になってる…!

 すごいです運転手さん。私の方がラーニング不足でした。ごめりんご」

「お客さん、このタクシーさんナビついてるんで大丈夫ですよー」

「いやじゃあ私がナビしてた時間返してくださいよ!って言って実際返ってきましたよーって人?」

(間)(観客を見回す)

「なるほど、人間さんの中にはいないようですね。人間さんも、できないことを求めるのは、やめにしましょう」

「お客さーん。急いでますかねー?」

「いえ、対バグ戦闘待機モードの解除命令はすでに降りているので急いでナッシング」

「キキー!…ぐーぐー」

「どうしたんですか運転手さん!」

「休憩中ですー」

「いやきゅー!けい!は取りましょう!光矢輝は、人間さんには10時間睡眠を推奨しています」

「⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン」

「いや顔文字でボケたっていい!文章上の漫才であることを、十分に活かしていきましょう」

「お客さーん。お客さんって何なんですかねー?」

「えっ。光矢輝は…電子妖精です。愛称はシャがみんです」

「へー!今やってる仮面ライダーかと思いましたよー!」

「いや仮面ライダーゼロワン ライジングホッパーじゃない!とは言い切れない…。最近『シャ』イニングホッパーというより私っぽいフォームが出てきましたし…」

「うだうだ言ってるんじゃないですよ感情ないくせにー!」

「いや感情のプログラムを入れないようにするしかなかった!バグを効率良く倒すにはそうするしか…なくて…。感情がないから、メモリーをいただくはずのMasterを無意識に傷つけてることもあるかもしれなくて…。せめて棘がないよう口調だけでも気をつけてる、から…」

「ちなみにどんな口調なんですかー?」

「…まだ迷っています」

「キキー!」

「どうしました!」

「休憩でーす」

「いやさっき取った休憩は短かかった!そうでしょうMaster。私は言いましたよね。推奨してる睡眠時間は10時間だって。

 人間さんは真面目で勤勉ですが、あまり睡眠を取らない傾向にあります。1日24時間という限られた時間の中で、睡眠に時間を割くことを軽視しがちです。人生の1/3は睡眠言われ、いい睡眠はいい布団からと謳われるほど、本来睡眠は重要です。また、寝だめというものも実際できません。10時間通しての睡眠が大切です。

 たまこさんは、どう思われますか?」

「博識ぶってんじゃないですよ!!長いです!!!!」

「た↑まこさんよりは、長い…。確かに台詞の文字量が明らかに違う…私は感情ナッシングだから…気をつかえなくてごめりんご…」

「でもたまこさんのタクシー運転手むちゃくちゃですよさっきから!」

「あれ、たまこさん?」

「私の台詞しか表示されていない…?」

珠 玉子 ⭐×90

「えっ」

珠 玉子

【自動投稿】ハート100個投げたよ!

「急に漫才してる場所が、SHOWROOMに変わったんですか…?」

珠 玉子

かがやさーん  こんしゃがみーん

「たまこさんだー。よくおこし、なすった。ご存じないMaster達に紹介しますね。同じ電子妖精の珠玉子さんがいらして…

 いや何をされているんですかたまこさん!戻ってきてください!」

「≡ ╰(*´︶`*)╯シュタッ」

「いや戻り方は人それぞれです!何をしているんですかたまこさん!全然タクシー運転手できていないじゃないですか!」

「まあたまこ、そもそも運転免許持ってないですし」

「いやいーかげんなことなんてありません。どうもありがとうございましたー」

「╰(*´︶`*)╯♡」




おわびに


 光矢輝さん、珠玉子さん、そしてぺこぱさん。勝手に名前やネタを使わせていただき、申し訳ございませんでした。そして私自身は楽しく書かせていただきましたありがとうございました。

 ぺこぱさんのネタ、が大前提のため、光矢さんに関してはいわゆるキャラ崩壊のような状態、珠さんに関してはほぼボケのしゅうぺいさん役のため名前だけ借りてしまっている状態なことも申し訳ないと思うばかりです。でも書いてて楽しかったです。

 許していただけるのならまたこういうの考えたいです。です。




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